表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝えたい想い  作者: Santa
1/11

プロローグ




幼なじみってやつはただ一緒に居るだけで自然と恋愛関係に発展して、それこそよくある恋愛小説のように素敵な恋人同士になれるのだと心のどこかで期待していた(恋愛小説の読み過ぎかもしれない)。



そんな私はもちろん例外ではなくその幼なじみってやつに惹かれて、気付いたときには好きになっていた。



でも彼はどうだ。

中学生になっても私を妹扱いする。

女としてなんてみてくれない。



だからこの気持ちは言えない‥いや、言わないと決めたんだ。いつか彼が私を女として見てくれる日まで‥そんな日が来ることを願いつつ、妹のように振る舞う。



いつか違う人を好きになれたら、それはそれで良いとも思っていて、その思いは今でも変わらない。でも彼を好きだと気付いてから一向にそんな日は訪れる気配がないのも事実だ。むしろそれを許さないかのように、相変わらず彼は私に優しく接してくれて、他の女の子にはあまり見せない甘い笑顔も向けてくれる。私が油断すれば、少し度をすぎたスキンシップも日常茶飯事だ。‥‥と言っても頭を撫でたり、軽いハグをしたりするくらいだが、私の心臓に負担をかけるという観点からすると、度を過ぎていると言っても過言ではないだろう。



私が彼を好きだと気付いたのはいつだっただろうか‥おそらく中学1年生の終わり辺りだろう。男の子より女の子の方が思春期は早くくるものなので、いつか私のことを女として見てくれる、と甘い期待を無意識のうちにしていたのだろう。だから一緒に居るのは幸せだった。生まれたときから一緒に居たから、彼の一番近くに居る女の子はいつだって私‥‥ただそれだけのことなのに、私は期待していたんだ、いつか好きになってもらえると。そう、勘違いしていたから幸せだったのだ。



そんな気持ちで毎日を過ごしていたら、私はもう中学3年生になっていた。もちろん彼もそうだ。お互い中身こそ変わらないが、見た目や知識、その他もろもろ、少しずつ‥でも確実に大人へと近付いていた。いつまでたっても私を妹としか見てくれない彼と居ると、いつからか胸が苦しくなり、2人で狭い部屋に居ると気持ちが溢れ出してしまいそうで、それを堪えるのが苦痛になっていた。




そして微妙な距離感を保ちつつ1年が経過し、私たちは高校生になった。




初めて小説というものを書きます。

私の妄想から生まれた物語です。

誤字脱字が多いかと思います。すみません。


私の自己満足作品になるかもしれませんが、どなたかに気に入っていただけたら幸いです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ