番外片 暗黒少女と登場人物の黒い帳簿もしくはブラックリストあるいはインタビューという名の紹介
まず最初にこれを読まなくても本編に影響はありません。
簡単なキャラ紹介を小説と挿絵で行なっているだけの内容です。
文章だけ読んでくださる方は挿絵をOFFにして、挿絵も見るよーという方はONにして読んでください。
文章だけでも読めますが挿絵になぞった話などもあるのでそこはご了承ください。
最後にもう1度。読まなくても本編には影響ありません。イメージをこわしてしまう可能性があります。
では初めての番外編よろしくお願いします。
というわけで私よ。柏部。
まぁ、普段全くと言っていいほど活躍がない私だからすでに何人か忘れている人もいるんじゃないのかなんて不安はもちろんあるわけだけれど。
私初めての語り部ということで少々気合を入れたいと思うわ。
正直やる気なんか到底湧かない内容だけれど。読む方も苦しくて見るに耐えないものになるかもしれないけれど、そこは多めにみて頂戴。
だから今のうちに言っておくわ。
この文章は読みたい、でも挿絵はちょっと・・・イメージが崩れるのはちょっとという人は挿絵をOFFにして楽しみなさい。
挿絵も大丈夫という方はONにして読むと何倍も楽しめるはずよ。
だってこの話は番外編であり、読まなくてもなんらストーリーに影響はないけれど、それでも挿絵を中心にした話がなされるのだから。
あのキャラのイメージがどうしても掴めない、またはどのような感じなのだろうという興味がある人もぜひ挿絵ONにして楽しんで欲しい。
そんなわけで久々に学校へ行きましょう。これからインタビューらしくものをしなければいけないみたいだしね。
というわけで暗黒少女の黒い帳簿の始まりよ。
〇
ケース① 【色花】の場合
「えぇとなんでしょうか?」
「いえ、インタビューをさせてもらいたくて」
「私にですか?」
「はい。色花先輩にです」
「わ、私でよければ」
「そんな緊張しなくてもいいですよ。ではまず、その頭についてるかんざしってなんなんですか?」
「これはただただかんざしです。私服は着物なのでそれに合うように学校にもつけてきてるんですけれど・・・正直つけかたが分からなくて。結局適当でぐちゃぐちゃになってしまうんですよね」
「なるほど。では無難に好きな食べ物などは?」
「味噌汁が好きです。味噌汁に限らず和食が」
「イメージ通りですね」
「そうですか?でも中華や洋食な嫌いなわけじゃないんですよ。ラーメンとかも普通に食べますし、酢豚にパインは合わないとかそういうのまで分かりますよ」
「着物でラーメンってシュールですね・・・。では普通に何でも食べれると」
「いえ、それが恥ずかしい話なのですけれど、私どうにもピーマンが食べれなくて。あの苦味がどうしてもダメなんですよね」
「そうなんですか。いやはやギャップ萌えというやつですかね。全然恥ずかしがることないですよ、それはむしろ全面に押し出していくべきです」
「で、でもいつかは食べられるようになりたいとおもっています」
「では趣味はなんでしょうか?」
「趣味はないんですよね。強いて言うなら読書でしょうか。でも最近受験勉強で忙しくてなかなか読めなかったりします。なにか他の趣味が欲しいのですが」
「てっきり占いかと」
「もうこりごりですね。部活も潰れて今や帰宅部ですし、それにしばらくは関わりたくないって感じがします。文系少年のためにもね」
「それはよかったです。救った方も救いがいがあるというものですよ。では以上色花先輩でした、ごきげんよう」
ケース② 黄味の場合
「なになにー?これ何の遊びー?」
「インタビューよ。いいから座って頂戴」
「楽しいー?楽しいー?」
「知らないわよそんなの。あなたが楽しくしなさいな。というわけで今回は色花先輩の部活の後輩であった黄味さんです、どうもよろしく」
「よろしくー」
「では最初に好きな食べ物は?」
「ガム!」
「・・・・・・・・・次。趣味は?」
「ゲーム!」
「・・・・・・・・・あなた話を広げる気はあるのかしら?」
「え?なになに?これすぐ答えるゲームじゃないの?」
「だからインタビューだって言ってるでしょうに・・・では次。イメチェンしたらしいわね。髪をばっさり切ってそれに・・・なにそのカエルの帽子」
「可愛いでしょー。カエルカエル。横で巻いてる髪が邪魔くさくて大きめのサイズなんだけどそれがかえってオシャレみたいなねー、まぁ、生徒会の人には注意されてるけれど」
「それにスカートまでヒラヒラつけて改造してるじゃない・・・」
「うん、まぁ、これも注意されてるんだけどねー。ほら、黄味ってやったゲームの影響受けやすいから最近やったギャルゲーに影響うけちゃったんだー」
「そうなの・・・分からないでもないわ。私もそういう人間だから。では最後に。今でも色花先輩とは関わりがあるの?」
「あるよー。それどころか遊んだりもしてるー。さすがに最近は受験勉強で無理だけど秋ぐらいにはカラオケ行ったりしたかなー?」
「あなたは分かるけれど・・・あの人歌とか歌うの?」
「うん、時代遅れであるような曲ばかりだけれどね。ひと昔前のアイドルの曲とか」
「全く想像できないわ・・・というわけで黄味さんでした。ではまた次回、ごきげんよう」
ケース③ 黒曜石の場合
「お次は黒曜石さんです。どうもよろしく」
「よろしくです、柏部未海」
「ていうかあなたあの男の近くにいなくても平気なのかしら?」
「あの男って七実未空ですか。まぁ、今のところは平気です。というか別に離れられないわけじゃないんですよね。地縛霊じゃなくてさまよっている普通の霊みたいな感じです」
「わかりにくいわ」
「うらめしやー、なんちゃってー」
「では次」
「あなたには笑うという概念がないのですか・・・?」
「好きな食べ物は?というか食べれるの?」
「存在しているときは飲食できます。好きな食べ物は・・・ジャムパンです」
「じゃ、ジャムパン・・・?なかなかいないわよね、ジャムパンが一番好きな人」
「そうですか?あんなに甘くておいしいものがたっぷり入ったもちもちのパンって絶対おいしいと思うんですけれど」
「確かに嫌いな人というのはあまり聞いたことないわ。では次。あなたのその頭についている花はなに?キレ〇ハナを意識しているの?」
「いやそんなわけないじゃないですか、可愛いですけれども。これはたんに黒曜石の趣味です。この服だってメイド服じゃありません。ですがメイド服と間違われやすいので思いきって頭でふざけてみたんですよ。どうですかこれ?」
「えぇ、いいと思うわ」
「適当!」
「えぇと趣味は?」
「散歩ですかね。外の世界って面白いんですよ、これがまた。車とかなんですか、あれ。あの速さで走るものがあっていいんですか」
「というわけで知識が紀元前で止まっている黒曜石さんでした」
「なんでそんなに悪意だらけ!?」
ケース④ 下野双葉の場合
「というわけで下野双葉さんです、よろしく」
「よろしく。ってなにこれ・・・双葉これから部活なんだけど」
「ごちゃごちゃ言わないの。えぇ、では女子バスケ部で一番足が速いという噂があるのだけど、それにしてもあなたその胸どうしたの?」
「前半が丸々関係ないじゃない!」
「いえ、だっえそれどうしたっておかしいわ。その身長でそれはありえない。みんなが期待しているのは背が低い=貧乳という方程式なのに」
「初めて聞いたよ、そんな式・・・」
「では一体どのぐらいの大きさなんですか?」
「言わないよ!もう胸のことはいいから次いこうよ」
「もしかしてコンプレックスだったりするの?」
「いや・・・まぁ・・・」
「なるほど。どんなにイケメンで美女でも必ずコンプレックスがあるというように必ずしも胸が大きいことがいいことにはならないと。深いわね」
「それはあなたが勝手に言っただけだよ・・・」
「ではこれで終了です」
「えぇ!?もっとなんか聞いてよ!」
「部活あるって言ったじゃない。行ってもいいわよ」
「さすがに胸の話をして行くわけには・・・」
「じゃあ趣味と好きな食べ物」
「おざなり・・・。趣味は走ることかな?毎朝、毎晩走ってるよ。最初は習慣化しなくて大変だったけど慣れればいい運動になるし、ストレスも発散できるんだ。食べ物は・・・チャーハン?」
「チャーハン・・・だから太るのよ」
「なんでそうなるのよ!気にしてるのに!」
「いいじゃない。胸が大きくて」
「また話が戻った!?」
「では下野双葉さんでしたー。ったくあの男はこの女のどこが好きなのかしら」
ケース⑤ 高松の場合
「というわけでどうも、高松小鳥さんです」
「え、えと・・・どうも。というかなんで夏服なの?もう冬なんだけど」
「露出高いほうが記事にしやすいのよ」
「なんか場合⑤ではもう貫禄でてるよね・・・未海ちゃん」
「それでは最初に好きな食べ物から」
「好きな食べ物は・・・えぇと、その・・・ねりあめ」
「な、なんですって・・・?」
「ねりあめ・・・」
「ね、ねりあめ・・・。これはまた個性的なものをお好きで・・・」
「飴が好きなんだけど・・・ねりあめは別格」
「そ、そうなのね・・・。では次。趣味は?」
「読書です・・・。一応部活にも所属してるから」
「本を読む時間なんかあるの?だってほら、あじさい荘ってすごい騒がしいじゃない」
「うん・・・でも楽しいし。みんなと遊ぶのも面白い」
「そういうものかしらね」
「いや、未海ちゃんが一番はしゃいでたよ、昨日」
「ではなぜ七実美空が好きなんですか?」
「え、え!?」
「いや、だってほら、番外編とはいえ話を進めないと誰も読んでくれないわよ」
「でも番外編でがっつり進むのも・・・というか恥ずかしいので嫌です・・・」
「やっぱりダメか。言ってくれればラッキー程度だったんだけれど」
「うぅ・・・」
「そこ、縮こまらない。恥ずかしがってたら前に進めないのだからね。というわけで小鳥さんでした」
ケース⑥ 山梨戸張の場合
「どうもー山梨戸張だよー!」
「いきなりハイテンションね・・・正直私はもうすでに5つのインタビューを終えているからヘトヘトよ」
「そんなみみりんに・・・元気玉ー!」
「いや、それ、私がやられるじゃない。なんで元気をあげる玉になるのよ。あとみみりん呼びはやめて」
「では、みみりんよろしくー!」
「くっ・・・まぁいいわ。よろしく。では好きな食べ物は?」
「なんでも!」
「趣味は?」
「なんでも!」
「あなたほどインタビューする価値のない人も初めてだわ」
「そう?照れること言わないでよー」
「言ってない」
「あれ?」
「ではその今日の服なんなの?ぶかぶかじゃない。ズボンも腰パンみたいになってるし。コンセプトとかあるの?あなた一応オシャレさんじゃない」
「オシャレではないよ。私なんかスカートとか苦手でさー、だからズボンが多いんだけどそのズボンを突き詰めたらここになっちゃっただけ。スカート履いてみようかな」
「そこはどうぞご自分で」
「みみりんのそのドレスみたいなの貸してよ」
「無理よ。入らないと思うわ」
「ふっふっふっー。主に胸が、だね」
「余計なこと言わなくてよろしい!ではこれ終了よ!」
「えぇ!?私だけはやくない!?」
ケース⑦ 岸島数夏の場合
「よろしく岸島数夏さん」
「よろしくお願いします、未海さん」
「ではまず一番最初にききたいんだけれど」
「なんですか?好きな食べ物?趣味?」
「いや、その服よ。なにそれ。その牛柄のオーバーオールなんて芸能人ぐらいでしか見た事ないわよ。というかどこで売ってるのよそれ」
「普通にユニ〇ロに」
「ユニ〇ロ!?」
「まぁ、休みの日ですし。ゆったりとした服きたいじゃないですか」
「でもあなたはスカートを履くのに抵抗はないはずでは?」
「たまたま今日がズボンだっただけです」
「そう。では次。好きな食べ物は?」
「ハンバーグ」
「・・・・・・ちなみに嫌いな食べ物は?」
「ピーマン」
「・・・・・・・・子供ね」
「あれ!?最初のインタビューとずいぶん違う反応!ギャップ萌えはどこへ!?」
「あなたにギャップなんてないじゃない。順当萌えよ順当萌え」
「なぜこんなに悔しいのか自分でも分かりませんが・・・まぁいいです」
「趣味は?」
「計算ですかね」
「そういえばあなたって理系教科では天才レベルだったわね。忘れがちになるけれど」
「忘れないでくださいよ・・・」
「ってことはさっきまで数学を?」
「えぇ、まぁ。計算やってました。だからほら、前髪をピンで止めているでしょう」
「そんな当たり前かのように追加設定をしかも番外編で作らないで頂戴」
「いつもやってることですよ、私は」
「それは本編でお願いね。では次。下野さんとあなたでどうしてここまで差が?」
「な、なんで胸見ながら言うんですか!下野さんって・・・確かあのバスケ部のですよね。私と背が同じぐらいの」
「胸は対極だけれどね」
「改めて言わないでください!牛乳飲んだかどうかの違いじゃないですか?」
「あなたって本当に高校生?」
「どういう意味ですか!?」
「というわけでいつまでも小学生を忘れない岸島数夏さんでしたー」
「いや、しめる場所ここですか!?」
〇
というわけでインタビュー終了。
もう1度言うけれどこれを読まなくてもストーリーに影響はないわ。まぁ、これを読んでいるということはもうすでに遅いのかもしれないけれど。
他にこの人のことを知りたい、とか続けて欲しいという要望があれば第2弾があるかもしれないわね。
要望がなくても勝手にやってしまいそうだけれど。
生徒会の人々の姿もまだないわけだしね。というわけでどうだったかしら?
最初の方に挿絵はあったのだけれど、ここ最近はまったくなかったのを復活させてみたというお試し企画。もとい番外編。
本編の息抜き程度に読んで欲しいところね。
本編も割と息抜きだらけだけれど。
ではまた次回があればお会いしましょう。
ごきげんよう。
まえがきの注意事項がこの話の全てなので後書きで書く事が他にないです。
読んでくださった方はありがとうございました。番外編のくせに挿絵あるわ、今までで最長の長さだわで色々とおかしいですが。
内容的にも知らなかったことや、挿絵を見てくださった方はこんな姿をしているんだと知ってくれれば幸いです。
というわけで要望があれば第2弾もあるかもしれません。要望がなくても自己満足でやるかもしれません。
その時は第1弾で出なかった人々を特集したいなぁと。
知りたいことがあったり、この人のことを知りたいというような意見、そして今回の感想など待っています。
ではまた次回。今度こそ本編で会いましょう。