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18話 ギルドからの呼び出し

 街に帰った後、常時討伐依頼の報告をし宿に戻ることに。

 ニック君はしばらく起きないので部屋で寝かせておき、ミアさんも部屋で休ませた。


 「レルム様~ギルドの人がきてるよ~」

 部屋で休んでいると下で働いていた

 ルトさんが呼びに来たようだ。

 

 

 一階に降りるとそこにはギルドマスターの姿が。

「何のようでしょうかギルドマスター直々の呼び出しとは」

「ああ、実はな盗品の買戻しの相手の都合がついてだな今いけるか?」

「いきましょう」

「すまんな帰ってきたばかりで、助かる」

 帰ってきたばかりなのは把握しているらしく少し申し訳なさそうにいう。


「ほかに誰か連れても?」

「まぁいいだろ」

ゴクドーさんとノアさんを連れていくことに。

ろくでもない相手だった場合の威圧担当と読心担当の二人だ。


「ところで先ほどギルドに行きましたがその時にいえばよかったのでは?」

「それはだなお前らとすれ違いだったらしい俺が相手を連れて戻る前にお前らは報告を終えて出て行ったってことだ」

「それはそれはタイミングの悪いことで」

「まったくだ」

 溜息をはきながらいうギルマス。ギルマスの仕事はどこの世界でも忙しそうだ。

やりたいとも思いませんが。


「今更ですがギルマス、あなたの名前を聞いてませんでしたね」

 この人だけ名前を聞いていなかったのを思い出し聞くことに。


「ライルだ。言ってなかったか?   ・・・ああいってねぇなあんときはゴタゴタしてたから忘れてたわつぅかギルドの全員といってもいいぐらい名前じゃなくてギルマス呼びなんだよなぁいやその方が楽なんだがよ、昔は俺もそれで呼んでたしよぉ」

 ギルマス改めライルさんの愚痴を聞きつつギルドへ。

 

 

 買戻し相手の情報は昔、ライルさんがお世話になった貴族だそうだ、ならおそらく話は通じるしょう。貴族は話が通じないのと通じるひとがいますから。

 

 そして2日前の盗賊もどきが襲撃しようとしていたこの国、エステラルス王国のお姫様も一緒だそうだ。

 今更ですがこの国の名前がエステラルス王国と知った。さらにこの街の名前はルックルだということも。ほかの皆さんは知っていたのだろうか。私だけ知らなかったのならかなり間抜けですよ。

 


 いろいろ話しているうちにギルドに到着しました。

 昼間は冒険者は出払っているのか人が少なく感じられますね。

「人が少ないですかね」

 気になったので聞いてみた。

「今はゴブリンの集落の調査に向かってるからな他の場所にもあるかもしれんってことで」

「そうでしたか」 

 

「だが、昼は大体こんな感じだな昼間から酒を飲む奴もいるにはいるが少ない方だな、この部屋だ貴族様と王族様だから失礼のないように頼むぜうちのギルドから不敬罪で罰せられるようなやつは見たかねぇからよ」

「大丈夫ですよ話の通じる相手ならそれ相応の対応をしますので」

「ほんとに大丈夫なんだろうな」

 そんなに不安ですか。責任重大かもしれませんね。あまりやりすぎるとライルさんの首が飛ぶかもしれません。うまいことやるとしましょう。

 

「失礼します。盗品を取り戻した者を連れてきました」

「どうぞ」

 ついてきた二人に目配せをし、それに頷いたのを確認し、ライルさんに続いて応接室に。交渉がうまくいくといいのですが。



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