壱:行き違いの災難。/柴田勝家
― 一五四五年(天文十四年)那古野城
柴田勝家は実直な男である。
良い云い方をすれば真面目な正直者、悪い云い方をすれば愚直で頑固であった。付き合い辛い手合いではあると、自覚はしている。
だがその性格を「真っ直ぐで心地善い」と主君である織田信秀は気に入ってくれたようで、今や織田家の重鎮の一人となっていた。
勝家は信秀を敬愛している。良き主に仕えていると云う自覚があった。故に織田家を支え守らねばと強く思っていた。
だから一つ、どうしても許容出来ない事があるのだ。
「殿、お考え直し下されっ」
「おいおい権六ぅ。まだ云うか、お主は」
廊下をどすどすと足音を立てて歩みながら、勝家は主へ縋り嘆願する。勝家は必死なのだが、当の訴えられている信秀はなんとも軽い調子であった。
「それと、ここの主は吉法師だぞ? 俺の事は大殿と呼ばんか」
「拙者はそこにまず納得がゆきませぬ。何故、吉法師様に城を与えられましたかっ」
「あいつが正室の長子だからだよ」
そう云って信秀は立ち止り、後ろを追っていた勝家へと振り返った。
三十五を越え、ますます男ぶりに深みが増して来た精悍な顔立ち。眼差しは今でこそ柔らかいものの、一度戦へ出れば獣の如き鋭さを露わにする事を勝家は知っていた。多くの側室方が夢中になるのもわかる、大層な男前である。
これで下半身に節操があれば云う事ないな、などと思わないでもないが。
「今更ほじくり返すなよ。あいつに那古野城をやったのは、十年も前の事だぞ?」
「その際も拙者は僭越ながら反対致しましたっ」
「そうだったか。お主は頑固だなぁ。女子はそう云う男を好かん」
「そ、そのような話はしておりませぬっ」
「はははははっ!」
必死になる勝家を軽快に笑い飛ばして、信秀は歩みを再開した。その後を追いながらどうにかお止めしなくてはと思うのだが、上手い言葉が浮かんで来ない。
すると前方から、よく見知った顔が現れた。すぐにその人物は信秀へと跪く。信秀は嬉しそうに、「おお」と声を上げた。
「政秀、参ったぞ」
「よくぞお越し下さいました、大殿」
那古野城の二番家老にして吉法師の教育係――傅役である、平手政秀である。老齢に入り髪は白くなり、顔にも年齢相応の皺が刻まれているが、どこか隙のない老人であった。
正直なところ、勝家はこの政秀が得意ではない。正面から挑んでも何かと煙に巻かれてしまうと云うか。吉法師の事で喰ってかかっても、いつの間にかするりと逃げられてしまっているのだ。仕事には真面目に取り組む善き家老であるが、吉法師へ傾倒しすぎていると感じてもいる。信秀を何の迷いもなく大殿と呼ぶ所からもそれは明らかであった。
「して、吉法師はどこだ?」
早急に己の子の所在を信秀は問いかけた。それに対し政秀は体を強張らせると、「申し訳御座いません……」と弱々しい声で謝ったのだ。
何故謝るのか。それは今――吉法師が城に居ないと云う事を示す。
「今日、と……ごほん、大殿がお越しになると事前に申しておいたであろう、平手殿!」
「弁解の言葉も御座いません……」
「よい、よい。怒るな権六。あやつの事だ、待ちくたびれてどこぞへ逃げたか」
「誠に申し訳なく……。今、万千代めが連れ戻しに向かっております故……」
「万千代なら大事ないな。任せておけ、任せておけ」
そうしてまた軽く笑って、信秀は「適当な部屋で待つか」と云った。この体たらくにお咎めが一切無しと云う事に勝家は納得が行かないが、当の主君がこの調子である。何も云えず、憮然とするしかなかった。
額に浮いた汗を拭いながら政秀が案内するべく立ち上がったが、そこで勝家は声が近付いて来る事に気付いた。
大した大声ではないはずなのだが、不思議とよく通る声であった。
信秀と政秀も気付いたのか、立ち止まり声のする方へつと顔を向ける。
「――と申しましたでしょう?」
「そうであったか?」
「何で忘れるんですか、まったく。怒られても知りませんよ」
「その時はそなたも道連れじゃ」
「なんですと」
それは二人分の声であった。困っている声が苦言を呈しているが、云われている方は春風の如く軽やかに受け流している。
互いの声には温かな親愛が聞き取れ、親しき間柄である事が知れた。
「おお、帰って来たか」
笑いながら信秀が云う。
もうすぐ側まで声の主達は近付いて来ているのか、ようやく馬蹄の音も聞こえて来た。二頭分である。建物の陰から予想通り二頭の馬とそれに乗った若武者が現れる。片方の馬は二人で乗っていた。小柄な方を守る様に前に乗せ、背の高い者が手綱を握っている。その二人乗りの方を守る様に両脇を固めた男が二人おり、彼らの手には槍があった。
「別に外へ出るなー、なんて云いませんよ。でも大殿が来るって云う時くらいは大人しく城に居て下さいって」
「ただ待っておるだけでは暇であろ? ちぃとばかし出ても善いではないか」
「少しじゃないじゃないですか。呼びに行かなかったらずっと帰って来ないつもりだったでしょう? ……勝三郎も少しは引き留めてくれないか?」
「殿の望みを叶えるのが小姓の仕事ですから」
「今回関しては、ある意味大胆に職務放棄してるからな」
相手を諌めるように話しているのは、丹羽家の万千代であった。まだ十一歳と云う年齢ながら既に才覚を見せ始めており、将来を期待されている少年である。
あくの無いすっきりとした顔立ちで、温厚な性格がよく表れた表情をしている事が多い。今は困っていると云わんばかりの顔だが、それでも厭味な雰囲気を微塵も感じさせないのであった。厳つい勝家からすれば羨ましくもあり、男児として情けなしと思う部分もある。
その万千代に勝三郎と呼ばれているのは、池田家の嫡男だ。年齢は万千代より一つ下の十歳。小柄なせいか、年齢より一つ二つ幼くも見えた。
顔立ちは良くも悪くも普通で特徴が薄い。唯一眉毛だけは立派なのだが、それだけでは凛々しい印象へは少しも近付かない。これから年齢を重ねれば化けるだろうかと、想像するしかなかった。
本来なら家臣の子の一人に過ぎないのだが、勝三郎の母が吉法師の乳母であり、さらには信秀に見初められ側室へ迎えられているので、信秀にとっては義理の息子に当たり、吉法師にとっては乳兄弟であり義理の兄弟でもあった。なんとも複雑な立場に居る少年で、家臣の多くが扱いに困っている。
勝家もその一人だ。血縁ではないのだから主家の子息として扱わなくても善いと思うのだが、義父の信秀が結構な可愛がりようなので無碍な扱いは不興を買いそうなのである。これで勝三郎が傍若無人に振る舞っていたらさらに頭が痛い所であるが、勝三郎自身は大人しい少年である。
ただ、吉法師に対して従順過ぎた。今の万千代の苦言も、それの表れであろう。
そうして万千代を困らせ、勝三郎を好きに扱う“御方”。
“その方”こそ、勝家が問題視している人物であった。
「吉法師!」
信秀が呼びかければ、吉法師と呼ばれた御子は顔をこちらへと向ける。
端整な顔立ちであった。
街へ降りれば娘らが振り向かずにはいられない、男も惹かれるだろう美しい顔である。凛々しい眉も、その下にある意思の強い眼も、通った鼻筋も、形のよい唇も惚れ惚れするほどに麗しい。
しかし格好が頂けない。傾奇者そのもののような格好だ。
湯帷子の片方を大胆に脱ぎ、袴も穿いていない。胸元から腹にかけてサラシを巻いているのが、“はしたない”にも程があった。髷は目が覚めるような赤い紐で巻かれている。腰には赤い鞘の太刀やら袋やら瓢箪やらをぶら下げて、一体何のつもりなのか。
思わず勝家は目を逸らす。それは羞恥によるものだ。“何の羞恥か”と問われれば、答えに窮してしまうのだが。
万千代が慌てて馬から降りて信秀へと跪く。元から馬に乗っていない二人の男も、それに倣うようにすぐさま跪いていた。勝三郎も慌てているのだが、まだ一人で降りられないのだろう。己が後ろにいる主へ窺うように視線を向けている。
しかし吉法師は馬に乗ったまま、にやりと笑った。
「なんじゃ父殿。もう来ておったか」
尊大にも程がある。父親へ向ける言葉ではない。
勝家は思わず口を開くが、それより先に信秀が呵々大笑した。
「相変わらずであるな、吉法師! 今日はそなたに話しがあると申しておいたろうに」
「何、いつ来るかわからんのでな。体を鍛えに出ておったわ」
「殿っ、よくお戻りになられました!」
「おう、帰ったぞ爺!」
そうふてぶてしく云いながら、舞う様な軽やかさで吉法師は馬から降りた。長い髪が風を孕んでふわりと広がる。
それから、意外にも丁寧な扱いで勝三郎を降ろしてやっていた。慣れているのか、勝三郎は小声で礼を云っているようである。それに対し、吉法師も笑っていた。その笑顔が存外に優しいものであるから、勝家は戸惑ってしまった。あのようなお顔もなさるのか、と。
吉法師はこちらへ向き直ると、懐から取り出した何かを信秀へ向かって投げた。危なげなく信秀はそれを掴み、また笑う。信秀の手には、食べ頃の柿があった。
「わけてやる。旨いぞ?」
「そうか、そうか」
酷く嬉しげに、信秀は云う。なんとも“甘い”事だ。これまでの吉法師の行いに、喜ぶべき所など一つもないと云うのに。
顔をしかめる勝家に気付いたのか、吉法師が視線を寄こして来た。苛烈な眼だ。燃え盛る炎を無理矢理人の目にしたような、直視するとこちらの目が痛むような、そんな眼だった。だから勝家は、無意識のうちに視線を逸らしてしまっていた。
そのような態度の勝家に興味などないのか、吉法師は軽く小首を傾げただけで視線を信秀へと戻した。ざりざり土を踏みしめながら、近付いて来る。
「して父殿、話とはなんじゃ」
「せっかちな奴め。まずは汚れを落として着替えてこい。話はそれからだ」
「改まって何ぞ?」
面倒な、と口にしながら、吉法師は素直に信秀の言葉に従い井戸へと向かった。万千代らも信秀へ許可を得てから、その後をついて行く。
吉法師の背中を何気なく追っている勝家の耳に、小気味良い音がした。信秀が柿に齧りついたのだ。
「お、旨い」
「殿、はしたないですぞっ」
「固い事を云うな。お主も一口どうだ?」
「そ、そのような事……っ」
主君の喰いかけを食べるなど、恥知らずにも程があるだろう。そう考えて断った勝家を、信秀はまた軽く笑った。嘲りの色など欠片も無かったが、勝家は何故か気恥かしく感じてしまう。
しゃくり、また一口柿を喰む。柿の汁が手首を伝い落ちるが信秀は気にしていないようで、吉法師が去って行った方をじっと見ていた。
「権六。お主の目にあいつは悪くしか見えていないようだがな」
「……」
「……――あれは、俺を超えるぞ」
まるで託宣の如く厳かな声で、信秀は云った。
口元には獰猛な笑みが浮かんでいる。『尾張の虎』と呼び恐れられる、猛将の笑みだ。
まさか、と勝家は口に出来なかった。
平素であれば苦笑交じりに云っていたかも知れない。あのような“うつけ”に虎を超える事など出来はしないと、心からの気持ちを交えて。
しかし“今の”信秀を前に云う事は出来なかった。
獰猛に笑う口元の上に位置する目が。
吉法師と同じ、苛烈な炎を宿していた故に。
しゃくり――柿を齧る音に、勝家はハッと正気を取り戻した。信秀はしゃくしゃくと柿を食べ尽くし、勝家へニッと悪戯小僧のような笑みを向けた。
「なんてな?」
「――と、殿っ?!」
「だから大殿と呼べと云うのに」
「大殿、こちらでお手をお清め下され」
「おお、すまんな政秀」
いつの間にやら政秀は水を張った桶と手ぬぐいを用意していた。本当にこう云う所では抜け目がない。
種はぺっと庭へ棄てて、信秀は手を洗う。ぱしゃぱしゃと小さな水音。それを聞きながら、勝家はここに来た目的を思い出していた。
信秀を止めに来たのだ、勝家は。
“吉法師を元服させる”と云う信秀を。
「……大殿」
「何だ、権六?」
「何とぞ、お考え直し下され」
「お前」
「跡継ぎは吉法師様ではなく、弟君になさいませっ!」
そう訴える勝家を、信秀は「困ったな」と云わんばかりの顔で見ていた。
そんな顔がされたい訳ではない。いっそ激昂されても善い。受け流されるより、その方が遥かに善いのだ。
「権六、そう云ってくれるな。お前に云われると、困る」
「拙者とて、殿を困らせたい訳ではございませぬ」
「権六」
「吉法師様の“あの”お体では、御当主の責務を果たせませぬ!」
「柴田殿っ!」
政秀が珍しく大声を上げた。厳しい目で勝家を睨みつけて来る。歴戦の将としての、鋭い眼差しであった。口が過ぎると、声が云っていた。
それでも、勝家とて引く訳には行かない。
重鎮ならば皆知っている。
家中の者らにも、暗黙の了解となっていた。
外で噂になっていないのが、不思議な程に。
その事についてさらに云い募ろうとした勝家の後ろから、
「ほう――。愉快な話をしておるな」
冷然とした声がした。
ギクリと勝家の体が強張る。信秀が「あーぁ」と云わんばかりの顔になり、政秀がギョッと目を見開いた。
「と、殿! そのようなはしたない格好はおやめなされ!」
「あーあー、爺はうるさい! 今水を浴びて来たのじゃ、大目に見んか!」
どすどすと大きく足音を立てて、声の主――吉法師は勝家の横を通り過ぎる。それを視界の端に捕えて、勝家もまたギョッとした。
普段は片方だけ下ろしている湯帷子を両方脱いでいる上に、さらしを巻いていなかったのだ、吉法師は。白い背中を隠すのが、長い髪しかないではないか。
「殿! せめて手ぬぐい巻いて下さいってば!」
「お風邪をめされまする!」
さらに万千代と勝三郎がばたばたと通りすぎる。勝三郎は着目点が違う、云うべきなのはそこではない!
「な――なんと云う格好をなさっておりますか、吉法師様ッッ!」
思わず勝家も大声を上げる。それに万千代らは肩を跳ねさせたが、当の吉法師はゆったりとした動作で振り返るだけであった。
そうしてさらされた上半身に――勝家は頬を赤く染めた。懸命に見るまいと目を逸らす。
吉法師の胸部。嫡子であるならば、そこは平らでなければならない。
しかし吉法師のそこには、成長を始めた柔らかな乳房があったのだ。
水に湿った髪が絡みついている様が、やけに淫靡であり、勝家は目のやり場に困ってしまう。
「また育ったか」
「毎日押さえつけておるのに、勝手に育ちよるのだ」
「御前はそれほどでもないのになぁ」
「母上に密告るぞ」
「やめろ。俺が殺される」
何でも無い事のように、父子は会話を進める。その間に万千代が手ぬぐいを肩へとかけ、胸部を隠した。隠したと云っても、半分ほどであったが。
「……殿」
「何じゃ」
「…………大殿」
「ん、何だ権六?」
吉法師が現れた事で、直前までの会話をすこんと忘れてしまったのか。信秀はきょとんと云わんばかりの顔で勝家を見た。
勝家は改めて信秀を見据えて、云う。
「女子である吉法師様に、家督を継がせるのは無理で御座います」
その言葉に――父子は揃って目をぱちくりさせた。「何を云っているのだこいつは」と表情で云っている。政秀も万千代も、勝三郎でさえ似たような表情をしていた。まるで勝家が間違えているかのように。
「……おい、父殿。権六の奴勘違いしておるぞ」
「あれ、おかしいな……。周知の事実だと思ってたんだが」
「柴田様があぁ思っていらっしゃるなら、古渡城の皆様も……?」
「どこで話がねじれたのでございましょう?」
「仕方ない様な気も致しますが」
妙に真剣な顔をして語り合う信秀や吉法師らであるが、勝家は何故そのような会話になるのかが分からない。
今さらしている胸元が、吉法師が女子であると云う何よりの証しではないかと。
「ふん……」
何か思案するような顔を吉法師がしたかと思うと、唐突に勝家へ接近して来た。思わず身を引く勝家の腹を、吉法師はあろう事か足蹴にしたのだ。またも突然の力に逆らう事が出来ず、勝家は尻もちをついてしまう。蹴られた訳でもない万千代と政秀が、ぎゃっと悲鳴を上げた。
「な、何を」
「貴様、わしを女子だと云うがな」
吉法師が、着物の裾を思い切りたくし上げた。今度は信秀以外の三人が思い切り叫ぶ。
しかし、勝家は叫ぶどころではなかった。
すらりと長い足の付け根。
水を浴びたとの事であり、下帯を身に付けていないそこには。
胸部と同じく大人へと成長し始めた“男の証し”が、しかとあったのだった。
「“こんなモノ”をぶら下げておる女子がおるのか? なぁ、権六ぅ?」
にんまりと悪辣に笑う吉法師の顔を見ながら――勝家はあまりの出来事に意識を手放して、卒倒してしまったのであった。
「柴田様しっかりして下さいー!」
「うわぁ、たんこぶできてます」
「いい気味……ではない! 誰ぞ戸板を持って参れぇー!」
「吉法師。やり口がえぐいぞ」
「何を云うか父殿。この手の輩には見せた方が早かろう?」
怒られる覚悟は出来て御座る……!(がくぶる)
でも思い付いたら書きたくなっちゃうんですよおおおおお。人間五十年……じゃない、今や人間八十年。それでも楽しもうと思ったら短い一生。やりたいと思った時にやらなきゃ手遅れになってしまうのですうううう!
そんな訳で大目に見て下され……壁|ω・`)コソッ
歴史“創作”“ファンタジー”なのでやりたい放題……。
歴史的資料(いわゆる史実)はネタとして扱う感じなので、色々とんでもねー感じになると思います。それでも善い方は今後とも宜しくお願い致します。
「こんな逸話があるよ~」「こんな素敵な地味武将もいるよ~」などの情報は随時募集中です。河尻秀隆については特に募集してます!
・織田信長(吉法師)
最初は女体化で書こうかと思っていたのですが、女信様は巷にあふれているので今更私が書いてもなぁ……と思っていた所に、私の中の文字神様が「じゃぁフタナリにしちゃえばいいんじゃなーい」と囁いて来たので、上も下もあるフタナリ様になりました。
これなんてエロゲ。
・丹羽長秀(万千代)
正式に信長公に仕え出したのは天文十九年ですが、母親が織田家一族(信秀の娘?)だと云う説を見つけて、「じゃあ幼い頃から一緒に居ても別にいいよねー」なノリで万千代の頃から……と。この説がマジだったら三代に渡って信長の血縁が入ってる事になってそれはそれで凄いですな……。
・池田恒興(勝三郎)
幼名がわからないので別名から頂いた。幼い頃から一緒らしいのに何で残って無いのか!
母親が信秀の側室になったって云うから、父親亡くなったのか? とか思ってたら、信秀が「養徳院可愛いから超側室に欲しい。旦那と別れて俺の嫁になって!」(拡大解釈)だったので頭壁にぶつけました。恒興的にはどう云う気持ちだったのかな、と想像するとにやにやします。←
・織田信秀
立ち位置が無理ゲーの詰みゲー。ストレス半端なかったんじゃないかなぁと思います。側室沢山いたのもその辺から…………いや、ただの女好きか……。子供二十人以上とかどう云う事なの。
織田家が美形一族だったそうなので、カッコいい人を意識して書きました。と云うか、『尾張の虎』とか既にカッコいい。信長公を跡継ぎにし続けた所もカッコいい。親子の信頼関係いいですね!
・柴田勝家(通称:権六)
お前は出生をはっきりさせろ。(頭抱え)織田家家臣ってなんで有名になってるのに生まれや育ちが不明な人多いの! 何なの! 織田家何なの! 家臣の生まれだの血筋だの気にしてないのね! 根っからの実力主義ですか素敵!←
なんだかこのお話では信長公にぶおんぶおん振り回されて苦労しそうな悪寒。
・平手政秀
美濃の蝮殿を説得して濃姫様獲得して来たくらいだし、喰えない爺様だよねきっと! と云う理想をぎゅうぎゅう詰め込んでいます。
この方は信長公を諌める為に切腹(諌死)したと有名ですが、他にも結構説があるんですね。想像が広がります。
※とんでもない勘違いしてたので直しました!
この時末森城ないよ! 築城されたの天文十七年だよ!(´Д`;)
ど、どこで勘違いしたのか……。大変失礼致しました……(深々と礼)