7月21日(晴)攻撃力80 防御力78 MP69
そう言えば何日も水を飲んでないな………と思ったので、湖を探したら簡単に見つかった。
そこで俺はワイシャツを洗い、湖を泳いだ。
エチスケも泳いだ。久しぶりにはしゃぐと楽しい。
ああ………このまま…逃げ出せたらなぁ
とか思ってると、また足に激痛が走った。
突然だったので、沈みそうになったがエチスケが助けてくれた。やはり逃げ出す事は出来ないようだ。
しばらくのんびり寝ていると、物音がした。
目を開けてみるて、そこには羽を生やした女性が
女性の姿は背中に羽が生え、頭に小さな角が生えている。下に進むと、だんだんと黒くなっている。太ももからくるぶしまでは鱗で覆われてるみたいだ。
女性が裸だったもんで近づいてみると、氷の柱が顕現した。
「無礼なり………我は掣肘の二ジェクター であるぞ」
女性は怖い言い方でそう言った。だけど正直
かっこよかった………何となく
ニジェクターってなんなんだろ?と気になって
「ニジェクターって何ですか?」と聞いたら、女性は目を丸くして口を手で押さえた
「お主………剣を持った国民か?」
女性はそう言った
「違いますよ。魔王を倒しに来た戦士です」
正直にそう言うと、女性は尻餅をついた
「ど、どうしたんですか?そんな驚いて………」
「に、ニジェクターも知らぬ戦士等は初めてみたわ
………お主どこから来た?」
「ここでは無い世界………と、言っても分かりませんよね」
「ここでは無い世界?何じゃそれは?」
それから女性に色々教えてあげた。この世界じゃない世界がある事、そこでは魔王なんて居ない事、国王からいじめを受けている事………
一つ話す事に女性の目はきらきら輝いて、その姿には威厳も種族も無くて、ただ少女の様だった
少女の名前は「サクラ」と言うらしい。面白いもんだ、その名前は花の名前だってのに。
お礼にいつか守ってやる。とサクラは言った
嫌な予感がするからやめて。と返したら笑った
ニジェクターについては他の戦士から聞くといいらしい。
しかし………腹減ったなぁ………ここ数日は草と砂しか食べてないからなぁ………
あれ?砂食べて何で生きてるんだろう?
ま、いっか。寝よう




