短くてゴメンね。
かなり不定期なので
ローザは私以外に綺麗って言われても喜ばない。
何故かは知らないけど。
まぁ、理由は大体分かってんだけどね?
「あなたはカンナちゃんのお姉さんなんですか?」
ローザがどう返そう?って言う目でこちらを見てくる。
ー前に決めた奴でー
と多分、伝わってないであろうが目線を送る。
「いえ、私は神薙お嬢様専属のメイドです。」
キリッとした目でローザがそう堂々と言う。あ、餃子の油でちょっと唇がテカってる。
おぉ!私の目線が伝わってる。
何故こんな風にしたかと言うと。
メイドって普通じゃあり得ないから事実言ってもバレないよね!ってこと。
しかも今はパーカー着てるし。
お嬢様にしたのはローザにそう言って欲しかったからだ。
「え?カンナちゃんってお嬢様だったの⁉︎」
アホだ。信じちゃったよこの娘。
もう、お茶目なんだから。
まぁ、別に信じられても良いんだけどね。
信じられても別に支障は無いから。
「馬鹿だねぇ、この子は。そんな訳が無いじゃないか?もし、ほんとにお嬢様だったらこんな寂れた所に来る訳が無いじゃないか。」
それ、自分で言う?今日はたまたま人がいなかっただだから寂れてないと思う。
「あ!そっか!そうだよね、お嬢様だったらもっと良い物食べてそう。」
良い物ばっかは食わないよ。
高いレストランとか行ったら官僚とかお偉い人達がいる確率が高いからね。
あいつらは嫌いだ。
何でこんな所に子供がいるの?って目で見てくる。
まぁ、それが普通なんだけど。
おんなじ空間にいるだけで息苦しくなってくる。
「カンナちゃん、ゆっくりしていってね。」
そう言って台所へはけていった。
私達は特に話すことも無く黙々と食べ進める。
そして最後の餃子を食べる。
ローザは食べ終わっているから私が食べている所を見ている。
パクッと最後の一口を食べ、
ガタ。
食べ終わったから席を立つ。
それに合わせてローザも席を立つ。
そしてレジに向かう。
「ん?凛子ぉ!お会計してぇ!」
「分かったぁ!」
トタトタと可愛いらしい足音で近ずいて来る。
あ!おっぱいが揺れてるぅ。近ずいて来るぅ。
チラッと横のローザの顔を見ると …うわぁ!無表情なんだけど凄い怖い。
なんて言うんだろう目が死んでる?まぁ、そんな感じ。
言っとくけどローザも大きいよ。
「 」
おっと怖い怖い。羨ましいから見てるのかと思った。
「 でください……ネ?ヤ ク ソ ク ですヨ?」
「………ん、分かってる。 」
ちゃんと分かってるよ。だってやっぱりローザが一番好きだからね。
ほんとうに愛してるよ、好きだよ、ローザ。
あ!照れっちゃって可愛いぃ。顔、真っ赤!
「どうしたんですか?なんか約束してるんですか?」
会話が聞こえたからかいつの間にかレジにいる凛子ちゃんが質問してくる。
「あぁ、何でもありませんよ。それよりお会計を」
「あ!すいません、えーっとお会計は、えーっと」
ローザが鈴の音のような声で急かすから凛子ちゃんが焦ってる。
まぁ、そりゃあ清んだ声で急かされたらテンパるよね。
あぁ、ボタン押し間違っちゃったよ。
「お会計は1786円になります!」
「お釣りはいりません。ごちそさまでした。」
2千円を出してそう言う。
凛子ちゃん凄い大声だね。
汗もかいてるし、大変だったね。
さ!家に帰ろうっと。
ガラガラ〜とドアを開けてローザと一緒に外に出る。
………ん?私とローザの関係って側から見たら何に見えるんだろう?ま、何でもいっか。
うわぁ、忙しいよぉ〜
見て分かるようにローザもアレです。