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STORY α 現場

いちいち途中の文がだらだらと長いです。



そろそろクライマックスですね…あと数話ほどで完結させます。


詠んでくれたら感想を書いてくれるとうれしいです・・・


ガチャ と言って扉が開く。


花廉さんの部屋の状況に田中は驚いた。


当然、部屋の大きさにも驚いたが。部屋の左半分と右半分で状況が全く違うのだ。入口がある左半分はひどい有様で、扉から右側は全く問題なしの綺麗な部屋であった。気のせいか部屋の右にも左にも窓が一つずつあるのだが、左側のほうが壁が日焼けしているように思えた。例のメモがある場所は部屋の右半分、つまり全く問題ないほうの部屋の机に置いてあった。小さな丸机の上に、ドイツ語の分厚い本があり、その上に意味ありげに「KHM 15」と書いてある紙が乗っていた。さらに、床に落ちていたカレンダーに15日のところに丸があった。何か予定でもあったのだろうか?

「どうですか?田中さん…何かわかりましたか?」黒川氏がとても心配した顔で聞いてきた。

「そこはまだわかりませんが。一つ質問を、花廉さんは大学でドイツ語について学んでいたのですか?」

「ええ、一応そうですが・・・」

「すいあません、まだ手掛かりといったものはつかめていません…しかしこの一枚のメモ用紙に書いてあることが事件解決の糸口になるのは間違いありません。」

「それもそうですよね・・・。そういえば長旅でお疲れでしょう。寝る場所も、食事も用意いたしますよ。」

「え、ああすいません。あの、事件当時の状況を聞きたいので龍川さんに話を聞けませんか?」

「ええ、すぐによびます。」



また迷子になりそうなほど広い屋敷内を歩く。さっきの応接間に戻ると黒川夫人と龍川がいた。

「凛子は私が見る。おまえは田中さんを個室に通してくれ。おまえに二、三質問があるらしい。」

それから、田中と龍川は個室に通された。

「確か、花廉さんの姿が見えなかったときあなたが一番最初に駆け付けたらしいですね。」さすが執事、疑われているのではないかと緊張することもなく、顔色一つも変えていない。

「はい、花廉様は近ごろ論文を書くとおっしゃっていたので。お部屋から出る暇もないので私が食事をお持ちしたのです。しかしノックしても返事はないので部屋に入ると今のような状態になっていたということです。この屋敷は裏口がありますが南京錠がかけられておりそのカギは私が肌身離さず持っています。正門は監視カメラが付いているのでこっそり外に出るのは難しいです。しかし花廉さまの姿は屋敷中探しても見つかりません。それで私は失踪したと判断し剛佑様に連絡した次第です。」

龍川は一気に言うと短く息を吐いた。龍川の話に何も矛盾点はない。

「そうですか…特に怪しいところはありませんね。ご協力ありがとうございました。また何か気付いたら言ってください、お願いします。」



龍川に部屋に案内された後は。さすがに疲れたのか睡魔が襲ってきた。そのままうとうとしてしまい田中は眠ってしまった・・・


ノックの音で田中は目を覚ました。田中が応答をすると執事の龍川が入ってきた。

「夕食をお持ちいたしました。」田中は外を見る。今日は快晴で月の明かりが窓から差し込んでいた。時計を見るともう八時を回っている。さっきから五時間ほど寝ていたようだ。

「わたくしなりに考えてみたのですが、近ごろ部屋のドアのところに一文字づつ字が書かれてきたのです。誰の仕業かもわからないのですが一応花廉様の失踪に何か関係があるのではないかと思い写真を撮ってきたのです。」と言い龍川が差し出したのは18枚の写真だった。中国語のようにもみえるが何とも言えない。ただの文字列だった。

失礼しますと言い龍川は立ち去った。



また沈黙の時間が来る。田中が考える。「KHM15」に「「すをさんせほさよあ」と「扉に書かれた謎の文字列」この三つの謎は必ず今回の失踪にかかわっている。必ずつながっていると田中のの直感が言っていた。ふいに田中は父が言っていた言葉を思い出した「智吉、いいか物事を同じ見方で見ると全く関係ないように見えるものでも、自分の視線をずらすと必ずどこかにつながっているはずだ。答えのない数式なんてないどこかに必ず抜け穴があるはずなんだ。」そんな話を父が中学生の時、幾何のテストが悪い時に言われた気がするな。


窓を見ると月の角度がかなり傾いている。かなり長い時間考え込んでいたようだ。田中は息抜きにバックから小型ラジオと長編推理小説を出した。午後11時ごろには彼の好きなラジオ番組がやっているのだ。小説の一ページをめくると同時に番組がスタートした。偶然にも小説の書きだしとラジオのDJの一言目が同じだった。

「有名な童話にアンデルセン童話がありますがこれは20個ほどありますが、グリム童話は意外とたくさんのお話があるのですよ。その数なんと200個」

DJはこの発言の後に自分もその長編推理小説を読んだということを明かした。田中はこの番組もDJも好きだった。番組は推ー理ルーム(スイートルームに重ねたのだと思う。)新刊の推理小説やドラマなどのサウンドドラック、主題歌について紹介している番組である。


運ばれてきた食事のデザートを食べながらラジオを聴き推理小説を読むなどという荒業を田中はやっている。

そろそろ日付も変わろうとするとき、田中はあっついシャワーを浴びて、温かい布団にもぐりこみ寝た・・・

いやぁ、自分でも結構いいと思うんですよねぇ


ウルァッ! (((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;’.・

何を思いあがってんじゃぁぁぁぁぁ



グファッ、バタッ(血を吐き倒れる音)



ということで作者が、重症のまま次回作へ続きます・・・

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