第7話 まさかの…
夜までかかりませんでした。(。-_-。)
誤字脱字等のご報告よろしくお願いします。
第7話 まさかの…
地球での自分と決別する覚悟、生物を殺す覚悟で外の森に出た俺を迎えたのは使い魔のジジだった。
【ご主人。とりあえずこの近辺にはご主人以上に強い魔物はいニャかったニャ。】
「そうか、ありがとうジジ。早速魔物がいるところまで案内頼めるか?」
【もちろんニャ。けどご主人その前に魔力を補充してほしいニャ。あんまり動くと消えちゃうニャ…】
「ッ!マジ⁉︎もうちょっと早く言えよ!」
手を当てて力を流し込むイメージをする。
【ちょ!ご主人!入れすぎニャ!…あーあご主人のMP空っぽニャ。】
つい加減を間違えて全MPをいれてしまった。
「やべ…まぁ大丈夫だろ。球体創造でボール創って投げるし。」
ゴタゴタしつつも森の中を歩いていく。
体術Xのスキルのおかげか、自分でも不思議になるくらい初めての森歩きも難なく歩けた。
【あと100m程で接敵するニャ。】
「分かった。「球体創造!」」
球体創造で硬式の野球ボールを創造する。
ジジは見たことが無いので興味深そうに眺めてくる。
【ご主人それはニャんニャのニャ?】
「これは俺の元いた世界で使うものでな……。
そんなことを話している内に、【あと30m程ニャ。これだけ近づいたら向こうから来てくれるニャ。】
かなり急に戦闘の開始を宣言された。
「ちょ⁉︎もうちょい先に行ってくれよ!」
などと言いつつも、覚悟はして来たので少し焦る程度で済んだ。
(残り30m…さぁ来い!ぶち当ててやるぜ!)
肩を回しながら待つこと約2分。
現れたのは“歩くキノコ”だった。
「えぇ!?そこはスライムじゃないの!?確かに移動速度おっせぇなとは思ったけどさ!定番のスライムじゃないの!?なんでキノコなんだよ!ジジ!」
【ニャニャ!?そんニャこと一言も言われてニャいニャ!】
※“魔物がいるところ”としか言っていない。
「そういえば言ってないわ!」手を振りかぶって…
「でもそこはスライムだろ!」足を振り上げ…
「キノコは呼んでないわー!」踏み込み…投げた。
投げられた硬球は時速約360㎞で飛び、キノコを貫通。後ろの木を4本程をへし折った。
「おぉ!速え!2倍以上速くなったんじゃねえの⁉︎」
ーーーーーーー
Lv8に上がりました。
ーーーーーーー
「一気にレベル上がった!10倍だもんな!もっとガンガン上げるぜ!」
【ご主人!レベルが上がるとHPとMPは全回復するニャよ!】
「マジか!うーん…鑑定は後でいいか。なら次はスライムで頼むぞ!」
【まだ言ってるニャ…多分こっちニャ。】
ケイト達はまた定番の敵スライムを求めて森を歩き回る。
読んでくださりありがとうございます。今日中にもう少し投稿出来るかもしれません。




