STORY α 解二
二か月ぶりですね、読者さんが田中君に会うのは
まぁ、みなさんも待ち遠しいでしょうから(そうだと信じたいんですけど)
前置きはここら辺までにしといて始めまっか!
それでは
はじぃまりぃ~、はじぃまりぃ~
「つまり、花廉さんは壁に仕切られたほうの部屋にいるということです。館内にいるのに見つからないのはそのせいです。先ほど壁が出てくると言いましたよね。その部屋は各階の廊下の突き当たりにある部屋です。ちなみに花廉さんの部屋も廊下の突き当たりでしたね」
「それが…」
剛佑氏が言うのをさえぎり田中は強引に続ける。
「それがどんな関係があるか?今からいうことの一部はあくまでも仮定です。ですが意味的にほぼ間違ってないと思います。おそらく花廉さんは自分の部屋の仕掛けから今回のことを考えだしたのでしょう。さらに、今回のことは彼女一人で行えたとは思えません。つまり手助けをした者がいるということです。あ、この手助けをした人がいるというのは仮定ではなく事実です。ちなみにその協力者が誰かはあえて今は言いません」
「では、田中さん。花廉の部屋に会ったKHM15といのはどのような意味を持つのですか?」
黒川夫人が小さな声で細々と訴える。
「ええ、気になるのはわかってます。ですがそれはあとです。まずは今回の重要人物の花廉さんに登場していただきましょうか。きっと彼女の協力者から今日僕が謎解きをすることを知っているはずですから。あ、でもどこにいるかわ分かりません。まぁ、自分で出てきてくださると思いますから。あなたのやりたいことはわかってます、でもいてくれなきゃ困るんです。最後にパッと出てきてもらったら僕が共犯者になっちゃいますから。僕はあくまでも第三者です。貴女の事情に介入するつもりはありません」
田中が言い終わるとどこからともなくスリッパの音が聞こえてきた。フローリングの床にスリッパの音はよく響くのだ。
「私も驚いてしまいました。実に綺麗な論理構造です。あ、自己紹介が遅れましたね。黒川家長女の黒川 花廉と申します。どうぞよろしくお願いいたします」
田中は初めて今回の件の当事者、黒川花廉に面と面向かった。母親譲りの丁寧な物腰に清楚な顔立ち、その顔にも父親からもらったと思われる難局にも屈しない意思。町でアンケートを取ったら98人がきれいだと思えるような人だろう。
「はじめまして、今回の件を担当する田中智吉と申します。それにしてもよく考え付きましたね。解いてるこっちが驚きです」
「その褒め言葉ありがたく頂きます。しかし解いていらっしゃるあなたも十分な実力の持ち主では?」
「そうとも言えるかもしれませんね。問題という名のルールまたはヒントを与えられてそれを解くものより、0から問題を作る物のほうが一段とすぐれているように思えます。これは皮肉ではなく本心ですから」
それを聞いた花廉は目を細めて笑った。
「あなたって愉快な人ですね。あ、では田中さん続きをどうぞ」
今の二人のやり取りを見て彼女の両親は驚いている。執事の龍川は表情一つ変えず直立不動の状態で立っている。
「では続きを言わせてもらいます。えーとですね、KHM15というのはドイツ語です。その意味はヘンゼルとグレーテルです。この謎単体では意味を示しません。別の件と組み合わせることでは初めて意味が見えてくるのです。龍川さん、そのヒントをくれたのはあなたです」
「私ですか… お役に立てたのなら光栄です」
「そうですか、でもそのヒントをくれたのは故意ですよね?」
「それはどういうことですか?田中さん。どういうことだ、龍川!」
剛佑氏は状況がわからないようだ。
「早からず、遅からず言われると思っていましたが。予想以上にタイミングが早いのですな」
「確かにあなたのヒントがなかったら僕は今回の件を解決することはできませんでした。そうです協力者とは龍川さんあなたです」
田中は普通に言ったつもりだが、剛佑氏には龍川が悪いように聞こえてしまったのかもしれない。
「どういうことだ、龍川!なぜそれを言わなかった!」
剛佑氏に怒鳴られても龍川は押し黙ったままだ。
「まぁまぁ落ち着いてください。言えなかったのは理由があるんですよ。それはですね、依頼主から口止めされていた。そうですよね?花廉さん?」
「お見事です、田中さん」
そう言って花廉さんはにっこりとほほ笑んだ。
まるで自分の作品のできを自慢しているようだ。
なんかいつも次が最終回って言って長引いてますよねwww
本当にあと1,2話で最終回ですから。
今度こそ約束は守りますよ!
ではでは次の投稿があるので、
でも次がいつになるのかがわからないです。。。
気長に待ってください。(お願いします…)
ではでは
また次回!!!!!!!!!
ばいちゃむ!o(^◇^)/




