7月19日 (晴)Lv0 攻撃力72 防御力70 MP49
洞窟からは何とか逃げ出せた………何か変な人間が居てそいつに構ってるスキに逃げ出せた………
だが、気づいた残党が追っかけてきて仕方なく戦うハメになった。
そうして、気づいたのだが数が少ないとコイツら弱い。それと弱いと分かっていても倒せない俺はもっと弱い。
そんなんでしばらく戦っていたその時だった、
突如、風が吹いた。風と共に何かが刺さる音もする
その途端、戦っていたはずなのに手応えが消えた。
冷静になって目の前を見たら、矢が刺さったモンスターがそこに転がっていた。
一体に三本ぐらいの矢が刺さっている。
ぽかんとして、眺めてると足音が聞こえた。
「大丈夫か?」
その問に対し「うん……大丈夫です」と答えた。
歩いてきた男は腰まで伸びた髪に、緑の瞳をしていた。
「ここら辺は危険だ。早く帰った方がいい」
男は刺さった弓を背中の矢筒に入れ、言った
「帰れない。魔王を倒すまでは………」
と、俺は震える様に言う。だけど、男は笑って
「村人が魔王を倒せるかよ。バーーカ」
と言いながら何処に歩いていった。
失礼な男だ、全く………村人じゃなくて戦士だよ。
ま、一体だけど倒してくれたのはラッキーだった。
これで逃げられる




