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白雪姫 其の八

 美しい白雪姫の噂を聞いて、王子は白雪姫がいるという森へやって来ました。

 しかし、行けど進めど、小人達の小屋が見付かりません。

 小屋へ行けないということは、白雪姫にも会えないということです。


 王子はあきらめて、一度自分のお城に戻ろうと思いました。

「あれ? ここ、どこ? うそ、お城に帰れな~い」


 王子は来慣れない森の中で、すっかり迷子になっていたのでした。

 家来達が見付けてくれるまで、王子はしばらく森の中を彷徨(さまよ)うことになったのでした。

 めでたしめでたし。

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