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そこにある幸せと不幸せ  作者: 御影恭夜
1/6

1.願う少女

初投稿です

不定期更新です。思いついた時に執筆します

誤字脱字があればご指摘お願いします

死にたくない

だが、生きていたくもない

そんな事を想い続ける少女、春風恭華


そこは学校の屋上、家に帰れば父の虐待が待っている

だが、帰るのが遅くなればなるほど父の怒りは強くなる

あんな家には帰りたくない、けれど他に生きる術を知らない

このまま時間が止まってしまえばいいのに…

それでも陽は暮れ、また昇る


「全知無能な八百万の神々よ!己が無能でないと宣うならば、私を此処ではない何処かへつれていけ!」


何もできない自分を棚に上げ神を罵倒する

何も言い返さない存在をただ罵倒し、自分の下がいると思いたかった

故に返事なんかは期待してない


「いいだろう、その世界に未練が無いのならそこから飛び降りろ」


最初はいたずらで後ろからいじめっ子達が言ってると思ったが声は頭の中に響いてきた

死にたくないが何もしなければ当然何も始まらない

このまま何もしないでいつか来る死より違う世界の可能性を選ぼう

さようなら、私を傷つける世界

ありがとう、罵倒した私を助けてくれた神様


「勇気ある君にプレゼントをあげよう」


飛び降りた私語りかけその声はそれ以降聞くことはなかった

そして私の意識は途切れる




「長生きしたまえ………我が為に」



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