第七回 鉄砲でバンバン
「コスプレ写真館ありまーす!」
「恐怖の館来て下さ〜い!」
千尋達の通う桜一高等学校に、生徒の宣伝の声とざわざわとした声が校庭に聞こえた。
「何食べる?あ、今川焼き!…」
「あれ食べたーい!」
千尋と未雪はそんな騒ぎ声をぼーっと見ていた。
「き、来ちゃった…文化祭…」
「来ちゃったね〜。文化祭!何食べよっか」
「文化祭か…。おお…おぉ」
「うー。何で未雪はそんなに冷静なの…」
「だって一年に一回だよ〜!楽しまなきゃ」
未雪はGO!と言ってスキップした。
「あー、劇やるのにそんななんで余裕なんだよ…」
「♪〜…。」
未雪はいきなり、スキップしていた手と足を止めて、歌っていた鼻歌も止めてその場にピタッと止まった。
「…」
「え…未雪?」
するといきなり、ずーんと未雪はなった。
「…今日はあんまり暗くなったらだめかなって思って…いつもと違うテレビ見て見たり、朝から豆を箸で五回位お皿に移したりして忘れて元気を出そうとしてたけど…」
「え…え…」
「そっか。今日劇やるんだよね。あ…何かごめんね。一人だけ浮かれちゃって。馬鹿みたいだね。じゃあ周ろうか、ね…」
「あ、未雪?え…ちょっと…」
未雪ずーんとして歩き出した。
「ちょっと流川!未雪がずずーんってなっちゃったじゃん!」
「え、俺?俺が悪いの?」
「当たり前」
千尋と流川はぎゃあぎゃあと言い合いをはじめた。
☆
「あのね…もう…」
≪体育館で劇をやる演劇部(仮)の方は準備お願いします≫
「おおお!つつ…ついに来ちゃった…どうしようどうしようー。110ー」
「警察呼ぶな、警察を。」
「よし、行こう…かな。行こうー。」
ついに本番!
千尋達果たして‼会長様にOKが頂けるのか!
次回でラストです( ´ ▽ ` )ノ
次回作の為に頑張ってます!!
終わりぐちゃぐちゃになってら…ごめんなさいm(_ _)m
ここまで読んで頂きありがとうございます(_ _).。o○