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13話 現地人強化第一弾

 異世界三日目、朝になっても襲撃もなく平穏な朝を迎えました。

 誘拐関連で何か痕跡でも残していたらその日に

 襲撃は大体あるものですがそこは抜かりなかったようです

 出発の準備をし一階へ、

 そこではモニカさんは何事もなく仕事に復帰していました。

 


 今日は兄妹の冒険者登録と少しのLV上げに向かいます。

 子供連れで絡まれるのも面倒なので昨日のメンバーに加えて

 ゴクドーさんも連れていきます。見える抑止力って大事。



 レイブンさんとキールさんは狩場の捜索と仕込みにむかわせてあります。

 ルトさんだけは宿で留守番です、一応誘拐されかけたのでモニカさんの護衛ということで。


 

 冒険者ギルドに到着したあとは早速兄妹の登録をすることに。

 子供連れということで注目を浴びましたがゴクドーさんの威圧で強制的に目をそらさせました。

 ニック君は盗みという犯罪歴がありましたがそこはちょっと能力を使って隠しました。

 

 Fランクは見習いだそうで依頼を一つこなせばEランクに

 上がるそうなので西の森での薬草採取を受けておくことに。

 南の森は今はゴブリンがいるので立ち入り禁止です。

 まだ準備が完了していないらしいですねぇ。

 

 兄妹の登録が完了した後は

 先に狩場を探させていた二人に合流した。

 今回兄弟のパワーレベリングの犠牲者はワイバーンの皆様になります。

 西の山脈に住んでいるようで討伐依頼がありましたが

 この依頼はBランクからのようで受けられません

 受けなくても狩りにいくんですけどね。

 

 目の前には頭部以外を土で覆われて身動きの取れないワイバーンが12体

 頭部も口だけはふさがれています。安心ですね

 「レルム様、ワイバーンの確保完了しておりますぞ」

 「いつでもいけるぞ」

 「ありがとうございます二人とも」

 「な、なんだこれ」

 「・・・」

 「それではニック君、ミアさん二人にはこのワイバーンを倒してレベルを

  あげていただきます」

 「俺たちが倒せるわけないじゃんか」

 「コクコク」

 二人ともやはり倒せるとは思っていないようですね

 とりあえずクロスボウを渡す、これなら撃つだけで終わるので簡単だ。

 クロスボウはこの世界にもあったのでそれを購入し

 魔改造済みである

 といってもそんなに改造できる強度もなかったので簡単に

 <貫通>、<毒属性>の二つだけエンチャントしました。

 それ以上やると壊れてしまいました

 やはり素材はいい物を使わなければいけませんねぇ

 

 「ではお二人さんそれでワイバーンを倒してください

  それまで私たちはお茶しておきますので」

 「ええ?!手伝ってくれないのか?!」

 「私もこれでワイバーンを倒せるとは思わないんですが」

 ・・・仕方ないまずは倒せることの証明からしましょうか。

 「ではニック君クロスボウをワイバーンの頭へ向けて」

 「お、おう」 

 ニック君の手を持ち動かないように固定し引き金を引く。

 「ギャァァス!!」

 ワイバーンは悲鳴を上げ倒れた。

 「し、死んだのか?」

 「ええ、これで倒せることが分かったでしょう?

  ミアさんも一回やっておきましょうか」

 まだニック君は動けないようなので放置してミアさんのもとへ

 「あの、ほんとに大丈夫ですよね?!」

 「大丈夫、大丈夫なにかあってもどうにでもしますので」

 先ほどと同じようにワイバーンを倒す。

 「一体ずつ倒したので休~憩」

 二人のレベルは

 ニック LV9⇒LV18

 ミア  LV4⇒LV14

 格上の討伐だとやはり上がり方が違いますね~。

 ちなみにワイバーンの能力は

 ワイバーン

 LV39

 <飛行>、<ブレス>、<咆哮>

 ゴブリンキングよりは弱いですが飛行能力があるということで

 Bランクに指定されているようです

 このワイバーンすべてでどこまでレベルが上がりますかねぇ

 

 


 すべてのワイバーンを狩り終えたのは夕方になる頃でした。

 レベル酔いなんかもあり休憩しつつだったのでそこは仕方ないでしょう。

 その甲斐あってか十分レベルは上がりました。

 ニック 

 LV18⇒LV41

 ミア

 LV14⇒LV38

 これだけあればあとは技術と装備があればそこそこ戦えるでしょう。

 あとは日が沈むまえに帰りますかね。

 門の閉め出しをくらうのもゴメンですし。


 



 エステラルス王国某所


 「まだ見つからんのか!!」

 屋敷の主人の部屋に怒号が響く。

 「申し訳ありません!」

 「闇ギルドの連中も役に立たんし使えんやつばかりだ

  いいか!すぐに探し出せ!聖女の素質を持った女を!」

 「はっ!失礼します!」

 屋敷の主、ボーミル=コルドはエステラルス王国の侯爵である。

 彼は権力欲の強い人物でとある筋から聖女の素質を持った者が

 現れたと聞き聖女の素質を持った者を探させている。

 聖女の素質を持つ者を養子に迎え自分の傀儡にし

 王族と婚姻を結びその父親という事で権力を使い王国を

 影から操ることをもくろんでいる。

 しかし彼は気づかない、異世界からのイレギュラーのせいで

 彼の計画はすでに破綻していることに。



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