深夜の出来事
見つけてくださり、ありがとうございます。
"私"の経験した出来事を、自分に置き換えて楽しんでみてくださいませ。
拙い文章ですので、広いお心でお読みくださると助かります。
"私"は時々、不思議な出来事、うまく説明できない出来事にあう。
時に冷や汗や動悸を伴うこともあり、恐いと感じることもある。
そんな出来事を皆さんにも伝えたい。
同じような経験をしている人に、『あなただけじゃないよ』と伝えたい。
それは、ある日のこと。
何故かその日は眠れなくて、布団の中で目を閉じたまま横になっていた。
時間は深夜2時くらい。
普段は和室に夫婦二人で並んで寝ている。でもその日は、夫はリビングのソファーで寝てしまい、和室には私一人で寝ていた。
(どうしよう、眠れない。‥‥‥眠くなるまで、気を練るかな)
------当時私は、健康の為に太極拳を習っていた-----
手のひらに感じる気の動きを、腕→身体→足‥‥‥と巡らせて、練り上げていく。
次第に身体が温かくなり、いい感じになってきた時、何故か急に、自分の気を外に拡げてみようと思い付いた。
‥‥‥やらなければ良かったのに。
部屋の中、壁、外、庭の木、フェンス‥‥‥それらを意識していった。
その時、頭上斜め右側から声が聴こえた。
「ふゅ―――‥‥‥」
女の人の声だ。
(ん?なんだろう‥‥‥外で誰か話でもしているのかな?)
(‥‥‥いやいや、今は真夜中、誰の足音も聴こえないよ!)
(‥‥‥今の声、何?)
もう一度、同じところから声が聴こえた。
「ふゅ――‥‥‥」
そして、部屋のあちこちから、
ピシンッ---パシッ---ビシッ---
いわゆる、ラップ音?というものが聴こえてきた。
心臓はドキドキしてくるし、どうしていいかわからない。
良いもののはずはない。
私はひたすら、念じた。
(私は波動の高い存在としか繋がらない!波動の低いものとは繋がらない!)
必死に念じたその時、ぶわぁっと身体全体に凄い圧を感じた。
金縛りとは少し違う。
空気の圧という感じだった。
正直、恐かった。
(どうしよう、どうしよう)
すると、ふっと圧が消えて身体が楽になった。
同時にラップ音も聴こえなくなった。
(えっ?何があったの?)
起き上がって周りを見ても、特に変わりはない。
視線を少し遠くに向けると、お不動様の御札が目に入った。
部屋全体を見渡せるようにわざと斜めに置いた御札だ。
(‥‥‥そっか、お不動様が助けてくれたんだ。きっとそうだ。普段だったら、金縛りにあうパターンだもの)
御札のところまで行き、手を合わせてお礼を言った。
「お不動様、ありがとうございました」
私は結構、信仰心があると思う。
宗教とは違う。
特にどこかの宗教に所属しているわけではない。
ただ、子供の時から、神様・仏様を信じている。
大人になってからは、神社の御札は神棚に、お寺の御札は仏棚に置いて、-----仏壇とは違います-----手を合わせている。そして、祝詞やご真言、お経を唱えている。
だからつい考えてしまう。
神様、仏様は見守ってくれている。
否定する人もいるだろうけれど、私は神様・仏様の存在を信じている。
今回は助けてもらった。
そう思う。
こういう事があった‥‥‥‥‥そういうお話。
読んでくださり、ありがとうございました✨
また、おつきあいくださると嬉しいです。