賽銭泥棒をこらしめる方法
恐ろしい意見だと思うでしょうが、実現して欲しいです。
令和六年もラスト直前……大晦日の夕暮れにあらゆる神社関係者が集い、賽銭泥棒をこらしめる作戦を考えています。毎年お賽銭を狙う罰当たりなヤカラが出没しているため、神主さん達が困り果てていました。「張り込み作戦は去年しくじりました。張り込んでいると、何故か奴等は気配を読んで近づかないんですよ」「賽銭を回収する策も試しましたが、賽銭箱をいじられる事が不快ですね」「他県の神社さんでは、現金ではなく、ペイ形式でお参りされているそうです」「けど……やはりお賽銭の伝統を守りたいですね」あれやこれや策を出し合いますが、どうにもパッとしません。そんな時、実家がペットショップだという(やや無理矢理だが)神主さんが発言しました。「お賽銭箱の中に、クロコダイルを数頭忍ばせて置けばいいんじゃないですか?」一同、青ざめます。神社での殺生はタブーですので、神主さん達は何も言えません。それでもその神主さんは続けます。「盗みなんかする連中になんか、手等要りません!」全員納得しましたが、やはりその意見は不可……ではなく保留となりました。考える事はどの人も同じです。何年か先には本当にクロコダイルが仕掛けられているかもしれません……どうでしょう?