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ユーティフ冒険記  作者: 静観 啓
第1章 始まりの町「タートタウン」
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登場人物一覧(三人の五年後と師匠たち)

物語を楽しんでもらうため、三人の容姿や性格など登場人物の詳細を載せておきます。

【クォーター・ルク】

 白シャツと茶色の長ズボンとエリヤからもらった漆黒のボロローブを羽織っている。いつも髪には寝ぐせがついており、食事以外は何事にも消極的。脳力はレグロという準生物を生み出すもので、現段階での攻撃手段は不明。マリーの何にでも首を突っ込む性格とある種の無防備さに頭を悩ませている。


【イリシス・マリー】

 タンクトップにホットパンツというラフな格好に、丈の短い羽織を上から着ており、腰には術式用の道具を入れるポーチを装着している。金髪美少女で腰はしっかりと締まっているが、胸はかなり大きい。しかし本人は周りの目など全く気にしている様子はなく、その無防備さにルクはいつも頭を抱えている。曲がったことが嫌いで、何事にも全力。


【レグロ】

 ルクの脳力によって生み出された準生物で、相棒。漆黒の姿に金色の瞳、背中の小さな翼が特徴で、ある種の悪魔のような姿をしているが、大きさがリンゴ一つ分の二頭身で、声も高い。さらに手足も短いため、ルクのマスコットキャラクターと化している。性格は口が悪く、一見乱暴に思えるが、実際は面倒見がよく、空気が読める。生活場面ではルクやマリーよりもしっかりしている。


【カイン】

 ルクとマリーよりも一つ年上で、兄的存在。ブラウンの髪にブラウンの瞳が特徴で、身長はルクより少し高い。脳力は持っていないが、格闘術とそれを支援する術式を使いこなす。三人の中で最も強く、師匠がいない五年間の修行も仕切っていた。



【エリヤ】

 ルク、マリー、カインの師匠であり、かなりの手練れ。『細雪ささめゆき』という二メートルを超える太刀を使う。髪は白髪で、いつもルクの着ているローブを羽織っていた。年は八十を超えているらしいが、見た目は三十代前半ほど。三人に自分の使っていた道具を託し、ある日姿をくらました。


【リン】

 黒髪の長髪に黒のスーツが特徴。二十代前半の文句のつけようのない美女。エリヤの仕事仲間らしく、ルク達と一緒に生活していた。エリヤの代わりに稽古つけることもあり、エリヤと同じくかなり強い。その反面、稽古以外ではとてもやさしく、三人にとって姉のような存在。エリヤと同じ日に姿をくらました。



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