AI造り ー後編ー
それから俺は会社のキャラクター部主任 野田聖子さんへ電話をかけた。
だが出ない。
そこで俺は...
仕方なく鬼電した。
〜〜〜その頃 野田聖子は、昼の3時になるのに寝ていた。
もちろん会社で。
机に突っ伏して寝ていた。
しばらくして、電話が来ていることに気づいた。
クオンさん 147件 電話をキャンセルしました。
そしてまたつかの間に電話がかかってくる。
仕方ないので受けると...
クオン〜電話〜会社のキャラクター部主任 野田聖子
「もしもし 七条クオンです。野田さんですか?」
「え! あ! クオンさん? おはようございます。今回はどのようなご要件でしょうか」
この人今まで寝てたな。
「もうおはようじゃなくてこんにちはですよ」
「え‼ 嘘でしょ! ねえさっさと起きなさい。ヤバいもう三時〜 あ! そういえばどのようなご要件でしょうか?」
隣の人も寝ているのか?
そういえば要件言うの忘れてた。
「あのこれは個人的な依頼なんですがいいですかね?」
それからしばらくAI造りの話とその実体がほしい話をすると
「え! 新しいキャラ作れって? ムリムリムリ!! 仕事が多すぎて無理ですよ。」
「そんなに仕事があるんですか?」
「え? ええ なぜかと言うとね どこかの天才さんがすごいVRゲームつくちゃって1週間で10億ダウンロード突破で、会社も大慌て。この開発主任をなぜ会見に呼ベだのなんだの言ってるマスコミをなんとかしたりで大変なことになってるんだからなんですよ。」
これ完全に愚痴やん
「はいはい すみませんでした。 というわけで 作ってもらいますよ」
「え? 人の話聞いてました?」
「ん?もしかしてそんなに激務がしたいの? このゲーム開発者があなたにキャラクターを作って欲しいと言ってるのですがね〜〜」
野田聖子は打算的に考えた。
もしかしてこの激務押し付けられるのでは?
そして腹の中でほくそ笑む。
「いえ やっぱりできます。」
「そうですか ありがとうございます。」
いや〜 この野田聖子さん チョロいな
「とりあえず、二人の女性でお願いします。
AIと設計図を送っておきますね。
それと細かい注文なんですが、
一人目の髪はカスタードクリームのような髪、で目は青色でお願いします。
二人目の髪は銀髪の目は白でお願いします。
あ‼言い忘れていましたけど、
二人とも露出は低めのボデイーラインはくっきりとまではいかずとも、きれいに、
そして二人はロングヘアのクール系美女でお願いしますね。」
数分後…
野田さんは想像以上の容量の設計図と予想以上の注文に自分が放り出した仕事よりも多い仕事量に発作を起こしながら仕事を進めるのであった。
(もちろん残業)
そんなとき、頼んだ依頼主は、自分のVRMMOサーバーでくつろぐのであった。