四季と命の巡り
1年を通し、四季が巡る。
春、夏、秋、冬。
どの季節もそれぞれ美しく、いろんな顔をのぞかせる。
少しだけ自然に目を向けてほしい。
きっとそこには、今まで気付かなかった”小さな発見”があるから。
─春─
桜が咲く季節。
淡いピンク色の花びらが、ゆらゆらと散っていく。
暖かくなり、心も少しほっとするね。
蝶や蜜蜂が蜜をすいに、花びらにとまる。
音を奏でる、鳥たちの声が聞こえるよ。
また「終始」の時期でもある。
終わりは、これからの未来の始まり。
一度立ち止まり、深呼吸をしよう。
“自分自身も周りも大切にできていますか?“
─夏─
季節が過ぎ、暑い夏がやってくる。
太陽からエネルギーをもらった草花が、生き生きと咲いている。
たまに吹く、そよ風が気持ちいい。
風でゆれる草や木の音が、心に余裕をもたせてくれる。
夏の花、向日葵やラベンダーが花畑を色鮮やかに咲き誇る。
じりじりと眩しい太陽も、皮膚から汗がでて、命を生きることを教えてくれる。
"今を生きている"
─秋─
少し肌寒い季節がやってきた。
カーディガンを着て、街にでてみよう。
気づけば、美しいイチョウが街を黄色に彩っている。
ふと街を歩くと、金木犀のいい香りもするね。
オレンジの小さな花たちが、とっても可愛いらしい。
落ち葉をみて私はこう思う。
“今年もありがとう”
─冬─
イチョウの葉が散ると、本格的に寒い冬がやってきた。
落葉樹は寒い冬をしのぐために、葉を落とす。
少し寂しい気もするけれど、冬の奥深さを感じるね。
暖かい服装をして、窓から外をみてみよう。
雪がしんしんと降り積もり、真っ白に染まった街や雪山が美しい。
冬の寒さだからこそ、空気が澄み、自然の美しさを体で感じることができるね。
寒い冬にも負けず、雪からそっと顔を出す冬花がとても可愛いらしい。
”白い息もまた冬を教えてくれるね”
季節が変わるごとに命も巡る。
この瞬間を生きている。
今年もありがとう、来年も楽しみにしてるね!!