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7月14日 (晴) Lv0 攻撃力49 防御力56 MP36
目の前にナイフがあったら死んでたかもしれない
そんな一日だった。
国から来た団員は国王の犬達で「弱者は要らない」
とか何とかで男を殺そうとしてきた。
オーク達も何とか逃げられたが、見つかるのも時間の問題だろう。
俺も戦おうとしたのだが、男は「逃げろ。そして生きろ」と笑って言った。
そうして逃げてきたが、もう俺には仲間も帰る場所も無くなった。こんな事になるとは昨日の自分は知らなかった。いや、知るよしも無かった。
もう何処にも行こうと思わない。ここで俺はどうにかして死のうと思う。
世界なんて知らない。魔王なんて知るかってんだ
もう大切なモノなんて無くなった俺に価値などないんだ。
しかしもう駄目な様だ。もうすぐそこまで団員達が来ている。
さよなら、異世界




