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つめたい

作者: ヘーマ和輝

昔の私は思っていた。距離を「詰めたい」



今の私は思っている。「冷たい」



彼は私の憧れだった。



ずっと遠い存在だった。



その彼が今、近くにいる。



でも、私の話なんて一言も聞いていない。



昔も今も、私が彼に思っていることは同じ。



「つめたい」






令和最初の夏になった。「暑い」



令和最初の夏に怒鳴った。「あ、つい」



夏はとても暑い。



それなのに日中でも扇風機で過ごせと彼は言う。



その言葉につい、カッとなった。



昔の憧れなんて吹き飛んだ。



冷たい彼に熱くなっている私がいた。



昔も今も変わらず、私は熱くて彼は冷たい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] すごくよかったです(こなみ 切ないけど、ほっこりしました [一言] 夏に扇風機のみはつらいです。。。
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