激突2
アルマエルの復活に唖然とするジャックに、ランスが横から飛びかかる。
しかし、ジャックは見向きもせず片手間のようにランスの横っ面を殴り飛ばす。
「私に歯向かったことを後悔なさい。」
そう言うと黒い星はアルマエルの手に吸い込まれるように消え、彼はそのままゲリラ達に紛れるようにしてその場を後にした。
「レーベン、落ち着いて聞いてくれ。あのローブ野郎、ピンピンしてやがる。」
ミツバに状況を伝えるジャックだが、背後には洗脳状態のランスが迫り、正面では新たに集結したゲリラ達がAKMや汎用機関銃M60を構えている。
「そんな・・・確実に命中した筈です。」
返答するミツバだが、ジャックはそれを聞き流すと、迫るランスを後ろ蹴りで吹き飛ばし、その勢いでゲリラの間合いに飛び込み格闘戦を展開した。
武器の使用を警戒しつつ素手で敵を制圧し、定期的に拳か蹴りでランスをぶっ飛ばし距離を取る。基本的にこの繰り返しだが、流石のジャックも息が上がってくる。
「はあ、はあ・・・ぐぇ!」
ゲリラの攻撃が途切れ、ジャックが少し気を緩めた途端、ランスが背後から腕を回し首を絞めてきた。
「く・・・あっ・・・」
ジャックがもがく間に新手が三名、部屋に侵入する。
「・・・ランスてめぇ」
危機的状況に火事場の馬鹿力を発揮し、ブチギレたジャックはランスの腕を引き剥がす。
「いい加減に・・・しろっ!」
言葉を繋ぎながらジャックはランスを両手で掴み上げると、新手の三名に対して投げつけ、ゲリラを吹き飛ばしながら床に投げ出されたランスの頭を蹴飛ばした。
「はっ!え?何・・・?すげぇいてぇ。」
ランスは飛び起き、辺りをキョロキョロと見回す。その表情はいつも通りのものに戻っていた。
「想定し得る最悪な状況に陥ってる。さっさと行くぞ。」
威圧感MAXでジャックは伝えると、足元に転がっていたAKMをランスに押し付け自身はM60を拾い部屋を出た。




