落日詩
落日詩
ある地方に 帝国があった
とても 栄えていたが
いろんなことがあって 陽は沈んでいった
そんな帝国に 花を手向けよう
むかしあった 栄華に
敬意をこめて 花を手向けよう
帝都の跡地に かつての文明の香りが
かすかに 当時の繁栄のぬくもりと
栄える活気の喧騒を わずかに残して
だがどんな国も いつかは滅びる
そんな帝国が 私に語りかける
むかしあった 栄華が
かつてあったと 私に語りかける
だから私は 語り継ごう
そんな帝国が かつてあったと
陽は いつか沈む