表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/17

00;32「それで」

 「んでさ俺ら付き合ってんだよな。」

 

 

 「あぁ」

 「なんでさ、ショッピングしてんだっけ?」

 「お前の希望と俺の希望が一致したから。」

 「そっか。」

 

 今日はデートの日 遊園地でと思ったがショッピングに変更。

 だが

 

 「何が気に入らない?」

 「知るか。」

 「………」

 

 ベンチで休憩中、何が不満なのか分らない。敦もどうしようか迷う。

 美奈子が、稔が、好きなものは何だったのか忘れてしまった。

 

 「美奈子。」

 「ん?」

 「好きな食べ物でも食べに行くか?」

 「え?」

 

 

 

 


 


 

 

  「珍しいな。」

 「ん?」

 「いや。」

 

 “お待たせいたしました。コーヒーとビッグパフェでございます。”

 

 「けどさ、本当にどうした?」

 「?」

 「だからこいう事とか。」

 「………別に気まぐれだよ。」

 「変なの。」

 

 気まぐれにカフェにより、いつもとは違う話をする。

 

 「それで」

 「ん?」

 「俺の事好きなんだよな。敦は」

 「ぶっ!と、突然何言って。」

 「………」

 「………だ、大好きに決まってるだろう。」

 「………」(照)

 

 聞くんじゃなかった。お互い照れるばかりけど、確かにつながって

 

 “あれー?敦君?”

 

 「あ、クラスの」

 “どうしたの?今日は”

 “だれ?”

 “同じクラスの人、この前話した小説の”

 “あ、あれ。すっごく面白かったよ。”

 

 「………あ、ありがとう。」

 “あ、そうだ。挿絵だけどもう少し違う人がいいんじゃないかな?”

 

 「え?」

 

 「(はい?どいう……)」

 

 “なんとなくイメージが違う気がしてな。”

 「そうですか。御意見ありがとうございます。」

 

 さらに気にいらない

 “俺だけの敦で俺だけのイメージでされにも邪魔されたくないのに”

 デートでいい気分だったのに

 

 “ではまた”

 “次の作品待ってマース!”

 「えぇ。」

 

 「………(つまらない、俺だけの……)」

 

 「みな?」

 「え?、な、なに?」

 「いや、なんでも」

 「そ、そう………」

 

 ギクシャクする一瞬で話し方を忘れそうで  けど

 

 なんだか 楽しくない

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ