MEMORY DELETEなんて展開漫画だけと思うなよ! 2
嬉しいです
PVがどんどん増えてることがとてもうれしいです
みなさん感想とかどんどんくださいね
誤字・脱字なら余計に・・・
みなさんこれからも、学誰見てね!!
学誰ってなんだww
・・・?
俺は大きな家へ連れて行かれる
「どうですか一葉くん思い出せそうですか?」
綺麗ねねぇーちゃんは
変なことを言う
「思い出すも何も」
何を?
だけど俺は小学三年生でありながら
なぜかもっと長く
より長くこの世界を生きていた気がする
俺は体が震える
なんだろうか
体が旋律する
思い出せない
そのことが嫌で仕方ない
心に深く刺さる
その棘のような痛み
・・・痛み?
「うわぁあああ!!!!!」
「一葉くん!!?」
苦しみだす俺にほ・・・し・・・
「うわぁあああああああ!!!!!!」
痛い辛い
もう何も思い出したくない
涙が止まらない
なんでだ・・・
新しいのに
新しいのに・・・
その記憶は遠いようで
新しいんだ
もう少しなのに・・・
俺は掴めそうな何かを手放した
そうだこの記憶は俺のものじゃない
そう決めつけて
少しフラッシュバックされた過去を消し去る
辛い辛すぎる
俺には荷が重すぎる
そう思いながらも
俺は美人のねぇーちゃんの前から姿を消した
そのねぇーちゃんが寂しげに俺を見ていた
それはなんだかとても辛かった
そういえばあのねぇーちゃん
あの子と似てるな
そのあの子とは
俺が虐めを受けていた時
話しかけてくれた
あの子に・・・
名前は確か・・・
星野 佳奈多
その名前は鮮明に覚えている
「・・・まさかな」
俺はあのねぇーちゃんと星野が似ていると
感じていた
次に向かったのは
翔子ちゃんの家だ
翔子ちゃんは何も言わず
ただ「どうぞ」
と、小さな声で言った
俺が好きとか言ったから
照れてんのかな?
そんな翔子ちゃんも可愛い
みんな変わってしまった
世界が変わってしまった
置いて行かれた中
翔子ちゃんだけは待っててくれた
俺はそれが嬉しかった
そう言えば
「翔子ちゃん返事は?」
俺は返事を聞いてない
かなり困惑な表情をされる
そして顔が真っ赤になった
「いやあのそのぷぇー?」
おかしくなって笑ってしまう
翔子ちゃんは可愛いな
その後おじさんたちとも話したけど
あのねぇーちゃんみたいに心に棘のような感覚は訪れなかった
それは翔子ちゃんが変わっていなくて待っててくれたから
「翔子ちゃん返事」
「えっとそのぉ・・・
今の一葉には彼女がいるから・・・」
その言葉を聞いた瞬間
全身に棘のような感覚が
「うっ・・・」
頭が痛んできた
俺は膝をついてしまう
「一葉!?」
翔子ちゃんが心配してくれる
「一葉はね今記憶がないの」
そう言われると暑い夏が凍えてくる
思いだしたくない
深い溝に落ちてしまった
なにか
それは記憶・・・?
しょ・・うこ・・・
もう少しなのに
足りない
なんだこのすっきりしない感じ
「もういいんだよ私嬉しかった、好きって言われて・・・
でもねどうして小学生の記憶になったあなたが私を認識できるかっていうとね
私はね・・・」
「だめだ」
それ以上はなにかが受け付けない
「翔子は翔子だろ」
それは変わらない
「思い出したの?」
「なにが?翔子ちゃんなにを思い出したの?」
「子供のあなたには言ってもいいかな」
面白い話かな?
「これはね、もう繰り返されたことなの」
なにを言ってるんだろう?
「同じことを何度もやってるの
これはもう34億7743万回目の今日なの」
俺には理解できない
「なんだよそれ・・・
さっぱりわからないよ・・・」
「時期にわかるよ・・・
私たちの願いが」
たち?
「面白い話じゃないよ・・・
意味不明だよ」
「この言葉が理解できたあなたは
本当の強さを兼ね備えた人になってる」
「えっ・・?」
「本題いくわよ」
真剣な顔だった
その時俺は意識を失った
薄れゆく意識の中で
翔子ちゃんの
翔子の涙が見えた
「さよなら」
そう言った気がした
目が覚めた時
俺は・・・
取り戻していた
すべての記憶を
だけど忘れられない
いや忘れてはいけない
俺には記憶喪失時の記憶がある
翔子は確かに言ったんだ
今日は30億位だって
なんなんだこの嫌な気持ちは
そうだ
普通に考えて
優香すら認識できなかった子供の俺に
翔子を理解できるはずはない
おかしい
世界が狂いだした
そんな気がした
俺は一人世界に入れていない
そんな気がした・・・
翔子の言葉を思い出せ・・・
繰り返されたこと・・・?
なんなんだ
それ
まるで翔子はすべてを知っていた
そんな声だった
でも言ってた
さよならって
あれはなんなんだ・・・
泣いてた
あの涙は俺の心を深く
えぐりとった
みなさん
予想はついてきましたか・・・