表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
身分を超えた冒険  作者: momonga
23/40

計画

城に移された新しい住まいの部屋の窓から曇り空の下に広がる街を見下ろしてロダンは考えていた。


隊長が遠方に出向いている間公爵の命令だけ聞いていればよくなったので時間が余っていた。


このところずっと雨ばかり降っている。


街の人は降り続く雨にたいそう参っているようだった。ロダンは今まで暮らしていた城下町を思い出しアパートの管理人のおばさんは元気かと思った。また気晴らしに一人で湖にも行きたかった。

気がつけばずいぶん身なりも立派になっていた。そして前よりも物に囲まれ豊かになった。


しかし何も無くて飾らない生活も気に入っていたのだ..。


広く綺麗な家具の揃った部屋を見渡してロダンはそう思った。


と、そこへ開いていた部屋のドアから公爵が入って来た。


公爵はロダンの隣に来ると同じように街を見下ろして言った。


「..見ろ、ロダン。あの変った色の傘は我が国と関わりの深い隣国の使いの者たちを表している。

もうここまで来ているとは。」


公爵はダイヤのネックレスを胸ポケットから取り出しそれを眺めながら言った。


「あと少しで私の計画も完了する。


..仮面男は少しの間封印だ。


今度は君にある荷物を運んで欲しい。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ