番外片 神と神の現状把握のための説明いわゆる三つ巴の混戦の補足及び繋ぎによる休憩
「惰性?人生?いやいや、犠牲。津神坂ちゃんのこれで残念、人生失敗コーナー」
「最低の導入ですね!」
「なんだか久しぶりだね、神子ちゃん。話数的には全くもって久しぶりじゃないのに、なんだかとても久しぶりな気がするよ」
「それ以上はお口チャックです」
「とうとうこれは番外片が本編ということでいいのかな?本編を期待していた人はとてつもない肩透かしを食らっていることだろう」
「ふっ・・・こんな作品を楽しみに待ってくれる人なんてほんとにいるんですかね・・・むしろ意味わかんない本編より目的がはっきりとしている番外片の方がいいなんていう人も・・・」
「すごいマイナス思考だが、わたしはそれをはっきりと否定することはできないよ」
「えぇ、なんかもうタイトル通りの失敗コーナーになっていますよ・・・」
「わたしもまさかこんなつもりであのタイトルにしたつもりはないんだが・・・」
「次は何を紹介するんですか・・・あたしが実際中学の頭に眼帯にはまった話でもしますか?それとも鼻に絆創膏を怪我もないのにしたことの話しますか?テーピングを無駄にした話でもしますか?」
「いや、このコーナーは本来黒歴史を暴露するためのものじゃないんだが・・・うーん、前回は確か妄想について話したんだったかな?」
「えぇ、そうです、たぶん。では次はどんなことを話すんですか?」
「そうだなぁ、本当なら理系とか文系について話をするべきなんだけれど・・・本編が今、三つ巴ともいえる状態になっているからそれをまとめておこうかな」
「あぁ、あの三つ子が出てくる2期のOPの中毒性が半端ない面白い作品のことですね」
「うん、君は一度ちゃんと言葉の意味を知っておいた方がいいと思うな。じゃあそんな神子ちゃんは放っておいて今の状況をまとめるとしよう」
「えーと今は選挙中なんでしたっけ?」
「そうだよ。わたしはもう3年生だからあまり関係はないんだけど、でもこれは次世代の桜浪高校の命運を左右するものと考えてもおかしくはないはず」
「で、その生徒会長に立候補した人たちって何人いるんでしたっけ?あと他の役員は?」
「他の役員は選ばれた時までのお楽しみということ。で、生徒会長に立候補した人なんだけれどそれは3人いるんだ」
「3人!?驚いてみたものの何人が普通なのか分かんないです」
「まぁ、学校によって違うけれど桜浪高校としては異常だね。普通は前の代の生徒会長が選ぶという方式をとり、誰もそれに対して反論もなかったんだが・・・今回はどうやらそうはいかないらしい」
「へー」
「でも果たしてそれが三つ巴となるのかどうか分からないけれど」
「?どういう意味ですか?」
「一方的な勝利。そうなってしまったとしたらどうだい?それは三つ巴なんかじゃない。弱いものいじめと同じように、虐殺と同じように一方的な戦いだとしたら」
「ってことはどこかが圧勝するということですか?」
「普通に考えたらね。生徒会長が推薦している伊藤書記が一番有利。有利どころか生徒会長に推薦されている時点で勝ちは決定みたいなものだよ」
「そんなに生徒会長って人気なんですか・・・」
「うん、大体桜浪の生徒会長は毎回絶大な人気を得ている。今回はその中でも群を抜いて人気だ。だったらもう勝ちは決定しているだろう」
「じゃあ選挙の意味もないのと同じですか?」
「うん、普通ならね。でも本当に生徒会長は伊藤書記を推薦しているのかどうかまでは分からない」
「え?」
「一番有望で一番安定。だから伊藤書記を選んだという見方もできる。腐っても生徒会長だから次の世代は責任を持って決めなければいけない」
「だから安全な、一番安心な人に任せる・・・ってことですか?」
「そう。それがどこかであらわになればまだ分からない。あとは飛び入り参加の小森沙紀だね」
「あー、あの人ってなんか初期とキャラちがくないですか?」
「うん、愛する人を自分の手でボコボコにしていたところを見ても彼女は素が今ので前の方がキャラだったという可能性が高いわけだが。うん、先渕(仮)があの程度で負けるわけないと思っていたんだけどね」
「でも小森沙紀さんって転入したばかりで友達もいませんし、推薦する人はおろか投票する人もいないんじゃないですか?」
「本来ならね。でも彼女は何か策を持っていたはずだよ、誰かを味方につけるための。そうじゃなかったら学校に転入という殴り込みもしてこないさ。ただその策は使うことがなさそうだけど」
「おにいちゃん達ですね」
「そう。彼女を推薦する人々はこの学校の有名人達だらけ。七実未空、岸島数夏、柏部未海、色花、黄味、風紀委員長長鍋。この面子を1つにまとめるというのは正直ありえない」
「まぁ、本当に豪華ですよねー。この学校の生徒じゃありませんけれど知っている名前ばかりです」
「ってなわけでこの三つ巴は本当に予測ができないんだ」
「?あれ?そういえば、もう1人いますよね」
「うん、愛実だね。彼は生徒会の会計でまだ1年生だ。推薦者は同じ会計1人と副会長」
「これはどうなんですか?他の2人とはどうも違うような」
「インパクトがないっていうことかな?確かにこのままじゃ一番最初に脱落するね、このチーム」
「えぇ!?じゃあ三つ巴じゃないじゃないですか!」
「このままじゃ、といったんだよ」
「っていうことは何か策が?」
「飯島書記。という書記がいるんだ。普段は引きこもっているけれど、これがどう出るか分からないんだよね。この書記が加わることがどうなるのか。うーん、わたしも会ったことがないからね」
「おにいちゃんの友達の柏部さんに勝るとも劣らない感じなんですね」
「そういうことだね。というわけで今回も時間がきてしまった。本当に残念だ」
「神さようならー」
「はやい!はやいよ、神子ちゃん!前もこんな感じだったじゃないか」
「えー、でもー神子疲れました。家に帰ってアニメとか見たいです」
「君は受験生ではなかったかな・・・。あぁ、あと次は本編らしいぞ。本編詐欺がこの作品で流行ってはいるけれどまず信じてみなきゃ騙されることもできない」
「要するにまだわかんないってことじゃないですか。難しいこと言って誤魔化さないでください!」
「神さようならー!」
「えぇ!?このあいさつすごい便利な使い方されますね!えっと、神さようならー!」
本当に心の底からお久しぶりです。
大分あいだが空いた上に番外片という・・・次回こそ必ず本編なので。
今回はまだ更新しますよー!諦めてなんかいないよー!っていう主張みたいな感じで。
もうそろそろこの作品も終わりに近いのでそろそろ新しい物語を投稿しようかなと考えています。
他にも更新が止まっているものもあるのですが、どうしても書きたい話があるので。
それは短編でなく長編なのですが長くはならないんじゃないかなぁと。
はやめに終わる予定です。
では、軽い宣伝でした。
また次回。