徒然なるままに 短編3作
一つ目はなんとなく思った事を文章化しただけ、2つ目と3つ目はたて読みで禅語になるようにして、内容もその禅語からあまり外れすぎ無いようにして作ったはず。
【夢】
生を受けて
名をもらい
世を生きて
幕を下ろす
夢を見る
約46億年の
長い夢では
ほんの一瞬
百年くらい
夢を見る
そんな人生
【紅葉舞秋風】
紅く色づいた山々に登り、ふと見上げる
葉がひらひらと、上から舞い降りて来る
舞う木葉は、どこまでも澄み渡るような
秋の空に映える、美しい紅色の椛の一葉
風と戯れ風に舞う一枚の葉に心惹かれる
【紅葉山川満】
紅く染まった木々たち
葉の一枚一枚が集まり
山々、紅く燃え上がり
川の水面にも映り込む
満ちる秋の色、山川に
たて読みして、なおかつ意味合いも たて読みと同じようにするのって凄く難しい。でも楽しかったからまたやるかもしれないです。
小説にしろ何にしろ、書いてる本人が楽しく書くのは大事ですよね。
プロじゃなくて、ただ創作が好きな人達が趣味でやってるんだし。でも読んで下さる人達がいる以上は、読んで下さる人達も楽しめる作品にしないといけませんよね。