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ガチ百合ロリっ娘ちゃんはクラス転移に巻き込まれる振りをする!  作者: 猫田寝巻
異世界で下準備をしてみよう!
11/12

話が良く脱線するようです

落ち着け。私よ。深呼吸ぅー。吸ってぇ、吐いてぇ。


はぁぁ、ちょっと落ち着いて来た。


ちょっといったん状況確認しよう。

ってかしないとヤバい。

もう頭がこんがらがってるし、わけ分かんないし、ローザはグルだし、もうどうしろって言うの?

はぁ、嫌だなぁ。なんでこんな面倒くなってんだろう?

えーとまず

誘拐される

ローザと引き離される。

お姉さんと会う。

ローザが急に現れる。

それから、ゲートと魔法と眷属と神だったかな。

それで異世界に行って時が止まったと……………ん?冷静になって考えるとヤバくない?



ヤバいじゃん。なにこれ?

だってさぁ、私は唯のレズの女の子だったんだよ?

それが今や邪神?

追いつかないって。いきなり七兆円貰ったような物だよ?

桁がデカすぎて実感ないって。

今、ソレだわ。実感がない。いきなり邪神って。

邪神って何よ?厨二かよ。はぁ、ないわぁ。

私が何をした?なんか恨まれるようなこ………あり過ぎるから今は良いや。



ふー、とりあえず私はゲートと呼ばれる異能が使える邪神になったって事ね。おk。



まぁ、ローザもいるし受け止めて行こう。なる様になるさ、私の人生。

違う!人じゃなくて邪神だから神生か。

……私、この嘘みたいな現実を結構受け入れてられてんじゃん。


それとローザはいつからグルだ?ほんとにいつから?

あとなんでお姉さん相手には欲情しないの?私。

お姉さんはローザには負けるけどかなりの美人だ。

私は可愛いか綺麗な女の子だったら欲情するのに。なのにお姉さんに対して私の食指は動かない。


おかしい。それと何故かお姉さんにローザを奪われるビジョンが見えない。

そりゃあ、ローザにちゃんずけしたのは許せない。

でもお姉さんがローザに欲情してるとは思えない。なんでだろう?

ローザだったらこちら側ではない女の子でさえ堕としてしまうのに。

アレかなぁ?好きな男でもいるのかな?

……………考えても仕方ないか。


あと私のゲートの能力を教えてもらってないんだけど。………未だに。


「ご主人様?大丈夫ですか?何やら深呼吸をされていたようですか。」


「ふふ、疲れたのかしら?そんな疲れる事なんてしてないと思うんだけど。」


うん、ローザになんでお姉さんと知り合いなのか聞こう。


………ん?え?


あれ?なんかローザに真っ黒い天使の翼が生えてるんだけど?

……………ついに幻覚が見えるようになったか。前から天使のようだと思ってたけど、翼の幻覚を見る程では無かった。

あぁ、羽も綺麗だなぁ。ローザにピッタリの黒だし、羽の一枚一枚が数えられるほどにはっきりと見えてる。

こんな幻覚見るなんて、末期かな?


「ローザ、私は幻覚が見え始めたよ。」


「何を言ってるのですか?」


なんか心底不思議そうに聞いてくるなぁ。

って事は幻覚か。


「ローザに翼があるように見えるんだ。ヤバくない?」


「あぁ、翼ですか?どうでしょう?綺麗ですか?きちんとご主人様の好みでしょうか?」


いや、どうでしょうか?って言われたら綺麗だけど………。


「うん、綺麗だよ。………現実?」


幻覚じゃないの?


「ふふ、お嬢ちゃんは幻覚かと思っているのね?まぁ、()()()()では正解よ。」


あぁ、幻覚じゃないのね。

ある意味って事は魔法なのかな?…………魔法しかないか。

いや、《(ゲート)》もあった。


「さて、お嬢ちゃんはあとで自分の容姿を確認してちょうだい。

今からは説明の時間よ。」


へ?え?私も翼があるの?

良かったぁ、まだ心の準備が出来るから良かったぁ。

………じゃないッ!

え?生えてんの?マジ?この理不尽をスルー出来るぐらいにはならないといけないのかな?


あとまだ説明あるのか、………当たり前か。


「まずお嬢ちゃんの《(ゲート)》をそろそろ教えるわ。」


「おぉ、やっとだよ。」


「じゃ、調べるから鎖出してちょうだい。」


ん?どうやって出すの?


こう?鎖よ出ろ!声はいらないでしょ。


ーーーージャラジャラジャラァァ


「うわ。」


うわ、出た。しかも想像した通りに出た。


「ふふ、ビックリしたかしら?」


「ビックリするよ。急に出て来たんだもん。」


「それもそうね。じゃあ渡してくれるかしら。

お嬢ちゃんの想像通りの動きをするから私の手の前に置いてくれる?訓練だと思って。」


……………体に巻き付けてやろう。想像通りに動くんでしょ?

今までの鬱憤ここで晴らす!行けっ!私の鎖!最終的には首を絞めてしまえぇッ!


ーーージャラジャラジャラッァ!!!!


「………ふふ、そうすると思ったわ。」


ーーーピタァァァァッ!


またッ!?さっき見た!雨とか雷と一緒じゃん!まだ足の所までしか行ってないよ!

鎖の動きを止めるのは酷くない?

殺せるとは思ってないから良いけどさぁ、なんか、こう、モヤモヤする。


あ、鎖を拾った。

白い紙を取り出したけど……………あ、鎖に紙を触れさせた。


「ふふ、分かったわよ。お嬢ちゃんの《(ゲート)》。」


殺されそうになったのにノーリアクション?

私は殺されても文句は言えないのにね。もったいないからかな?

あと早くない?


「え!?もう分かったの!?」


「はい、この紙に書いてあるわよ。」


「ん、ありがと。」


どれどれ。




(ゲート);《拘束せし(コントロール)(チェーン)の門(ズ ゲート)


効果;ありとあらゆる事象、物、事実を鎖で拘束する事が出来る。




ん?痛ッ!痛すぎッ!

イジメ?厨二すぎる!何?このルビ。

英語とかヤバ過ぎる!

スルー出来ない!面白ろ過ぎでしょ!もう我慢出来ない。

……思ったけど我慢する必要があった?お姉さんは別にキャラ作らなくていいでしょ。

もう普通に喋ってるし。

キャラ作りはもういいかな。だって此処は地球じゃないらしいし。

無表情で無口な方が女子受けいいし可愛がってもらえたけど……もう良いや。

まぁ、クラス転移して来るらしいからクラスメイトの前ではキャラ作りするけどね。


我慢やーめた。


「ぷ……あはははははは!あはははははは、はー。」


あはは、だって笑わせに来てんじゃん。腹いった!

この効果。絶対ふざけてるじゃん。


「ご主人様が急に笑い始めたのですが…………。」


私tueeeeじゃん。神じゃん。あ、神だった。


「ローザ、私の《(ゲート)》って奴、強いんだけど。」


「おめでとうございます。」


「見る?私の?」


とりあえず見せてあげよう。


「お嬢ちゃん、その紙 他人は見えないわよ。」


「え?そうなの?」


「ふふ、当たり前じゃない。《(ゲート)》の効果なんてのは命と一緒よ。

効果がバレても大丈夫にするのが一番良いけどお嬢ちゃんはまだまだ未熟なんだから隠した方がいいわ。

ああ、でも教えても大丈夫な《(ゲート)》だったら言いなさい。

例えば、万物を創り出す、時を止める、事実を映し出す、何々を封じるだとかだったら絶対に言いなさい。

かなり使えるから。」


へぇ、命と一緒なのか。

まぁ、でも教えても良いね。ローザは大丈夫だし、お姉さんは別に教えなくても教えても一緒のような気がする。


「分かった。ローザ、私の《(ゲート)》の効果はありとあらゆる物を鎖で拘束するって言う物みたい。」


「ご主人様ッ!」


そんな怖い顔しないでよ。別に良いじゃん。


「大丈夫だって。だいたいお姉さんだったら言わなくても言っても瞬殺されるんだから、変わらないって。」


「ふふ、そうね。お嬢ちゃんを殺すのに1秒もいらないわ。なんなら試しに殺ってあげようかしら?」


ほら、言った通り。………試しに殺されるのは嫌かな。


「システム様ッ!」


あ、そう言えば


「ねぇ、ローザ?」


「何ですかご主人様?………無言で近ずいて来るのは怖いのですが。」


ふふふ


「ローザはさぁ?なんでそんなにお姉さんと仲が良いわけ?ねぇ、なんで?なんで?」


えへへ、鎖で縛っちゃおうね?


ーージャラジャラ、ジャラジャラジャラ


「ん?え?ご、ご主人様?鎖が纏わり付いて来ているのですが?」


「ねぇ、なんで、いつから知り合いなわけ?いつ?いつなの?」


あぁ、凄い良いねぇ、やっぱり鎖で縛ってあるローザが一番綺麗だよ。

さながら蜘蛛の巣に捕まっている綺麗な蝶みたい。

じゃあ私は蜘蛛かな。………あはは、どう食べてあげようかな♪


「はぁ、ご主人様。………嫉妬ですか?嫉妬ですよね?」


嫉妬だけど?


「ねぇ、いつからなの?」


私はローザとキスするんじゃないかってぐらい顔を近づける。

綺麗な目。水晶みたいに澄んでいるよ。

誰にも渡さない。

………だから許せない。私が知らない所で仲良くしていたお姉さんが。


いつからなんだろうね?ねぇねぇ?


「ご主人様、その嫉妬をローザはいつも感じているんですよ?

分かってますか?ローザはご主人様が他のメスを見ている時はいつもそんな嫉妬に駆られていたんですよ。ねぇ、分かってますか?ご主人様はローザをこんな気持ちにさせていたのですよ。

……………ほんとに分かってます……か?」


あ、ローザの目がドロドロとして来た。

なんだか飲まれてしまいそうになっちゃいそう。

……………ローザに飲まれるのは良いかもしれない。


「うん、ごめんね。分かったから落ち着いて。

……………でいつから?」


話題を元に戻さないと。

いや、分かってるんだよ?ローザが嫉妬していたのは。

分かってるんだけど嫉妬してくれるのが嬉しかったの。

………まぁ、私自身がローザ意外の女の子を見てしまうのもあるよ。


でもね、秘密にしているローザが悪いんだよ?

こんなにも愛してるのに。


あは♪愛してるよ。



「ふふ、良い雰囲気の所をお邪魔するけど私の話を聞いてくれるかしら?」



「ん?お姉さん?邪魔だと思うなら黙っててよ。」


「ふふ、そう言う訳にはいかないのよ。

お嬢ちゃんかなり鎖を使うのが上手くなっているわね。」


あ、ほんとだ。これなら好きなように操れると思う。

さっきもローザが傷つかないように鎖の先端の刃が丸みを帯びるように出来たから。

はぁ、こんな体から鎖が出るって言う不可思議な現象に何とも思わなくなって来てる時点でかなり順応して来てる。

…………まぁ、良い事か。私はこれから色々な不可思議な現象に慣れていかないといけないんだから。


「ふふ、お嬢ちゃんの《(ゲート)》はとても良いわ。

鎖を出した時点で欲しかったけどますます欲しいわ、眷属に。

条件をもっと良くしようかしら?

拘束系の《(ゲート)》がとっても必要なの。」


「ちょっと、待って。」


「ふふ、頭をスッキリとさせるといいわ。」


頭の中がスッキリして来て疑問が増えたんだけど。

………そもそもなんでお姉さんは私に此処までしてるの?

(ゲート)》の説明って言うのは分かる。

だって何も知らずに《(ゲート)》なんてあれば私は冗談抜きで世界征服出来る。

だからお姉さんと言う絶対的な存在を私にちらつかせて余計な事をするなって言う牽制にさせるんだろう。


いや、待て。

お姉さんは異世界に行くのは決定事項として話していた。

と言う事は《(ゲート)》の説明と異世界に行くのはセットなのかもしれない。

いや、ないか。


だって異世界に行く時に念願のって言っていた。

じゃあ、《(ゲート)》の説明だけが元々のお姉さんの仕事だったけど私とローザの《(ゲート)》を知って使えると思ったから私達を異世界に行かせるのかな?

今思うと私達じゃなくても良いはずだ。

……………なんかお姉さんの事だから何となくでやってるような気がする。


まぁ、どちらにせよ私が考えたところでどうにもならないかな。

考えるのはめんどくさいから目先の事だけを考えよう。


お姉さんは私が欲しいと。

もうおもちゃ宣言してるから私に了承なんて取らなくていいのにね。


………ちょっと待って。


「あッ!思考をずらされてる!今はローザがいつお姉さんと知り合いになったのか?を考えてたのに良く分かんない事を考えちゃったじゃん!」


「ご主人様、落ち着いて来ましたね。」

やっと神薙が落ち着いて来ました。

不可解な点があれば教えて下さい。お願いします。


次の話ぐらいで説明を終わらせます。


それと神薙は強かろうが弱かろうが虐殺ぐらいしかしないのでインフレにはなりません。

でも戦うシーンはあります。三回ぐらい。他は虐殺です。

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