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15話 下級悪魔戦前

 あれから待ち続けること一時間ほど、

 勝者はニック君でした。

 まぁ、勝ったあとで倒れ伏したんですけどね。

 回復魔法はかけずに自然回復を待つとして

 その間にステータスを見ましょうかね。

ニック

人間 

<LV42>1up

<逃走LV4>

<隠密LV4>1up

<盗みLV5>

<格闘術LV4>3up

<回避LV2>new

<身体強化LV3>new

<魔力操作LV3>new

<成長促進>

<成長限界無視>

 新たに三つ増えているようですね。

 回避は泥団子をよけ続けたことで

 身体強化と魔力操作は感覚をつかんだことで

 メインに格闘術と身体強化を使ったことでレベルが

 上がったようです。

 成長促進によって常人の何倍も速く成長できますからね

 レベルの壁とやらもぶつかることもありませんし、

 人間から進化するのが楽しみですねぇ。

 

 

 休憩をはさみつつゴーレムを相手させていた時

 どこからともなく何かが私めがけて飛来してきました。

 「ぐぉぉぉぉ!」

 もちろんしゃがんでよけました。 

 誰ですか、こんなのを飛ばしてきたのは。



下級悪魔(レッサーデーモン)

LV49

<身体強化LV4> 

<無属性魔法LV5>

<火炎魔法LV5>

<魔法耐性LV6>

<爪撃LV4>

<飛行>

 下級悪魔、ですか。

 凶悪な顔つきをした角あり羽ありの悪魔のようですね。

 二人にはちょうどいい相手になるかもしれません。

 「おー、飛んだ飛んだ

 こんなとこまで飛ぶとはな

 加減を間違えちまった」

 「あなたですか。ゴクドーさん」

 どうやら下級悪魔を飛ばしたのはゴクドーさんのようだ。

 手加減用のガントレットとレギンスを装備している。

 下級悪魔ではあれらを外させることはできなかったようですね。

 「スマンスマン、邪魔したか?」

 「いえ、ちょうどいいところに飛ばしてきました

  あの悪魔を相手に戦わせようかと思いつきました」

 「へぇ、俺も見物させてもらうぜ」 

 「もちろん構いませんよ

  ただ、座る前に向こうの二人を呼んできてほしいのですが」

 「おう、了解した」


 私はその間に下級悪魔(レッサーデーモン)が逃げないように

 周囲に結界を張ることに。

 「ニック君、突然ですが君にはあの悪魔の相手をしてもらいます」

 「は?レルムさんあんた何言ってんだ

 悪魔は魔界にいるもんだぜ?

 地上では滅多に見ないし見つけたら

 逃げろって言われてる存在だぞ」 

 「私たちには関係のないことですねぇ

 現にあの悪魔は深手を負っていますし」

 「嘘だろ?!」

 「てことで戦ってもらいます」

 「いやいや俺じゃ勝てねぇだろ」

 「ミアさんと二人で戦ってもらいますよ?

  それとあなたたちのレベルとあの悪魔のレベル差は

  近いので大丈夫です」

下級悪魔LV49

ニックLV45

ミアLV41

 「これなら二人でやれば勝てそうでしょう?

 対人戦ではありませんが悪魔の方が狡猾ですから

 人間よりも戦闘の駆け引きはできるかもしれませんよ

 それに先ほどからゴーレムの相手ばかりで飽きたでしょう?

 違う種類も相手しないと」 

 「けどミアを危険な目には合わせたくないし・・・」

 「その時はあなたが守ればよろしい

 今までも守ってきたんでしょう?

 それと同じです。

 ですがミアさんも守られてばかりは嫌だと言って

 魔法の習得をしてます。

 あなたの妹さんもあなたと同じように

 あなたを守りたいという意思がある

 妹さんの気持ちを汲むのも兄の務めですよ?

 話しているうちにほら、来ましたよ」

 「お兄ちゃん、私も一緒に戦わせて、

  お願い、足手まといにはならないから」

 覚悟を決めた少女の姿がそこにあった。

 「はぁ、わかったよ。

  そんな顔されたらな、

  弱ってた頃と全然違うのな」

 「衰弱の呪いは精神にも深く影響を

  及ぼしていたようです

  元はこんな感じなんでしょう」

 「聞いてないぞ、レルムさん」

 「聞かれてませんからね。

  言わなくてもそのうち分かったことですし」



 「ウォォォォ!!」

 悪魔が結界に攻撃をしているようだ。

 無駄なのに。

 「勝手に消耗してくれるのは助かるのですが

  自滅しないですよね?

  自滅されても困るので早くいってきてください」

 魔力が半分切ってきました。

 ちょうどいい具合かもしれませんが

 自滅されたら経験値がパーですから有効活用しませんと。



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