7月17日 (曇)Lv0 攻撃力56 防御力60 MP38
そう言えば街はゲームとかに良くある西洋風だった
人々に挨拶をしてみれば、笑顔で返してくれた。
子供達も嬉しそうにはしゃいでいて、微笑ましかったが、前の世界の事を思い出しそうになったので走ってその場を後にした。
背中にはバックを背負っていて、中にはあの魔法の本が入っている。いつか役に立つだろう
街を出て、最初に出会ったのはスライム(らしい)
だった。
でもイメージしてたスライムとは違って、黒真珠みたいな色をしていて非常にまん丸だった。それでいてめはビー玉みたいに透き通っている。
しかも小さいので、最初見た時はモンスターだと思わずに指で摘んでしまった。するとスライムは噛んできた。指を噛んでくるのだ。
これがちょっとだけ痛い、けどすぐ治る。
その内何処からかわらわら集まってきて、俺の周りを囲んでわーきゃー鳴くので、剣を向けたら急に一箇所に固まった。
どうやら剣が怖いらしい。
だけど倒さないと前に進めないし………と、剣を振り上げたその時
頭に乗っていたエチスケが「待って」と言った。
エチスケはぴょんと頭から降りて、その大豆ぐらいの大きさしかないスライムと話を始めた。
エチスケのスライム状態で既にまんじゅうぐらいなのに更に小さく見える。
どうやらエチスケによれば「この子達、怖がりであんまり戦いもしたくないみたいだから見逃してあげてくれない」だと。
確かに、スライムはひたすら震えてる様に見えた。
しゃーない。エチスケが言うなら………
と、見逃してそこを後にした。
だが、しばらくしてやはり苦痛が襲ってきた。
どうやら監視役が居るらしい。厄介だ………
攻撃力が1だけ上がっていたのが謎だが、まぁ寝よう
明日はどちらに向かえばいいのかなあ~




