ちょっと一休み
夏真っ盛りの、とある平凡な日のこと。美雨は、花音の部屋でお茶会を楽しんでいた。
「いやあ、久しぶりですねー、こうやって花音とお茶するの」
特別で平凡な時間を満喫する美雨の言葉に、花音も頷く。美雨の猫耳がぴょんぴょん動く。
「そうねー。最近はかなり忙しかったし、丁度いい息抜きになるわ」
そんな花音の言葉に、美雨はふと、
「そう言えば、例の組織、どうしたんですか?」
と尋ねた。花音は、ああそれ、と気だるそうに呟いて、
「一応、本拠地の場所は分かったんだけどね。まあ、美雨の件もあるしちょっと恨みがあるから、私たち藤堂で直々に潰そうという話にはなったんだけど、海水浴事件もついこの前のことだし、少し休養期間を設けることにしたの。私の両親もそれなりの歳だし、入念に準備していかないとね」
と答えた。
美雨は、驚いた様子で、
「花音が自分で行くんですか?そんな考え、私だったら浮かびませんよ」
と話した。花音は、
「よく、世間からずれてるって言われるわ」
と苦笑した。
「それで、いつ行くんですか?」
「それがね、明日なのよ」
「明日?随分余裕そうですね」
美雨の問いかけに特別な反応を示すこともなく、花音は飄々と答える。
「この前捕らえた男どもがあんまりペラペラしゃべるから、大体組織の構成がわかってるのよね。それで、つい警戒心も薄れちゃって」
そんな花音に、
「花音のことだから大丈夫だとは思いますけど、気をつけてくださいね」
と美雨は諭すように言う。分かってる、と花音は深く頷いた。
「無事に帰ってくるわ。またお茶でもしましょう」
「はい!」
そんな話も含め、楽しい時間が流れ、そのうちにお茶会はお開きになった。
このままバトル回に移ると休憩できないので悩んだ末のこのお話。物足りないかもしれませんが、ご理解のほどお願いします。ほんとに。すみません。




