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第21片 理系少女と文系少年の7月7日 残り1日②

「岸島を助けに来た!」


挿絵(By みてみん)



「あれ?前回とセリフ変わってない?」

「うるせぇな。いいんだよ別に」

「・・・・・・・・・ヘタレ」

「うん・・・少し」

「いや、もう勘弁してください・・・」


本人がいる前ならいいが本人がいないなかで勝手に呼び捨てにすることはできない。普通に恥ずかしいからだよ!さっき名前で呼んだとき岸島に聞かれてなきゃいいけど・・・。


「ふむ。文系童貞とやら」

「名前!間違ってる!誰が童貞だこの野郎!」

「経験があるのか」

「・・・・・・・・・・・・・ない」

「じゃあ、無駄な時間は使わすな」


理不尽です。これがこの社会のありかたですか。ゆとり教育といい・・・まったく。でもそんなゆとりが大好きなダメ人間です。


「で、君は助けに来たと」

「おう」

「数夏を」

「岸島を」

「ヘタレ!何もたもたしてんだよー」

「いや、俺が悪いわけじゃなくね?」

「ふむ、君は面白いな」

「そうですか?俺はあんたが面黒い」

「そうか、やはり文系なんだな」


というやりとり。というか余裕ですね。こっちはもういっぱいっぱいなんだが・・・。


「君は少し勘違いしているようだね」

「は?」

「数夏を無理やりアメリカに連れて行こうとは思ってないさ。それどころか数夏が行きたくないというのなら連れて行かない」

「じゃあ・・・」

「でも、だ。数夏はアメリカにくると思うぞ。なぜなら数夏は家族に憧れているからな」

「・・・・・」


身に覚えがあった。5月5日。子供の日。親が典型的な共働きで誕生日なども祝ってもらえない。そんな岸島はどこか寂しそうで。見ていて辛かった。そう考えたら岸島は親と住むべきなのかもしれない・・・。


「でも・・・結婚もさせるんだろ」

「おや?どこでその話を?まぁいい。数夏にはもう話してある。私はそれを含めてアメリカに来ると言ったんだ」

「岸島が結婚する・・・?」

「その通りだ。顔もいいし、性格もいい。2年後が待ち遠しいよ」


なんだこれは。これはおかしい。俺らは何かをやる前にやられている。倒されている。もうすでに諦めた方がいいという空気がただよう。なんだこの異常な異質な空間は。


岸島正元きしじましょうげん。・・・・・端的に言って証言ってところかな」

「証言・・・」


まさかのダジャレだった。でも言えてる。こいつは証言のように淡々と坦々と言うためやけに現実味が帯びてしまう。これは話し方の問題。こいつは話し方がうますぎる。俺たちに絶望を見せようとするやりかた。誘導尋問とか得意そうだな・・・。


「それでも君は『助ける』とほざくのかい?」

「!!」

「どちらがお姫様をさらいにきた悪者なのかわからなくなっちゃったね」


悪者・・・俺が?俺は自分の都合だけで。岸島のことを考えずに行動していたというのか。


「本当に君は面白い」


俺らがやったことに意味はあるのか。岸島は本当にアメリカに行きたいのか。本人がいない今、確かめることはできないけれど・・・けれど。やっと叶った家族団欒。それをぶち壊しているんじゃなかろうか。


「俺は・・・・・」

「七実くん・・・」

「・・・・・・・・・未空、迷ってるの?」


迷う。迷う。その言葉の意味が2つの答えの間で揺れるということならば俺は迷っている。『助ける』か。それとも『奪う』のか。俺は岸島のことを考えてなかった。自分がさびしいから。そんな思いをしたくないから助けると言っていたのか。助けるんじゃなく奪う。その意味は段違いだ。


「どうすればいいんだよ・・・」


俺は岸島の幸せを選ぶべきだ。そうに違いない。そう心で分かっていても言葉が出ない。俺は明らかに迷っていた。


「お前・・・これはお前の名前をあげる結婚じゃねぇのかよ・・・」

「ふむ。確かにむこうは金持ちだ。私を超えるな。でもそれならば今すぐにでも結婚させるべきだろう?でも2年待つ。それに顔も性格もいいなんて条件をわざわざ選んだ。探したんだ」

「・・・」

「私は娘を愛している。だからこそ自分の名前をあげるなどという無粋な理由で娘の結婚を選んだりしない」


そう、あれは週刊誌。所詮紙の塊。信憑性は薄い。そんな中きかされた真実かどうかわからない言葉。本人から発せられた言葉。


「本気だよ。私は」

「・・・・・・・・・・・・」


完全に心が折れる。どうしようもない。俺ごときでは何もできない。何もできないんだ。家族団欒、将来有望。俺にはできないことばかりが集まっているアメリカ。岸島は・・・。


「七実くん!ここにきて諦めるの!?」

「・・・・・・・・・・・未空」

「無駄だよ。彼は私の『証言』によって心が折れている」

「・・・・・・・・・!」


雷瞬。しかしそれは・・・


「君の雷は少しやっかいだね」

「な・・・んで・・・・・」


黒スーツに白髪の男に止められていた。ほうきを素手で。そいつは目つきが悪く無口そうな印象を与える青年だ。


「ふーむ、君たちは私と同じく少し変わったものを持っているようだ。だが・・・歳が違いすぎる。経験がないんだ。君らはまだ甘い」

「七実くん!」

「・・・・・・・・・・・・・ここは私が」

「氷結少女よ。話は聞いている。要するにその音を聞かなければいいのだろう」

「・・・・・・!?」

「妄想開始!」

「妄想少女よ。残念だが私にそれは通用しない。妄想なぞなくても今が十分理想。妄想であると言えるからな」

「やってみないと・・・」

「分からない?わかるだろう。理屈で理解なんてしなくていい。ただ分かれ」

「くっ・・・・・!」

「みんな!」


高松の声が聞こえる。俺は動けない。みんなが頑張っている声は聞こえるのに何もできなかった。無力で無知で無能。全ての無が俺に襲いかかるような錯覚さえあった。


「面白いな君たちは。まだ諦めてないのか。でもそれは無駄な労力だ」

「無駄な要素などないんだよー」

「・・・・・・・・・そう。未空も含めて」

「みんな頑張ってるんだ。七実くんも戦っている」


俺は何をしているのだろうか。みんなが頑張ってる中寝てるというのか。おかしい。それはやってはいけないこと。白い、何もない俺でもやってはいけないこと。


「物好きな連中だ。親の仲を引き裂こうというのかね。君たちはただの友達だろう。そんな中途半端なものたちに何か言われる筋合いはない」

「でも・・・でも友達なんだよー」

「・・・・・・・・・・・・・・それだけで助ける理由になる」

「助ける?幸せを壊すことを助けるというのかい?」


しかしそれに高松は反応しない。無視、だ。


「もしかしたら友達以上なのかもしれないしね」

「雷瞬よ。お前と数夏は恋仲だというのか?」

「ち、違います!そうじゃなくって・・・ええと・・・ええと・・・」

「何を迷ってるんだよー、ことりーん」

「・・・・・・・・・・・簡単なこと」


その答えは知っている。ただ確証が持てない。違う。勇気がないんだ。親から引き裂いてまで岸島を連れ帰る勇気が。


「簡単すぎて言葉にするのもめんどくさいんだよー」

「妄想よ。お前が言っていることがよくわからないぞ」

「・・・・・・・・・・・それでいい。私たちにしかわからない」

「友達とかそういう簡単な仲じゃない」

「さっぱりだな。生憎そんなものは習ってこなかった」

「習うものじゃないんだよー。これは体験しないと分からない」

「・・・・・・・・・・あなたには一生分かりそうもないけれど」

「白髪さん。もうそろそろどいてくれませんか?」

「・・・・・・・・・・」

「では・・・」


シュンッと移動する。腕力こそ人間だが速さは神の領域である雷瞬。


「速さでは負けません」

「・・・・・・」

「本当にわからない。けれどお前たちは数夏を奪うことなどできない。これが数夏の幸せだったらどうする?そこから無理やり連れて帰るのかい?」

「・・・・・」

「無駄だろう。君らにはそれができない。私ぐらい非情になるべきだな」

「・・・・・」

「友達以上といったな。それは親友というやつだろう。簡単なことじゃないか。習わなくてもわかる。これは簡単。その簡単を引き裂くのも簡単だ」

「違います!」

「!」


玄関前に岸島がいた。それでもまだここからじゃ遠い。どんだけ広いんだこの庭。


「あの部屋から出るなと言ったろう」

「あの部屋とは言ってませんよ」

「・・・・・・・なるほどな。へりくつだがいい返答だ」

「お父さんもへりくつだらけでしょう」

「・・・・・」

「私たちは親友という簡単なものじゃないんです!それ以上!もっともっと上!」

「それは後々勉強するよ。そんなことより、数夏はアメリカにきて結婚したいだろう?」

「嫌です!」

「え?」


岸島は思いっきり息を吸い込みそして一気に叫ぶ。気持ちを届けるように。








「あんな完璧の気持ち悪い野郎と結婚するより七実さんと結婚したほうがまだマシです!」


挿絵(By みてみん)









俺は思わず笑ってしまった。岸島のいつものバカ具合に久々に触れることができたからだろう。それ以外の理由もありそうだが俺は心の底から笑ってしまった。



「ははっ」



「・・・・・・・・・まぁいい。では家族と一緒に住みたいだろう?結婚は後でいい。しかし家族3人で過ごすのはいい話ではないか?」

「嫌です」

「・・・・・・なんだと?」

「嫌です!私はみんなと暮らしたい!」

「この小娘が!」


岸島父が岸島をぶとうとする。小娘っていうやつがこのご時世にいることにも驚いたがそれどころではない。俺は2人の間に入り、岸島父の腕を握る。止める。力をこめて。


「知ってるか?俺はなヘタレで甲斐性なしなんだ。そんな俺の方がマシだなんて相当結婚嫌がってるぜ」

「ふん。だが家族との暮らしは別問題。そこをどけ」

「嫌だね」

「お前らには関係ないだろう。今すぐ帰れ」

「嫌だと言ってるだろうが」


俺はより声を強める。


「はなせ!私はあいつを無理やりにでも結婚させる!家族なんて今はどうでもいい!」

「!!」


岸島はそれをきいてへたりこむ。


「数夏ちゃん!?」

「・・・・・・・・・・ふぇ・・・うぅ・・・・・」


岸島は泣いていた。家族の事を踏みにじられた。嘘ではない。だからこそ性質が悪い。嘘はつかないという性格上あいつの言葉は本心だからだ。


「ところであの岸島の顔のガーゼどうしたんだ?」

「私がぶった。計算を間違えたからな」

「機械じゃないんだぞ。間違えて当然だ。それとあのガーゼはりかたが下手くそだが?」

「あれは数夏が自分でやった」

「そうか。女の子なのに顔にあざができるぐらいの、腫れるぐらいの威力で殴ったのか」

「当然だ。教育には厳しいからな。だが反省している。顔に傷がついたら結婚の話がなくなってしまう」

「なるほどね。お前は嘘をつかないんだよな?」

「あぁ」

「ってことは岸島のことを愛しているのも事実。結婚相手を血眼になって探したのも事実だろう」

「それがどうした」

「いや、もったいないよ。お前いい親なのにさ。でも感情に身を任せて子供を殴ろうとした。その時点でお前は親失格みたいなもんだよ」

「・・・・・・・・・」

「最後に1つ。岸島の誕生日覚えてるか?」

「さぁな。聞くのを忘れていた。あとできこう」


俺は拳を握りしめ・・・・・・








「0点だ。お前には中間点もあげれない!」






ゴッ


鈍い音がする。俺は友達の親なのに全力で殴った。しかも顔面だ。少しは岸島の痛みを味わえ!岸島父が倒れる。気絶というわけではないが起きる気力がないみたいだ。


「俺たちには関係ない・・・か。そんなわけねぇだろうが!親友より上!そんな仲間が困ってたら全力で力になるに決まってるだろう」


俺はそう言って豪邸の玄関まで歩き出す。


「正元さん!・・・・・貴様!」


白髪がしゃべる。そして俺のほうに攻撃をしかけようとしたところで・・・


「速さでは負けないと言ったはずですよ」

「私たちもいるよーん」

「・・・・・・・・・・未空はやくいって」

「おう!頼むぞ!」


挿絵(By みてみん)


俺は走る。思いっきり。ここで逃してしまわぬように。


「岸島!」

「うぅ・・・ぐす・・・七実さん?」


岸島が俺に気付く。まだ泣いているみたいで目には涙がたまっている。


「私は平気だって言ったじゃないですか・・・それなのに・・・なんで・・・」


岸島がなんかしゃべってるが関係ない。俺は岸島に抱きついた。


挿絵(By みてみん)


「はわっ!な、ななな・・・七実さん!・・・・・あ、あの・・・・・」

「よかった・・・」

「え?」

「本当によかった。間に合わないかと思った。アメリカに行っちゃうのかと思った・・・」


俺が泣いていた。いや、もうしょうがないじゃん。結婚させられるって聞いた時今日まで眠れなかったわ!


「七実さん・・・」

「結婚するのかと思った。そう考えたらどんどん岸島がはなれていってしまうようで・・・」


すると岸島も俺の背中に手をまわしてくる。小さい手を。


挿絵(By みてみん)


「だいじょうぶです。私はここにいます」

「岸島・・・ありがとな」

「なんで七実さんがお礼を言うんですか・・・。私の方がお礼言わなきゃですよ。ありがとうございました。本音を言うと・・・・・悲しかったです。さみしかった。心細かった・・・うぅ・・・」

「え?おい、岸島?」

「ふぇ・・・・・ひっく・・・・」

「泣いちゃったー!やばーい!」

「な、ななみん。何してるの?」

「はっ!?」


俺らの前には黒スーツを撃退した山梨、緋色、高松がいた。それと俺は今岸島と抱き合ってるわけで。それを第3者がみたらどう思うかなんて明らかだった。しかも岸島泣いちゃってるし・・・。


「こ、これは!やましいことじゃないんだ!」

「え?でも数夏ちゃん泣いてるけど」

「おーい!岸島!いい子だから泣きやもうねー?」

「うぅ・・・・ぐす・・・・・」

「ほらみろ!泣きやんだろうが!」

「・・・・・・・・でもさっきプロポーズしてたし」


あぁ・・・さっきの岸島のセリフね。あれはさすがに本気にしてねぇっての。


「あ、あれは!そ、その!言葉のあやというか・・・完璧な人間よりダメ人間の方がいいというだけで・・・・・・・」

「おい!岸島、顔を赤くして話したら信憑性がなくなる!そしてさらっと俺のことバカにしたろう!」

「ぐす・・・ごめんなさい・・・・・」

「素直だー!そして泣いちゃったー!」

「七実くん・・・女の子を泣かちゃだめだよ」

「高松!誤解だ!岸島。俺から確かに抱きついたが・・・さすがにもうはなしてもいいんじゃないか?ほら、もう心配はいらないしさ」

「嫌です」

「え!?」

「もうちょっとこうしていたいです。あの・・・ダメですか?」


挿絵(By みてみん)


顔を赤くして上目づかいで見てきた。しかも目に涙つき。俺はもうダメだ。弱すぎる。


「かーわーいーいー!っておい!なんでだよ!」

「・・・・・・・・・・・・数夏になにをしたの?」

「お前もなんでだよ!何もしてねぇわ!」


人さまの家で大騒ぎだった。いや、その人様を殴ったのは俺だけどさ。


「おい、もう帰るぞ。岸島は俺が抱っこしていくから」

「抱っこなんて失礼です・・・」

「じゃあ、降りろよ」

「嫌です・・・・・」


なんだこれ。ほんとおかしくね?


「七実くん・・・」

「ん?」


高松が神妙な顔ではなしかけてきた。俺は悟った。これはただごとじゃないと。


「どうした?」

「私も抱っこ」

「無理だぁああああああああああああああああああああああああ!!!」


俺にも限界があるんすよ。腕2本岸島支えるので精いっぱいだしね。


「ことりーん。残念だね」

「うん・・・でも負けないから」

「誰に宣戦布告してんだ?」

「・・・・・・・・・・いいからあじさい荘」

「そうだな。戻るか。俺たちの場所に」

「はい」


俺らはあじさい荘に戻るべく来た道を戻っている。まぁ、まだ庭の仲だけどね。


「・・・・・・・・・・・・・・・親友以上・・・か」

「ん?誰かなんか言ったか?」

「え?なになに?霊感解放?」

「ちげぇよ!」


一瞬岸島父みたいな声がきこえたがまぁいい。俺らが門の近くにきたときには黒スーツたちも立ち上がりみんな豪邸に戻って行った。


「いやーなんか俺もあじさい荘久々な気がするなー」

「・・・・・・・・・・記憶障害」

「まさかそこまで言われるとは思わなかったよ」

「みなさん、ありがとうございました。本当に感謝してもしきれません」

「いいんだよ。数夏ちゃん。私たちの勝手な行動でもあるんだし」

「そうだよー!気にしないでよ」

「・・・・・・・・・・・・・あたりまえのことをしたまで」

「いい雰囲気だが、岸島。お前いつになったら俺に抱きつくのやめるんだ?」

「まだです」

「そうか」


もうそれでもよかった。本当に本当に。みんな集まったのは久々だ。それだけで嬉しい。


「岸島。まだ言ってなかったな・・・」

「ふぇ?」





『せーの!おかえりー』





「・・・・・はいっ!ただいまです!」

というわけで挿絵つきなのですが・・・見たくない人は見ない方がいいです。

あくまでこういう感じだよーっていう構図を書いたものなので・・・。


では次回で。


次回で誕生日編完結ですよー

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