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プロローグ2『剛腕球児』の犠牲者
プロローグ2です。誤字脱字等の報告よろしくお願いします。
プロローグ2
【U学院高校部長視点】
俺らU学院高校の野球部は全国から集った一流の選手だと自負していた。そんな俺達はあの怪物ピッチャー1人に負けた。
守備はエラーこそしなかったものの、ハッキリ言って二流だった。甲子園の初戦では見違える程に動きが洗練されてきていたが、俺達との試合の時点では俺たちが中学生の頃よりはるかに下手だった。
それでも俺達はあのピッチャーの気迫に呑まれ、手も足も出なかった。
結果、あいつの高校は甲子園初出場で優勝し、メジャーからもスカウトが来たらしい。そりゃ高1で160㎞投げる奴がいたら、将来的にはどうなるのか想像も出来ねぇよ。しかも甲子園全試合投げても球速が落ちてなかったし、あいつは正真正銘の『怪物』だった。
まぁ、悔しくはあったけど、あれと同じ土を踏んでたってことでも少しは誇れるな。
これからファンタジーになっていきます。誤字脱字等の報告よろしくお願いします。