表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/28

第25話 人の話はちゃんと聞こう。


「ギャウ !ギャウ!」


 休憩していた私達に向かってモンスターの大群が押し寄せてくる。


「よし! 俺が引きつけ「【排除せよ業火よ(リジェクトバーニング)】!!」………」


 この男は、私よりも先に気付いてたらしいけど、攻撃の速さも威力も私の魔法の方が上だ。


 いい加減、コイツも自分が勇者パーティに必要ない存在である事を自覚して欲しいものね。


「キャルメル! どうしたのさ、さっきから様子が変だよ……。魔法は温存しておいた方がいいっていつもキャルメルが言ってるのに、そんなにいっぱい使って……。そもそも、後ろはシルトに任せるって話だったじゃないか」


 レイスが私に対して苦言を呈してくる。信じられない事だけど、私以外のパーティメンバーは、どんな手を使ったのか分からないけど、この男の事を信用しているらしい。


「別にいつもと変わらないわよ。魔力だって私は、そこら辺の雑魚とは違ってまだまだ余裕よ」


 私は勇者パーティに選ばれた程の実力者。この程度でへばる程ヤワな鍛え方はしていないわ。ここで、この男の役立たずさを知らしめて、この勇者パーティから追放してやるのよ。


 でも魔力的にはまだまだ余裕な私だけど、流石にダンジョンを歩き回って疲れたわ……。少し壁にもたれて休もうかしら。


 「あっ…そっちにはトラップが」

 コノエが慌てたように告げる。しかし……。


 カチッ


「「「「「あっ」」」」」


私が壁に手をついた瞬間、床が開き私達は間抜けな声を上げて落下した。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ