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里に立って言えば千の口(短編集)  作者: 碧衣 奈美


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シンデレラ 其の五

 継母と義姉がお城の舞踏会へ行ってしまい、シンデレラは一人淋しくお留守番をしていました。

「いいなぁ、継母さんと義姉さん達。あたしも王子様に会ってみたいなぁ」

 そこへ魔法使いのお兄さんが現われました。

「俺の魔法で、お前をきれいにしてやる」

 次の瞬間には、シンデレラの汚れた服がとてもきれいなドレスに変わっていました。

「すてき。どうもありがとう」

 そう言って、シンデレラは魔法使いの顔を見上げました。魔法使いはシンデレラよりも背がとても高いのです。

 シンデレラは魔法使いの顔をじっと見詰めました。

「どうした?」

「魔法使いさん、とっても格好いい……」

「え? ……ふっ、俺に惚れると火傷するぜ」

「いいわ、全身大火傷でも! あたし、王子様より魔法使いさんと一緒にいる方を選ぶ! その方がもっときれいになれると思うもの」

「後で泣いても知らないぜ」

 とか何とか言いながら、結局魔法使いはシンデレラと一緒になったのでした。

 めでたしめでたし。

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