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脳出血後のリハビリ習作・400字詰め原稿用紙1枚で何が書けるか(7)

作者: 樹カナタ

脳出血後の失語症状リハビリとして、400字詰め原稿用紙に手書きしていたものです。

恥ずかしいミスがあってもそのままテキスト化しているので、誤字脱字やオチ不明等はご容赦を。

なお、リハビリは現在も継続中です。

六月十四日

 ここの朝礼は、先生と生徒の罵り合いから始まる。少なくとも、私の学校では。

「はぁ、こんな生徒とかいらないんですけど。食べちゃっていいスか?」

「ダメですよ、サメジマ先生。先に食べようとしたら、私があなたを食べます。正々堂々、清い心の命ずるままに」

 校長先生は、ニコニコと笑うが、目は笑っていなかった。

「コーチョーセンセー、サメジマ先生をなぐっていいですかー? 少年の主張っぽく、クラス全員手を取り合って」

「だめですよ。先に殴ろうとしたら、私があなたたちをなぐります。そして食べます」

 校長先生は、またもニコニコ。今度は食べる姿を妄想してしまったのか、嬉しそうだった。

 朝礼は、まだ始まったばかりだった。

 

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