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嘆き。それは高校二年の秋
憂鬱だ
なんだろ、なんか疲れちまった
置いてけぼりの授業聞き流して
解釈違いな友達とだべって
一日だけだったキラキラ校舎を出て
ただ長いだけの通学路を
夢とか希望もなく
また塾へと向かう
誰とも話さない机の上
意味もなくシャーペンをノックして
頬杖とため息をつく
また再放送みたいな一日が終わって
何かに恋することもなく
夢があっても浸かりきれずに
気だるげと少しの眠気の中
今日も何かを探している
周りはだんだん変わっていくし
短い秋が終わりを告げて
もうすぐ最後の冬が来る
優等生とも変わり者とも
なれない僕が嘆いていても
みんなはちゃんとやっているのか
僕はここにはいないのかもだし
存在しない記憶があって
それを必死で守っていくと
僕は言いたい
みんながみんな
何かを抱え
落ちないようにと
歯を食いしばる
その目に僕が
写ればいいかな




