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ガチ百合ロリっ娘ちゃんはクラス転移に巻き込まれる振りをする!  作者: 猫田寝巻
異世界で下準備をしてみよう!
6/12

閑話:とある囚人のお話 1

別の人の視点です。

別世界なのに何で言葉が一緒なの?とかメートルがあるの?とかはスルーしてください。お願いします。

我は、何十、いや何百年もの間常に鉄やら腐った臭いを放っているであろう冷たい石畳みと石レンガのようなものに囲まれながらもうどうしようもない事を考える。


ーーーーー何処で間違えたのだろうか?考えた所でどうにもならないが。……………それでも時間は腐るほどにあるから意味の無い事を考えてしまうのは仕方がない事であろう。


()()()()を庇ってしまったからだろうか?……別に後悔などしてない。するはずもない。

そもそも、()()以外の種族で産まれて来ていたら親友を庇ったぐらいじゃこんな所にはいないであろう。


此処、《ダンテレスト獄(石の監獄)》には。


ダンテレスト獄は一言で言うならば()()であるな。

全大陸の中心部、地下200メートルの所にあると言われており魔法、打撃、斬撃が一切効かない

フレジェリコ(神の悪戯石)》と呼ばれる物で出来た石レンガと石畳で出来ている。

フレジェリコ以外で出来た物は服と囚人達が持って来た物、囚人達自体以外には何も存在しない。


脱獄出来る訳が無い。


「はぁ、ଳkଉրି(ライト)


暗闇では無く暗黒であった我の周りが明るくなる。そしてその光を壁に投げつける。

魔法は効かないはずであるのにその光は壁に張り付く。


「何故、攻撃系ではない魔法は消えぬのであろうな。………大昔の神と呼ばれる者が遊びで作ったから……か。遊びで作ったにしてはデタラメだな。」


昔読んだダンテレスト獄に関する本の内容を思い出しながらそう思う。デタラメ過ぎやしないだろうか。いくら神と呼ばれようとしても中々におかしい。


アホとしか言いようが無い。


「…………… (助けて)、助けて……………消えた……………くないッ!」


幾度目になるか分からないが自我が無くなる寸前の人?もしくは()()()、魔族か他の種族かの声が何処からか聞こえる。


……………助けて、と言われて助ける酔狂な奴は此処には居ない事も無いが無理であろう。


「ああ、あぁぁ!あへぇ、あはは!」


あ、壊れたな。


もう死んだも同然だな。直ぐに()()()()()()の奴が回収するだろう。

我もああなるのであろうか?なりたくはないがな。

唯、随分と長く此処に居る。我もああなって終わるんだろうな…………… (嫌だがな。)


()()()()する事以外で()()()()()()と言うのは恐ろしい。

此処に収容される瞬間に《グリアコット(不老の呪い)》を此処に()()()()()()()()から受ける。


故に寿命で死ぬ者はいない。

此処で死ぬのは先程のように精神が弱い者だな。

逆に言えば精神力が強い者は長く生きる。


不老にするなら精神のケアもして欲しいものだ。


「ふ、それなら罰にはならぬか。」


しかし、此処に来るまで死よりも恐ろしい物があるとは思わなかった。

しかもそれが不老不死ではないが永遠に生きると言う事とは思わなかった。


我の()()を含む全世界の全権力者がこの呪いを知ったら看守を欲しがるだろうな。

どんな時代の権力者供でも永遠の命を望むものだ。

例えその看守が神の手によって作られた()()であろうとも呪いの事を考えたら神など関係無く奪い合いになるであろう。


まぁ、呪いの事がバレる事などないであろうが。脱走できる奴などいないのだから。


此処には過去の伝説とされている者達がいる。寿命が無いからまだ生きている。

何人かは我が小さい頃に読んで貰っていた絵本にも出て来る様な者達だ。


発狂して死んだ奴はどんな罪で此処に収容されたんだろうな。

まぁ、どうでも良いがな。だって、どうでも良いし、死んだ奴などな。


ちょっと眠くなって来たから寝るとす


ーーーーーカラーン!カーン!カーン!カーーーーンッ!


る……………久しぶりに聞いたな。あれ?前はもっと喜べていたような気がするのだが。

ヤバイな。これが感情が消えていくと言う物か。

新入りが入って来るな。


さて、新入りに会いに行くか。我が何年此処に収容されているか知りたいからな。

前の囚人の時点で56年は経っていたしな、もう時間と言う感覚が抜け落ちているからどれぐらい経っているのかがわからない。

此処には王族やら貴族など肩書きが凄い奴もいるから自分の国や家族か子孫の様子を知りたい奴も多くいる。


まぁ、もう国が無くなっているとかもあるからなかなかわからない物だが、今、世界では何が起こっているかは知る事が出来る。

それだけでもありがたい事だ。知った所でどうしようもないが……。


暗闇の中をそんな事を考えながら歩いていると前方にライトの魔法の光が見える。


近ずいて行くと我が知ってる顔の者が()()()をもしゃもしゃと食べながら無機質な紫色の瞳を此方に向けていた。


「……むしゃ……むしゃ……待ってた。」


「それはすまなかった。いや、なに、何と言ったらいいかわからないがすまない。」


此奴がまさか我を待っていると思わなかったので言葉がおかしくなってしまった。と言うか待ってると言うのは何故なんだろうか?待ってるって何を?我をか?なんで?まぁ、気にしたところでどうやっても知りようはないだろう。此奴が言うはずもないし。


ん?と不思議そうに小柄な茶髪で眠たげな紫色の瞳をしており健康的な肌である美少女が首を傾げている。

すまないな、訳も分からずに謝ってしまって。


「……むしゃ……一緒に行こう。………ボリッ!ボリボリ!ゴクンッ!」


此奴、骨まで食いおったな。




























アドバイス、疑問、誤字脱字があったら教えてください。凄い間違えている気がするので。


忙しかったんです。すいませんッ!


ナニカの肉って、何の肉か分かりますよね?

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