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しいていうならお前の横を歩いてるのが魔王  作者: たぴ岡
最終章「しいていうなら(略
236/240

対峙

 レベル5のひとたちが王種と呼ばれるのは

 彼ら一人ひとりが自然界の代表者という位置付けにあるからだ


 そう呼ばれるに相応しい特性を持っている


 大きいひとは砂や岩石などの無機物を自在に操れる

 火のひとは鳥たちを統べる王(だと思われている)

 海のひとの歌は海洋生物を従えることができる(かもしれない)

 そして緑のひとは動物たちの姿や特性を真似ることができた


 飛行能力を持つアニマルは珍しいから

 緑のひとはよくコウモリの姿をとる


 無数のコウモリと化した緑のひとが木のひとの進路に割り込んだ

 寄り集まったコウモリの群れが、たちまち緑色の巨体を形成していく


 突進してくる木のひとと緑のひとの巨体が正面からぶつかり合った

 緑のひとの太い前足が木のひとを押しとどめようとする


 陸上最強の生物と称される緑のひとの膂力は

 同じファイブスターズの中でも頭一つ抜けている

 だが重量では木のひとのほうが上だ


 静止した状態での力比べならば緑のひとに分がある

 しかし重量で勝る木のひとの突進力には目を見張るものがあった


木「アイ、オ……!」


 緑のひとの本名はアイオと言う

 お前らに本名で呼び合う習慣はない

 それは自然な成り行きでそうなった

 よちよち歩きのバウマフさんちのひとにお前らは自分の名前を最初に呼ぶよう強要するからだった

 だから奇妙な話になるが、幼い頃の子狸さんは動物と魔物の区別がつかなかった

 そうやって何もかもがあいまいなまま成長していくのだ


 木のひとが緑のひとを本名で呼んだのは

 そうした習慣が生まれる前に遠くへ行ってしまったからだ


 そのことがどうしようもなく悲しくて

 緑のひとは吠えた


緑「クオン…!」


 木のひとの本名はクォンタムと言う

 今で言う古代言語の量子を意味する言葉だ


 法典は術者となる種族の発祥の地に落とされる

 それが、のちのちいちばん文句の出ない選定方法だからだ

 全人類にチャンスがあったと言えば、少なくとも公平であろうとしたことは伝わる


 第一世界はリスクを冒さない

 第一世界は魔法がない世界だからだ


 世界の在りように異物をねじ込むような危険な賭けを

 自分たちの世界で試そうとは思わない


 連合国の片隅、地中深くで法典は眠り続ける

 法典が根付いた地だから

 連合国の古い言葉には超古代文明の名残りが散見される

 つまり異世界より持ち込まれた概念やオーバーテクノロジーだ


 そのいびつさに違和感を覚えたのがバウマフ家の開祖だったのではないか?


 ※ ねーよ

  ※ ない。それはないわ

   ※ ねつ造は良くない


 ※鍵穴にねじ込まれてでろっとしていた王都のんからまさか開祖を擁護する発言が飛び出すとはな……


 ※え? なに? 子狸に飽き足らずバウマフ家の地位向上に着手しはじめたの?


 緑のひとが太い前足を突っ張る

 衝撃で踏んばる後ろ足が地にめり込んだ

 それでも止まらず岩盤を削って押し込まれる 


 押し込まれながらも緑のひとは肩越しに背後を気にしている

 そこには打ち捨てられたバナナの皮があった

 このまま行けば、すってんころりんしてしまうのは目に見えていた


 しかし、そうはさせじと大きいひとが動く


大「加勢する……!」


 直上で再結合した巨人は、緑のひとの背後に降り立とうとしている

 着地したその瞬間に偶然にもバナナの皮を踏んづけてしまいそうだ


緑「手出しをするな!」


 首をねじった緑のひとが大きく口腔を晒した

 口をすぼめて鋭く吐息を吹くと、ばちばちと火花が爆ぜた


 炎に関わる魔物は火花を操るものが多い

 この世界で破壊された動力兵は強い輝きを発し

 それが遠目には火花に見えるからだった


 大部分の出来事は魔法で隠ぺいできるが

 お前らと動力兵たちの開放レベルは同じ9だ

 よそ見をして戦うのは自ら不利を招く行為でしかない

 だから火花星という現象をでっち上げて自由に戦える環境を作った

 

 騎士団は火花星を凶兆として扱う

 魔物の動きが活発化する前兆であると……

 それは当然のことなのだ


 四人の都市級と五人の王種は

 人前でも動力兵と戦えるよう設定された存在なのだから


 それゆえに王種と王種の戦いは人間が干渉できる領域を大きく逸脱したものになる……


 人々が息を呑んだ

 緑のひとのブレスは、彼らが失ったものを否応なく照らし出した

 この瓦礫の山が彼らの故郷だ

 

 火花群に呑み込まれた大きいひとが激しく放電した

 あのでっかいのは、いちおう魔属性という扱いになっている

 属性魔法の正体は映像だ


 これまでもおれは折に触れて魔法の解説をしてきたが

 それらはいずれも簡略化したものだ


 今回はさらに奥まった難しい話をしようと思う

 さて、勇者さんはどこまでついてこれるかな……?


 属性魔法の正体は映像だ。しかし、それだけではない

 発火魔法は術者がそうと命じれば何かを燃やすことができるし、一度燃え移った炎は魔法を解いても勝手に消えることはない

 魔法から物理現象への移行がある

 これは正常性の働きによるものだ


 発火魔法が熱いのは

 術者の正常性による現象なのだ


 だから正統なスペルを受け継ぐバウマフ家の人間は

 発火魔法で何かを燃やさないことができる


 正常性は魔法の存在を否定するが

 一方、反発することで魔法に定着を促してしまう


勇者「…………」


 勇者さんはぴんと来ていない様子だ

 しかしおれたちの子狸さんははっとした


子狸「!」


勇者「…………」


 その様子を見て勇者さんが一つ頷いた


勇者「知ってた」


 嘘を吐くな!

 基礎的な知識を持たない勇者さんが理解できる内容じゃない!

 まったく……勇者さんはもっと謙虚になるべきだな


 そう、おれのようにだ――


 お前らがバナナの皮をめぐって骨肉の争いを繰り広げている

 一方その頃、青狸さんは悠然と後ろ足を進めていた

 その歩みを止めたのは、やはり動力兵だ


 青狸さんは確かに都市級を圧倒したが破壊はしなかった

 動力兵は核さえ健在であれば魔法を使える

 複核型ならば尚更だった


 誘導魔法の術者が動力兵を組み上げることができるように

 動力兵は、より精密に同胞を召喚する


 甘さを、隙を突かれた?

 いいや、そうではない。想定内だ


 魔物と人間は共存できない

 人間たちがお前らに差し出せるものは何もなく

 だが争うことには価値がある


 だから、あの大きなポンポコは第三の道を選んだ


 人間たちの身体は四次元戦闘に耐えられる構造になっていない

 だから今、動力兵たちが四次元戦闘を仕掛けてくることはない

 今この世界には、彼らが守るべき北海世界の人間が居るからだった


 しかし一つでも歯車が狂えば

 この世界の人間たちは滅亡の危機に晒されていた

 あまりにも危険な賭けだった


 だから青狸さんは、その責任を自分で背負おうとしている

 敵意を剥き出しにして異世界人へと迫る青狸さんに、動力兵たちが手心を加える理由はない

 それでも時間に干渉しようとしないならば


 進む。自動防御が作動した。一斉掃射された毒尾が弾かれる。本気を出した魔物は光速の壁を優に上回る。群れなす動力兵を認識することはできない。人間の思考は電気信号によるものだ。魔物の肉体を構成する半概念物質は物質的な観点では最小の単位になるから光すら置き去りにすることができた。だから人間が魔物と同じステージに立とうとするならあらかじめ手を打っておくしかない

自動攻撃が作動した。前足に超高密度の圧縮弾が生成される。同時に動力兵たちが跳ね飛ばされた。究極の攻性魔法は時間、空間に縛られない。発動を許した時点で手遅れだ。ねつ造された過去が動力兵たちに敗北を強要するからだった


 動力兵は無尽蔵に増殖する。無敵の魔法などというものはない。自動攻撃が猛威を振るったのは既に過去の話だった。減衰の罰則を無視できるバウマフ家の特権だった。同格、同性質の魔法は打ち消し合う。オリジナルとコピーを明確に隔てるものは座標だ。つまり今どこにいるか。座標も同じならそれは既に同一人物だ。だから同じ魔法が衝突したとき重複したイメージが致命的な矛盾を引き起こす。自動攻撃が相殺された。動力兵が殺到する。自動防御が作動した


 前足を突き出す。魔物ほどではないが人間の限界を超えた動きだった。自動防御だけではない。二重、三重に魔法を仕込んでいる。確かに自動性質の魔法系統は強力だが、人間が認識できる範囲を大きく逸脱している。自分が踏み越えてきたものを自覚することすらできない。だからバウマフ家の人間は追い詰められないと自動攻撃を使わない


 飛散した黒点が他の輪郭を浮き彫りにする。魔導素子は魔法の最小単位だ。魔法という法則の根幹を成している。だからリサを感知する受容体は存在し得ない。強引な例になるが、人間の思考は電気信号によるものだから電気よりも小さなものを思い描けるようにはできていない。下地となる表現方法を持たないと言うべきか。リサを認識できる生物はお前らも含めいないということだ。認識できないから無理に見ようとすれば視界に死角が生じる。錯誤が生じるのは、けれどそこに在ると知っているからだった。身体のほうでつじつまを合わせようとするからごく狭い範囲の光が強調されて輝いて見える


 動力兵たちの動きが目に見えてにぶった。自動防御は学習し成長する魔法だ。それを突破しようとするのは暗号文に挑むことと似ている。無敵の魔法はないから筋道を設けて確実に時間を稼げるよう設定されている。だから動力兵たちはこの難解なトラップを解くために一時的にスペックを落とすしかなかった。自動防御は“扉”の魔法だ。あれが何なのか、おれたちも正体を知らない。ただ、高密度の複合性質は明確な意思を獲得する。それは多細胞生物が意思を獲得していったことと似ている。自らが属するコミュニティを維持しようとする働きから生物の意識は生まれた。彼らが重要な器官を肉と皮で守ろうとするように、ある一定の規模に達した魔法には命令系統が生じる。その理屈を利用したのが誘導魔法だ


 突き出した前足をまっすぐ横に引いた。動力兵のアタッカーが一斉に弛緩し膝を屈した。存在しない魔法だ。細かい理屈を知らなくとも現象をコピーすることはできる。晒した手札は利用される。だが動力兵に通用するかどうかは未知数だった。他に取るべき手段は幾らでもあった筈だ。そうしなかったのは悪戯心によるものだ。戦いを楽しんでいる

 笑った。バウマフ家の人間は、あるいは歴代の勇者よりも高い英雄の資質を持つ。勇猛果敢、好戦的かつ獰猛。ふだんの度を越した穏和さは本性を隠すための擬態でしかない


 犬歯を剥いて笑う。言った


「どうした? まだまだ!」


 薄氷を踏むような戦闘が続く。一瞬でも上に行かれたら負ける。もう特赦はないから尚更だ。しかし慣れていた。そんじょそこらの動力兵に遅れを取るようなら、まずここには居ない。バウマフ家の人間は幼少時より魔物に負けないよう鍛え上げられる。一握りの才能ある管理人ならば、特定の分野において魔物を上回ることさえあった。あの大きなポンポコには戦闘の資質があった。どこまで行けるのか、どこまで強くなれるのか、お前らが興味の向くまま持てる知識を余すことなく注いだ結果こうなった

 退魔性が皆無の人間など居ない。それはつまり退魔性をエサに魔法を従わせることができるということだ。本来ならば共存できない性質を煽って競争に駆り立てることができるということなのだ

 前に出る。水平に力場を蹴り、動力兵たちの群れの隙間を縫うように駆ける。視界が目まぐるしく入れ替わる。ジェットコースターみたいに。群れを抜けた。振り返る。もう一度だ。詠唱が完成した。高度な魔法環境では不要な詠唱すら意味を持つ


「チク・タク・バリエ・リアル・ディグ・レイ・メイガス!」


 スペルは魔法の名前だ。本来この世界に居場所のない魔法に名前を与えるという行為は人間たちが思うよりも大きな意味を持つ。魔法は、魔物は契約を重視する。約束を守るということ。それは、こちらのルールに人間たちを引き込めるということだからだ。約束を守る、守らないは実のところどうでもいい。いかなる事情があろうとも存在の正常性を脅かされる理由にはならない。だから自ら望んでそれを差し出す仕組みを作った。退魔性は、ある一定以上の領域に達した魔法使いにとっては邪魔な要素になる。使えば使うほど、失えば失うほど、魔法のレスポンスは良くなる。際限なく


 圧縮弾が放たれた

 かつて魔軍元帥が港町で使った回転する圧縮弾だ

 円心運動を司る魔法はない


 リサ結晶体の構造を決めるのは魔導素子の回転速度であり

 その自転運動を制御してしまうと大きな破綻を免れないからだった


 融解魔法により熱量を付与された圧縮弾が

 回転するたびにいびつな風切り音を立てる

 それらは並行呪縛によりコントロールされたものだった


 風切り音は喚声となる

 圧縮弾が圧縮弾を生む

 圧縮弾の無限機構だ


 複核型と同じ発想を目にして

 北海世界の魔導師は驚きを隠せない


海獣「制限解除……これが第九圏の……」


 青狸さんは動力兵たちと互角以上に渡り合っているように見える

 その点がワドマトには腑に落ちなかった


海獣「……何故だ?」


 わからないか?

 簡単な話なんだ

 単純な撃ち合いでは誘導魔法は連結魔法に劣る

 だが人間には“向いてる”


 お前たち北海世界の魔法は

 筋道を作り、リサ結晶体を誘導することで成立している

 そして誘導魔法と連結魔法は似ている

 だから同じこともやれる


海獣「真似たのか。あれを」


 真似たんじゃない

 真似るしかなかったんだ

 生き残るためにはそうするしかなかった


 連結魔法と誘導魔法

 青狸さんほど二つの魔法に精通した魔法使いはいない


 だから、遣りきれない思いだけが残った


 大きく踏み込んだ青狸さんが、ワドマトの胸ぐらを乱暴に掴んで引き寄せた

 凄むまでもなく敵意を湛えた視線が異世界人を射抜いた


青狸「なぜオリジナルを寄越した。見分けがつかなかったとは言わせない。お前は、おれと同じだ。判別できた筈だ」


 その言いように、ワドマトが気分を害したことはあきらかだった

 至近距離から負けじと睨み返す


海獣「同じ条件で戦いたいとあれは言った。私に当たるのは筋違いだ」


青狸「あれだと? 自分の娘にも等しい相手だろうに、お前は……」


海獣「一緒にするな。君はメノゥが敗れるとは思っていない。……それはそうだ。そういうものだからな」


 誘導魔法が最高の一角に挙げられることは疑う余地がない

 実質的に制限解除なしで開放レベル9に手が届くからだ

 むしろ制限解除という概念は北海世界にはないのかもしれない

 動力兵を傍らに置けば、わざわざ人間が魔法を使う必要性はなくなる

 

 ワドマトには知識があった

 それは、数千年あるいは数万年もの歴史を経て積み上げられてきたものだ


海獣「魔物は正常性を排除し、その隙間に入り込む。とりわけ第一位リシスは……」


 なんでもお前らの正式名称は第一位リシスと言うらしい

 あと、なんか別名で無制限リサ制御体とかいうのもあるらしいぞ


 ※ なんでお前はそういうとき決まって自分だけは別みたいな言い方するの?

  ※ そう、そこよ。かなり前から気になってた。他人事かよっつう……

   ※ なんか肯定的な場面だとおれらって言うよね


 ※ わかる。王都のんにはそういうトコある

  ※ むかしは違ったじゃん。どこで歪んじゃったの?

   ※ せめて勇者さんの前ではもっと猫かぶれよ


 ※ まあ、勇者さんは猫耳だけどさ……

  ※ あの子も大概ね、子狸さんの前だと猫かぶってる疑惑が……

   ※ なんか意地でも子狸さんの上に立とうとするよね


 ※ ひとは生まれながらに平等なのですよ

  ※ おれらは第一位ですけどね

   ※ 一等賞。優勝ですわ


 ※ 正式名称なら仕方ないね

  ※ 仕方ない

   ※ 正式名称だからね。仕方ない


 仕方なく一等賞のお前ら

 一方、アザラシとよく似たひとは青狸さんに怒りをぶつける


海獣「我々の魔法は、この世界のそれとは違う。動力兵は、ハロゥは、相手が悪ければ負ける。壊されるんだ。いちいち感情移入などしていられるものか」


青狸「なにが違う。だから何だ。お前の気持ちなど知ったことか。彼らがどう思うかだ」


海獣「動力兵は機械だ。機械に不調を訴える機能を組み込んだところで、同情して何になる? 私は指示を出す。それだけでいい。それが最善だ」


 両者の主張は平行線だ

 どこまで行っても交わることはない


 青狸さんの前足に力がこもる

 ひたいを打ち付けるようにして、青狸さんは怒鳴った


青狸「おれが! お前を気に入らないと感じている! この感情が、彼女が機械ではないと命じる絶対の証拠だ!」


 ワドマトは、笑った


海獣「血は争えないか……?」


 かつて子狸さんは、命の定義に自分が生きていてほしいと思うことと言った――

 

 青狸さんの言うこともわからないではないが

 動力兵とその設計者の間柄は、当人同士の問題であって

 第三者が口出しするべきことではないのかもしれない


 頑なに動力兵の心を認めようとしないワドマトが

 それなのに彼らを呼ぶのは、青狸さんが信じるそれとは異なるきずなの在り方だ


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