詩 醜い命
「バケモノとなってまで生きろというのですか?」
「愛する人たちを悲しませるな?」
「なら、そのために私は我慢しろというのですか」
私は醜い 美しくない
だから 生きていてはいけない
誰もが そうではないと言っている
生きていても良いのだと言っている
権利があると言ってくれているけれど
私は私を許せない
私は私を生かせない
生きる意思など湧いてこないから
手を伸ばすなど そんな無駄な事をしないでほしい
「お願いですからこれ以上私を醜くしないでほしい」
「これ以上生かされていると、心まで醜くなってしまうから」