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学生が誰でも青春送れると思うなよ!  作者: 文乃 拓夢
これで終わりと思うなよ!
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2/10

ありきたりの展開だが誰にでも起こると思うなよ!

俺は次第に状況をのみこんだ


ただでさえ同じ屋根の下

それに加えて同じ部屋!?

展開がうますぎだろ


「うまっ!!」

思わず口走る

「えっ!?」

ちょっとひかれる

咳払いをする

「あのさ、お風呂入りたいんだけど」


俺は話を変えるために

お風呂に入りたいと言ってしまった

正確にはじっくり考えたい

もちろん一人で


そしてお風呂へ

とても広いとは言えないお風呂が

逆に新鮮味をなくしてくれる

そして浸る


そして今日の出来事を振り返る

今日だけでどれだけイカレタ青春を過ごしただろうか

まさに非現実だぞ

幼馴染でもない女の子の家

さらに今日だけ同じ部屋で寝れる


俺は体を洗う

汚れちまった

大切なものも洗う

なんだそれ

一人でボケてつっこむ


それにしても・・・

誰なんだ

雨宮なんて女の子の友達いなかった

てか俺は


小学生の頃いじめられて

友達なんてできなかった

だからいつもあの公園で

ジャングルジムのてっぺんで

夕暮れ空を見ていた


そしてあの子は

神奈川ここにずっと住んでいるであろう

そしてそのいじめられていたシーズンに友達になったという

まさかいじめっ子の主格?

そんなわけない

その主格の名前は忘れもしない

新野しんの実花みか

女でありながら

男も束ねていた

頭がとても冴えていた

女の子だ


それにして・・も?

うん?

ちょっと俺の過去をプレイするよ

いいかな?

・・・よしGOだ!!


あの日も殴られた

そしていじけて夕暮れ空を見ていたんだ

強がって親にはいじめられてない

と、口走った

そのせいでいじめはエスカレートしていた


あの日俺はまた空を見てたんだ

思い出せ

そうだ

思い出せ

あの時

思い出せ!!!!

っ!!!


「そうだったな」

思いだした全部

翔子は・・・大切な友達だ

俺はどうして忘れていたんだ

何度も遊んだじゃないか


お風呂を上がる

そして翔子の部屋へ

「翔子!!」

俺が急いできたので

翔子もびくってなっていた

「ごめん!!」

俺は深く頭を下げた


「俺!!ずっと忘れてた!!

翔子が初めての友達ってこと」

翔子は思い出したのか涙をながす

「やっと思い出してくれたんだ」

その涙は幸せの涙だ

笑ってくれた

俺はもう一つ詫びる

「なにも言わず引っ越してごめんな」

「もういいよ、今日はもう遅いよ寝よう」

「そうだな、おやすみ翔子」

「うんおやすみ一葉」

もちろんだが!!

俺は床で寝ている

翔子はベッドだ

おい!だれだ夜這いしろとか言ったやつ


翔子はかなり可愛くなったな

「えっ!?もう一回言って!!」

「だから、翔子はかなり可愛くなったなって・・・

ええぇーー!!!」

なんちゅう古典的なミスをしてしまったんだ!!!

頭で考えてることを口走るなんて

「私・・・かわいい?」

「お・・おう・・・」

恥ずかしい!!!

だめだ

耐えられない!!

この空気やばい!!

早く寝たいけど眠れない!!


気がつけば朝だった

寝れなかった

翔子はぐっすりだ

寝相悪い展開に少し期待した俺を笑いたきゃ笑えよ

「翔子朝だぞ」

俺は翔子を起こす

寝起きも悪くない

ちょっと悪い展開に期待した俺を笑いたきゃ笑えよ


翔子が服を脱ぎだした!!!

「ちょっとまって!!!」

心の準備が

「きゃあ!!はやくでていってよ!!」

俺は全速力ででていく

俺はこのパジャマとして使用していた

制服のまま行く

この学校は私服OKなのだ

翔子が私服ででてくる

白い純白なワンピースにデニムのピンクスカート

・・・子供か!!!


俺は何も言わず翔子と階段を下りた

ニュースを見ながら

翔子のお母さんお手製の食パンとコーヒーを飲む

朝って感じだ

「そういえば翔子はどこの学校なんだ?」

「私は夕日学園だよ」

夕日学園はまさしく俺が受かった高校であった

「俺と一緒かよ!!」

しかし俺の待遇は今更だが俺は10人神とにんしんだ!!


10人神とは

10人だけに与えられる

特別な待遇である

夕日学園だけその制度がある

俺はその2番目

つまり学園次席の頭脳ってことさ

今更だが自慢してやろういいだろう


「10人神って授業受けるの自由だからいいよね」

それが第一の待遇

授業がさぼれる

まぁー俺は青春のために

通うがな!!


そして7時30分になった

「翔子そろそろ行こうぜ」

「・・・・うん」

小さく頷く

どうしたんだ?


外に出るなり

俺は「もうちょい大きな声で言ってくれよ」

と言って見せた

「恥ずかしいもん!!」

おお

すごい強い理由だ!!

今更だがこんな可愛い子の隣を歩いてることを恥ずかしく思えてきたぜ

「翔子っ頭良かったんだな」

夕日学園は変な規則が多い割に

割と頭がよい

少なくとも偏差値70はいるであろう

「まぁー中学校では一位だったよ」

「そうなのか・・・」

ちょっとまて

「お前・・・10人神か!?」

「そうだよ?3位だけど」

あぶねぇーー!!!

「まさか・・・一葉も?」

「あぁー次席だ」

「えっ!?」

冷たく驚かれる

なにか地雷踏んだか?

「たしか主席と次席って生徒会に入らないといけないんだよね?」

「たしかそうだったかな?」

「しかもこの学校変だから」

この学校に謝れ

「生徒会って二人なんだよね?」

「そうだったな」

翔子が軽く挫折した


「もう少し勉強すればよかった・・・」

「そういうなよ

俺だって精一杯勉強したんだぜ

俺に負けただけで悔むなよ」

「そうじゃにゃいのに・・・一葉のバカ・・・」

なんて言ったかわからないくらい小声だった


夕日学園到着!!

恐ろしく大きい

ちなみにこの学園の男女比は4対6で男性がちょい少ない

「じゃあ俺二組だから」

「帰りも一緒に帰ろうね!!

門で待ってるから」

そう言って俺たちは別れる


気がつけば午前の授業は終わっていた

ちなみに俺は学食派だ

学食でぱぱっと食べる

知り合いとは誰とも会わなかったな

そして食い終わり教室に帰ろうとする

その帰りの廊下


「きゃあ!」

「おわっと!!」

誰かとぶつかる

「ごめんなさい」

「こちらこそ前方不注意で!!」

そして良い香りがする

「良い香りだ」

「何を言ってるんですか?」

またひかれる

これで人にひかれたのは二回目だ

確かに彼女が落としたのはなにかの資料だ

つまり良い香りだったのは

彼女の髪か・・・

変態か!!


俺はその子が落としたしりょうを拾うのを手伝った

そしてその子と別れた

よく顔は見なかった

その去り際大勢の男子に詰め寄られる

「きみ!!幸せものだ!!!」

「うらやましい」

「良い香りだと!!!」

20人くらいが詰め寄ってくる

なんだなんだ

「なんですか!!いきなり!!」

「君は知らないのか!!

あの子はこの学校で一位二位を争う美少女なんだぞ!!」

「そんなことぶつかった君は幸せ者だ!!」

俺はうざかったのでスルーする

あっ!今の面白くない?


だけど今更後悔

あの子の顔を拝んでいない

俺は少し気を落とす

まぁー可愛い子なら翔子がいるしな


そして午後の授業が終わった

その後俺が呼ばれる

「えぇー秋篠は生徒会に行くこと」

まじか!!

翔子に電話する

「なに?」

「ごめん今日生徒会だ」

「えぇー!!でも待つ!!」

すごい声が聞こえた!!

「わかったよ

風邪引くなよ」

「わかったよ」

何がわかったんだろうか


そして生徒会室前へ

「失礼します」

「どうぞ」

中から聞き覚えのある声が

このお決まりの展開

皆様察しているだろう

お昼の少女だ!


俺はゆっくりとその扉を開く

そこには会長のワッペンをつけた超絶美少女が座っていた

俺は思わず見惚れてしまい

立ち尽くす

「なにをじっとみているのですか?

私とキスでもしたいんですか?」

直球な質問だな!!

だけど思わず口がすべる

「ゴメン

こんなに美しい人もいるんだなと思って」

しまった!!

俺の悪い癖だ

「そうですか

座ってください」

あれ?

手ごたえなし?

そうか可愛いっていい慣れてるのか

「それでは自己紹介をしましょう

私は学校主席 星野ほしの佳奈多かなた

うっすらとしている唇

今にも壊れそうなくらい儚げだ

そして凛とした目

何もかも見抜かれそうな心を読みそうな

何にでも染まりそうでもある空の色の瞳

そして長髪銀髪はまるでイギリスの人形のようだった

綺麗だ

もう言葉では表現できない

美しすぎる

俺は心が躍る

「俺は秋篠 一葉よろしく」

なんかしょぼいな


二人きりの生徒会の仕事

しかしそれはかなりかかった

翔子にはさき帰れとメールしておく

気がつけば夜7時だった

「疲れたぁー」

「お疲れ様です」

「あれ?星野って寮?」

「残念なことに家です」

「誰も言ってねぇーよ」

なにが残念なんだ?

今更考える


門には翔子はいなかった

携帯には了解

と、素っ気ないメールがきていた


「私はこっちなので」

街灯もない夜道を一人で行こうとする

さすがに心配だ

「悪いが付いていくぞ」

心配になる

「お節介ですね」

それはきてもよいということだろうか

俺は星野の後ろを歩く

これはこれでやばい

夜の道

明かりもない

二人きり

真っ暗

「だめだ!!耐えるんだ!!一葉!!」

小さく気合いを入れる


俺はここまでの青春はないと思う

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