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my name is

「そもそも黒い体毛を持つビスト自体珍しいのです。世間からは好奇の眼で見られてしまうのです。」


(まぁそうだろう。珍しいだけでなく魔王の可能性ありならなぁ......)


「そうなのか」

「はい。」

「ふぇぇぇ」


(話終わったのか?)


「で、ニアと刀のお姉さんはどういう関係なの?」

「ぇ?」

「え?。」


 え?


「か、感想それだけなのですか?」

「え、うん。魔王とか正直わからんし」

「いや、恐ろしくないのですか」

「......」

「いや、お前のほうが怖いし」

「な、なるほど...」


「...ぅう...しんじて...いいんだよね?」

「うん?」

「ぅわぁあああああああぁん!!」


大粒のそれは息が詰まるほど綺麗で

有無を言わさず心に刺さり

響く部屋を淡い色で濡らしていった。













「うぅ...ずずっ」

(泣き止んだか?)

ずっと刀のお姉さんが抱きしめていたため見ていいものか声をかけるべきか時間は長すぎて足が痛くなった

赤い顔を上げ眼を見つめられた


「ごべんなざい...」

「うっ、おう。なんかありがとう?いい泣き顔でした?」


スパーン!


「はい。ご無事で何よりです。」

「あの、わ、わたしうれしくて...」

「お嬢はあまり良いとは呼べない幼少期を過ごしてきた。貴様にも想像はつくだろう。」

「も、モガミ!わたしこの人にも手伝ってもらいたい...」

「え、いや。それとこれとは......」

「だめ???」


(うわあああああ!その上目遣いはさすがの刀さんも耐えられんだろ!!)


「わ、わかりましたが!この男の素性がわかるまでは...

「も、もがみぃ」


完全に押されている。

大きなため息をつき決心したように眼を開く。


「ま、まぁいざとなればわたしがいますしね!!」

「モガミ!!ありがとう!」


(この男っ!!...ニアがこんなわがままを言うなんて...)


知らぬ間に話が進んでいる

たぶん悪い話ではない...はず...


「え?なんか決まったの?」


ギロッ


「変な動きを見せてみろ..その首つながったままでいれると思うな」

「ひいいいいいい」

「見たところ知識は愚か、行く当てもないのだろう。だから貴様にはニア様のために旅に同行してもらいたい。」

「明らかに見下されてるよね!?」

「選べ。」


ニアに見えないように刀身が光る

(そんなことしなくてもいいのに...ニアのこと大切なんだな)


「わかった。この世界にはあまり詳しくないから俺のことも助けてくれると助かる。」

「うむ。良かろう」

「あ、改めましてニアと言います。それでこの人が護衛のモガミです」

「よろしく。」

「うん。」



「俺は記憶喪失のツカサ。これからよろしく」

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