表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

桜の精

作者: drop

桜が咲いた。

街の景色を染め上げる美しい桜が。

清々しい空色に鮮やかに映える桜色。

君が笑顔をこぼすところを想像できる。

でも私はこの桜が少し憎い。


君が見るのはこの桜ばかり。

隣の私はどこかさみしい。

だから軽く拗ねてみる。


どうしたのと問う君に

妬いたと正直に言えば

君は何に?と首を傾げる。



桜ばかり見る君に、と正直に言えば

文句は桜の精に言ってよ、と笑うから


君を見つめ、

頬に触れ、

少し髪を梳いた。





ほら、桜の精。




そう言うと、君はたちまち

桜の精から薔薇の精になってしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] なんか神秘的です!! [一言] 君、というのは女の子でしょうか? 桜の精など、神秘的でいいなぁと思いました♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ