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中二病(仮)  作者: inmχ
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第1話(仮) 爆誕!中二病部!(正確にいえば同好会)

「中二病部を立ち上げようと思う」

「は?」

今バカなことを言ったこの中二病は、前回長々と自己紹介を語ったときにチラッと言った現役中二病患者だ。ちなみに女。

彼女の名は『空条(くうじょう) 真夜(まや)』。この作品のヒロインだ。黒髪ロングにおそらくカラコンの赤い目、さらにはなんと、小学生低学年ほどの低身長。(こう言うと、身長が高めの小学生低学年に失礼かもしれないが…)

こいつと出会ったのは1週間前、入学式の日だ。めんどくさいからこれ以上語らない。

「仲間を増やそう!」

「それは…まぁ…ありか」

「でしょ!」

二人しかいない教室の中で声だけが響き渡る。僕達は、職員室へ向かった。


「んー…まぁいいけどさ〜……同好会になるぞ?」

職員室の中は少しばかりコーヒーの匂いがする。彼女…『音無(おとなし) しら』も、コーヒーをすすりながら話す。

「なんでですか!?しらちゃん!」

「人数が足りない。というか、部活にしないほうがいいと思うぞ?部活になると活動実績が必要になる。あと顧問も」

正論をぶつけられて僕達は黙りこくる。まぁ、こんな正論ティーぶつけられて反論出来るのはひろ○きくらいだろう。

「とりあえずは、同好会として立ち上げるってことでいいな?」「部室は‥…旧校舎の視聴覚室を使っていいぞ」

僕達は無言で部室へ向かった。


「「………」」

旧校舎の視聴覚室は、ホコリまみれの薄汚れた教室だった。

「どうする…?」

「どうするって…掃除するしかないでしょ…」

「だよなぁ…」

ということで、掃除開始。

「うわっ何この虫!?」「ギャー!!!ホコリが目にー!!!!」「あちょっとまってホコリ吸い込んじゴホッゴホッ!!!」「こここっ、これってエっ、エッチな本!?!?」「蜘蛛の巣うざすぎ!?死ね!!!」「あ、『レモンと五月雨100%』じゃん懐かしー昔よく読んでたなー」「なんかの卵がある!?キモ!?!?」


───なんやかんやで数時間後。

「「ふー………」」

「「終わったぁー…………」」

突如遠くから、静寂を切り裂くような足音が聞こえてくる。

「…ん?誰か、こっちに向かってくるような…?」

「はっ!まさか…闇の者の追っ手か!?」

ガラッ。

教室のドアが勢い良く開き、一人の女性の姿が見える。

「なんだお前ら、まだいたのか。とっくに下校時間過ぎてるぞ」

「先生!?」「しらちゃん!?」

「てかお前ら、ずっとこの教室を掃除してたのか!?まさかここまで綺麗になるなんて…すごいなお前ら…」

「はい!俺らで頑張りました!」

「そうそう!私たちで頑張ったんだよ!」

清掃料を請求してもいいかもしれない。

「お疲れ様、だな。少し休憩したら帰るんだぞ」

そう言うと先生は僕達に、ジュースを渡した。

「「はーい!」」


「何はともあれ、中二病部立ち上げの夢にまた一歩近づいたね!」

「ああ、そうだな!我々の夢は、こんな所では終わらない!」

そんなこんなで、中二病同好会が設立された。


─────


中二病同好会を立ち上げて一週間。あれから、雑な演劇部みたいなことをしている。

「世界の運命は俺が変える!マックス、大変身!」

『パッカーーン!ムゥゥテェェキィィ!』『輝け〜中世のごとく!黄昏(おうこん)の最強ゲーマー!スーパームテキエムセイト!』

「なんだ、それ?」

「ふふーん!これはね、『お面サイカーエムセイト』っていうTOkU撮番組の変身ベルトなの!」

『お面サイカーエムセイト』。お面サイカーシリーズ第18作目にあたる作品で、1話で打ち切りになった伝説の作品だそうだ。今真夜が変身したのは、「スーパームテキゲーマー」というフォルムらしい。1話から無双してるじゃねぇか。

「こういう見た目なんだけど…」

そういうと真夜は、俺にスマホの画面を見せてきた。

「意外とかっこいいな」

「でしょー!」

「ようお前ら。今日も元気にやってんな」

「あ、こんにちは、先生」

「Hi! Long time no see, Hajime!(久しぶりだね!一!)」

「げ、この声は…」

「And…over there──Is that Hajime's girlfriend!?(それと…そっちは── 一の彼女!?)」


仮面ラ○ダーシリーズで一番好きなのがエグゼイド。あと4フォームに変形する武器めちゃロマンあって好き。あれは全男子の理想の武器だと思うんだ…

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