第61片 文系少年と理系少女の体育祭 2日目
「で、結局会長の方は説得うまくいったんですか?」
と僕こと伊藤が会長に尋ねる。
「大丈夫」
「文系少年とかは?」
「それも大丈夫。ほら」
そういって会長は今年の生徒会主催競技参加名簿を見せてくる。
「あ、七実未空。それと岸島数夏も」
「でしょでしょ?それと他にもいろいろ。今年は例年より多いね」
「例年より多いなんてものじゃないですよ、これ。去年なんて参加した生徒50人もいたかどうかでしたけれど、今年は生徒の半数以上が参加してるじゃないですか」
「うん、まぁ頑張ったからね」
「で、『仕掛ける』側はどうなってるんですか?」
「そっちも大丈夫。ちゃんと話をつけてきたよ。ただまぁ、嘘つきが1人いるからそこはどうなるかわからないけれど、そうなったらそうなったで誰か投入するさ」
「じゃあ、もうバッチリですね」
「うん」
「僕はとりあえず深夜アニメの録画をしてくるんで、これで」
「・・・どうでもいいけど、伊藤書記って体育祭で疲れてたりしないの?」
「僕は・・・・・まぁ、常に寝不足みたいなものですし、疲れてはいますけどそれに慣れてはいますね。ただすごく眠いですけど」
とりあえず短めに2日目を終わらせました。
次は3日目からのスタートです。
次あたりからまた更新が遅れたりもしますが、どうかよろしくお願いします。
ではまた次回。