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双子ゲットし……た?

続きモノ


この場を借りて、誤字発見していただきました事御礼申し上げますm(_ _)m


読み直しも一度してから投稿しているのですが無くならないものですね…


ではどうぞ?

「ままなら腹減った、なにか食べもの。」


「まま〜だっこ〜♪」


「いや……えっと…ごめんね?小さくなれないかしら…さすがに大きすぎて抱っこは……」


腹減ったと目を細める赤いのと、抱っこと鼻を擦り付けてくる青白いのにメディナが無茶振りすると、


「分かった…………コレでいいか?」


「わかった〜…………だっこ〜〜♪」


「?!ゴラムくん!リバーくん!みちゃだめーーー!!」


「?!ランテルさんも駄目!!」


2匹がメディナから少し距離をとってポフンッと、煙に包まれる、部屋に煙が充満して前が全く見えなくなり、煙が晴れてきてメディナとロイテストの視界に飛び込んできたのは何も身につけていない2()()()()()、赤いスプリングカットで目つきの悪い娘が両手を腰に当て偉そうに立っており、青銀のサイド縦ロールでとろーんとした大きな目の娘がメディナに向かってとことこ歩いてくる光景だった。

瞬間的にメディナとロイテストの行動が男に対する目潰しだったのは、母性本能の為せる技だったのだろうか……


「「きゃいきゃい…」」


「あれ…さっきの召喚魔法で出て来たのだよな?……俺の目がおかしくなった訳じゃ無いよな?」


視界の端で、用意してもらったステーキを食べている2人の幼女を見たリバーゼは、理解が追いつかないのか頭を抱えている。


「ぼ、僕の嫁も、へ、変身できるからあ、あんまり驚かないですぞ?」


「貴様のとこのヘビ女とこの子らを一緒にしないでね?潰すよ?」


「ローテ、ちょっと昔に戻ってるぞ?」


ノルアドが、うれしそうに嫁自慢をすると、ロイテストが瞳孔の開き切った目でノルアドを睨みつける、ゴラムに注意されると、


「嘘だよー…でも、召喚獣が人化するなんて、長年生きてるロイテストさんでも聞いた事ないんだけどなぁ……()()()()()なら知ってるかもだけど……借り作りたくないしなぁ……」


「お袋……今一瞬だけど目がマジだったぞ?……ほら、あの子たちも警戒しちゃってるじゃないか。」


誤魔化したロイテストだったが、ランテルの指摘する通りステーキにかぶりついていた幼女たちが身を低くしてコチラを警戒するように見ている…もちろん先程渡した、少し大きいがギルド嬢のシャツとスカートを履いている。


「大丈夫ですよー、このお姉さんはママ?のお友達だから?」


「むむ、ままが言うなら信じてやる。」


「おねーさん?クンクン…ん?おねーさん?おばあちゃ…ぴぃっ!?」

メディナがそう言って椅子から手を振ると赤い娘は素直に警戒を解くが、青いのんびりした娘の方は鼻をヒクヒクさせてロイテストの匂いを嗅ぐ。

結構熟成された香りを感じた青い娘が不思議そうに首を傾げお婆ちゃん呼びしそうになると……青い娘の真横を巨大な槌が通り過ぎギルドの壁に大穴を開けた、恐怖からか…飛び上がった青い娘は赤い娘に涙目で抱きつく


「あぁ壁が…姐さん、遊んでないで真剣に考えてください、一応あんたの息子が連れてきた()()()の嬢ちゃんの話ですぜ?…………ヤベェ修理費どうしよう……経費で落ちるかなぁ…無理だよなぁ…」


「まぁ、この街ならまともなエルフが多いからまだ何とかなるだろうが…この情報が漏れたらそうもいかねぇだろうしなぁ……」


「俺はメディナさんなら平気だけど、他のエルフはまだなぁ……」


リバーゼの発言を皮切りに、ゴラム、ランテルと、男衆が不安な点を言う


「この娘達が珍しいのは分かりましたけど…エルフってそんなに凄いんですか?」


ゴラムとランテルの言葉にメディナはエルフの現状が気になって質問する


「…俺は……無所属のエルフって聞いた事ないから分からないけど…もしメディナさんが人族だったら…強制的に連れて行かれて好きでもないエルフの奴隷…かな?」


「あーー…エルフでも奴隷になる場合はあるぞ?……まぁしも世話なヤツばっかで捕まったら表に出れないだろうけどなぁ……」


ランテルが困った様に目線でリバーゼに話を振ると、言いづらそうにしながらもリバーゼはメディナが"雌奴隷・監禁・調教コース"に直送だと教えてくれる。


「だねー…私も粉かけてくる馬鹿が絶えないし、相当な実力がなきゃそうなるよねーー…」


「だな、俺が戦える様になったのもエルフからローテと自分を守るためだったしなぁ……」


ロイテストのあきれた様な発言とゴラムの遥か彼方を見るような遠い目を見たメディナは、エルフどんだけ問題のある種族なの?と、思い椅子に座りながら空を仰ぐ


「まま、話終わったか?おれになまえくれ。」


「まま〜、わたしのなまえなに〜?」


天井に目を向けていたメディナの両袖がグイッと引かれ、視線を下ろすと両サイドに赤と青の幼女が立っていて名前が欲しいと言ってくる。


「そうだね〜私の知り合いも召喚獣に名前を付けてたね…強いのにピーちゃんとかドラ君とかネーミングセンスは無かったけど……」


「え?名前ですか?……どうしましょう……」


ロイテストがあの子はもうちょっと名付けの才能あればなぁ…などと言いながら遠い目をするロイテスト、メディナが考えると一瞬である名前が浮かぶ


「赤い貴女がケルベロス…略してロス」


「分かった、ロス頑張る。」


赤い娘が握り拳を両手に作り気合いを入れる様に確認する。


「それで、貴女がフェンリル…略してリル、でどうかな?」


「リルはリルなの〜♪りるりるら〜♪」


青い娘はかなり嬉しいのかメディナの周りをクルクル回りながら謎の言葉を発している。


「メディナ女史、な、名前が決まったところで、この子たちにも、と、登録の為のアイテムが必要ですぞ?」


「へえ、何ですか?指輪とか腕輪?それとも足に付けるやつですか?」


回るのに飽きたのかリルがメディナに抱きつき、ロスが控えめに腕に引っ付くとノルアドが鼻息を荒くしながら近づいてきてポケットをゴソゴソ探している。

可愛いのが良いなぁなどとメディナが期待に満ちた目で見ていると出てきたのは……


「コレですぞ!こ、コレが召喚獣登録用の、あ、アイテムですぞ?」


「わぁ、黒くてゴツくて、刺々しくてとても可愛…………ってコレ!?首輪じゃないですか!しかも皮張りの頑丈そうなっ!」


「おっ?ままロスにくれるのか?」


「あっ!リルもリルも〜!」


出て来た、ゴツい皮張りでトゲトゲの付いた凶悪そうな首輪を受け取ったメディナが叫び声を上げると、メディナにくっついていたロスとリルはそれをメディナから奪い取ろうと必死に手を伸ばし……


ーガチャリッー


と、はめてしまった。


「あーーーーっ!!…………あの……コレ鍵穴が見当たらないんですが……どうやって外すのでしょうか?……」


「デュフフフフ、そ、それはぼ、僕の特別性で、一度つけたら外せない代わりに召喚者との仲が良い程強くなる魔法が掛かった首輪ですぞ?嫁にも付けておりますが外れることは有り得ませんぞ!」


デュフフ、嫁と僕の絆は永遠ですぞー!!と叫ぶノルアドをどう仕留めようか真剣に悩み始めたメディナ


「ままからのプレゼント…ふふっ…」


「わーい!リルのくびわー!ろーちゃんにあう?」


その背後で、ゴツくて刺々しい首輪を恍惚とした表情で撫でる赤い幼女(ロス)

嬉しそうに、いつの間にか仲良くなっていたロイテストにキャッキャと笑いながら自慢している青い幼女(リル)


「……嬉しそうですし…いい…のでしょうか?」


取り敢えず……目の前でデュフフと笑う、このまんまる男を一発殴っておこう…メディナはそう決意すると拳を握り、顔面に叩きつける準備をした。

首輪付き幼女ゲット?


赤い幼女がケルベロス

ツンデレっ子


青い幼女がフェンリル

ふわふわお嬢さま


現在はギルド受付嬢の(ぶかぶか)


ではまた次回に…

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