ステージ 1-4
ああ、なんてことだろう。
いや、別に何にも無いんだけどね
ただ、言ってみたかっただけ
意味の無い行為。
だと、誰かは笑うだろう。
でも、考えれば、
言葉なんて、
行動なんて、
金なんて、
感情なんて、
生殖なんて、
命なんて、
死なんて、
無駄な行為だろう?
どうせ終わるんだから
どうせ始まるんだから
無駄じゃないものは無い。
無駄なものは無い。
矛盾しているようで矛盾していない。
矛盾していないようで矛盾している。
終わらないものは、無く、始まらないものは無い。
まあ、今、僕が語ってることは間違いなく無駄なんだけどね
いや、別にそんなことも無いんだけどね
なんてことも無いんだけどね
僕と殺人者が手を組んだ日の翌日は特に何も無い日だった。
せいぜい僕と猫がゲームの下準備をしたぐらいだ。
そして、真夜中の0時1分。
つまり、今日に成った時
猫は突然、立ち上がり言った。
「今夜、星を見に行こう!」
いや、別にそんなこと言う奴がいるわけも無く
「今日、学校に行くー!」
たしかちょうど深夜アニメのOPが終わってその間のCMの時だった。
あまりアニメに興味が無いのか舟をこいでる白羽は急に意識が覚醒したようで
「学校行くって……、お前……入学していたのか?」
「してないー」
「じゃあ、どうやって……」
「う~んー。ハッキングするー」
「は?」
「言って無かったけ? 猫はこう見えてパソコンを使わせたら日本一になるよ」
いや、別に日本一じゃないんだけどね
すぐにPCに向いてカタカタいわせる猫。
「まさか猫にそんな特技があったとは……」
そんな猫を見ながら白羽はつぶやいた。
「ついでに柚姫ちゃんのもやっとくねー」
「は? おい、待てやめろ」
「えー? もうやちゃったー」
「だったらすぐに取り消せ!」
「ええー。寝るーー」
その瞬間、糸が切れたように、眠り落ちる猫。
毛布を押入れから取り出してきて猫にかける。
「まあ、あきらめたほうがいいよ。コイツは日本一の自己中だから」
いや、別に日本一じゃなくて世界一なんだけどね
「……仕方が無い……。とにかく、私も眠いから寝る」
「ここで寝たら風邪引くよ?」
「五月蝿い。健康より睡眠が大事なんだ……」
スー、スー
すぐさま寝息が聞こえてきて、僕はこいつに布団で寝てもらうのを諦める。
そのかわりってことではないけど、柚姫にも毛布をかける。
さて、どこでねよう……?
……そうだよね、ここは男らしく一緒に寝るべきだよね、
とゆうことで僕もその場で寝た、
いや、別にその場で寝たわけではないんだけどね
すみません。今回は短くなってしまいました by 作者