表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/38

28話 指輪渡しと異能

指輪の制作を終えた後はティアナさんを探すことにしたがどうやら次元世界に戻ったらしい。宿の部屋が空いてなかったようだ。


次元世界に向かうとそこには草原の中に一軒のログハウスが立っていた。

あれは昨日購入してきた奴隷とさらわれてきたと思われる奴隷の住まいにしてある。


「ティアナさん少しいいですか」

 彼女を見つけたので声をかけた。どうやらシェイラさんと話していたらしい。女子会というやつでしょうか。

「少し彼女をお借りしても?」

「どうぞ~」



「この辺にしますか」

 無限倉庫に入れてある簡単な豆腐型の建物を設置し招き入れる。中にはテーブルをはさんで椅子が向かい合っているだけの簡単な配置になっている。


 お互い座ったのを確認したのち話を切り出す。

「昨日でしたか確かあなたの一族について聞きましたが本当に私でいいんですね?」

「はい」

「ではこちらをどうぞ」

 箱から指輪を取り出し指にはめる。これで完了だ。ムードもなにもありませんが。



「最後に根源共有(ルーツシェア)

「?!」

「今あなたの頭の中に声が響いたと思います。共有申請が届きましたと。それに承諾してください」

「はい」


承諾が確認されたようでリストにティアナという名前が追加された。フォルマという分類に分けておきましょう。

「今承諾したことであなたも異能が使えるようになりました。といってもまだできることは少ないですが」


今の状態だとステータスの共有ぐらいにしてある。もう少し彼女自身の種族などが進化すれば他の物も解禁されることを説明しておいた。


ステータスの種類はこうなっている。

LV・強さのある程度の指標

HP・生命力・なくなれば死が待っている。

MP・魔力残量、なくなれば魔力欠乏症を発症

体力・スタミナ

筋力・物理攻撃力

防御・物理攻撃に対する防御力

魔力・魔法攻撃力

魔防・魔法攻撃に対しての防御力

敏捷・素早さ・知覚速度に関係

知力・賢さ、知識の吸収力に関係

抵抗力・状態異常に関係する耐性

運・ラッキーなことがあるかもしれない


 これらのうちこの世界にあるのは抵抗力以外だ。世界が違えばまだ種類が違うかもしれませんが。

一般的な人の能力値はこうなっている。来る前にウォルロックさんにいただいたデータだ。 

人間

LV10

HP:150

MP:15

体力:50

筋力:50

防御:30

魔力:15

魔防:15

敏捷:40

知力:30

抵抗力:30

運:50 

 ここから魔物を狩ったりしたり日々の鍛錬で上昇したりするようになっている。一般人は魔法関係が低いが高ければ騎士や魔法使いなんかになるそうだ。

 貴族、王族はこれより格段に上だそうだ。優秀なものが貴族になったりするものだから当然かもしれませんが。


ちなみにティアナさんの能力値はこうなっている。 


ティアナ

獣人(銀狼種)

LV76

HP:3021

MP:1600

体力:2340

筋力:2562

防御:2106

魔力:1378

魔防:3204

敏捷:4596

知力:4732

抵抗力:2195

運:956

 獣人は魔力関係が低くなるもののようだが彼女は例外だと思っていいだろう。成長率が普通とは違う。

 抵抗力は存在しないが共有したことによって彼女のステータスに存在するようになっている。共有できるものは大きなものとしては異能・スキル・能力値・感覚が存在している。他にもあるがあまり使わないものなので今はいいだろう。


「共有といっても今はこちらから制限をかけているのであまり変わった感じはしないでしょうが」

「ご主人様のすてーたす?というのは見せていただけないのでしょうか」

「ん?いやぁ見ない方が良いと思いますが」

「ぜひみせていただきたいのですが」

「じゃぁどうぞ」

 

レルム

根源の管理者・( )神

LV( )

HP:( )

MP:( )

体力:( )

筋力:( )

防御:( )

魔力:( )

魔防:( )

敏捷:( )

知力:( )

抵抗力:( )

運:( )

スキル:<全能>etc・・・

異能:<根源共有><一蓮托生><無尽蔵>etc・・・

称号:神喰らい・神滅ぼし、etc・・・


 ( )神なんてありますが特に仕事がなかったので空白になっています。もう一つは進化を重ねた結果ここに落ち着いたようなものでした。称号も同じようような感じです。

 能力値は・・・バグったとしかいえないですねぇ。 正直数値なんてものはあてになりませんから別に構わないのですが。

 スキルは自身と配下全員の物を使えるようにはなっていますが所詮借り物、持ち主よりうまく扱えるかはまた別の話です。たくさんありすぎても扱いきれないのである程度絞って使っている人が大半になっています。




指輪も無事渡し異能について説明したところでそろそろお開きだと思ったのですが。

「で、なぜにこちらに迫られているのかお聞きしても?」

 先ほどからじりじりとこちらに歩みを進める彼女に問う。

「ノア様とメリア様から許可はいただいております」

 何を?と言いたいが察してしまった。おそらく街の外壁にいる時になにか吹き込んだのでしょう。どこから知ったか知りませんが異能の無駄使いだといいたい、が人の事は言えない。似たようなことしている身としては。


え、ちょっとタイムタイム心の準備が・・・・・・・



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ