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似非忠臣の悪役令嬢

とりあえず投稿します。三話に同じ世界の話が続きます。

「殿下は騙されているのです。卑しい身分でこの学園で過ごしていることがすでに間違いなのです。同性に嫌われているのに、異性にだけ好かれているのがその女の性格を表していますわ。

その女への指導は私が受け持ちましょう。ですから、殿下や皆様はご自分の正しい行動をなさってください。

皆様が悪いんではないのです。市井のイヤラシイ女のやり方なんて知らなくても当然ですから」


 今度の悪役令嬢は、あることないこと殿下に忠告と称して告げるタイプのようです。

殿下のことを思って言っているだけ、悪いのは全て私。

 理路整然と背筋を伸ばして話されている様は、なるほど、耳に痛い忠言をする誠意をもった方のようです。

 悪役令嬢ですから、当然本当のことを言っているわけではなく、本人は気付かれていないと思っているだけで殿下はカロリーナ様のなさったことの証拠もちゃんと持っておられるわけですが。

 具体的には、私をご自分のサロンに呼んでおいて

「あら?私の高貴なサロンに呼ばれもしないドブネズミが紛れ込んでいるようだわ」と皆様で嘲笑した挙句、「ドブネズミはやはりこの色でなければね」とドブの水を全身にかけたり、「あなたにお似合いの服にしておいて差し上げたわ」と言ってズタボロに制服や運動服を切ったりしたことですね。


「お前が行ったことはもうわかっている。今なら正直に言って謝罪すれば、婚約破棄は免れなくとも悪いようにはしない。

カロリーナ、目を覚ませ!貴族としての誇りを取り戻せ!!」

今回のキュリオ殿下は慈悲深く愛情深い方です。今のカロリーナ様を愛しているわけではないでしょうが、幼い頃からの婚約者ですから情は持ち合わせておられます。引き返す最後のチャンスを与えておられます。

 ただ、残念ながら殿下の手は私の腰を支えていますから火に油を注ぐようなものです。


「殿下は何をおっしゃってるのですか。私は何もやっておりません!そして、将来にわたっても殿下の横でこの国を支えていくのに私以上の者は存在しないと自負しています。

貴方!!いつまで殿下にくっついているのかしら!殿下がお優しいからとつけ上がるのもいい加減になさって!!」


これは婚約破棄されても改心しないパターンかもしれません。それはなんとしても回避したい未来です。

中途半端ですが、最初に毎日投稿するのを怠ると続きを書けなくなりそうなので投稿します。


読んでくださってありがとうございます。

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